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レポート

【UFC】魅津希がUFC連勝ならず、メインはバンタム級でエドガーがムニョスに競り勝つ!

2020/08/23 00:08

【プレリム】

▼女子ストロー級 5分3R
○アマンダ・レモス(ブラジル/115.5lbs/52.39kg)
[判定3-0] ※30-27×3

×魅津希(日本/115.5lbs/52.39kg)

 プレリミナリーのメインで日本の魅津希が登場。UFC2戦目に臨む。RIZINで活躍中の弟の井上直樹に続く勝利を目指す。2019年8月の前戦は緊急オファーを受け、一階級上であるフライ級で中国のウー・ヤナンに判定勝利したが、今回は本来のストロー級でブラジルのアマンダ・レモスと対戦する。

 レモスは7勝1敗1分で、7勝のうち5つがKO、2つが一本勝ちというオールフィニッシャー。バンタム級でレスリー・スミス戦後(2017年11月)、ドーピング陽性でブランクがあり、2019年12月にストロー級でミランダ・グレンジャーにリアネイキドチョークで一本勝ちしている強豪だ。

 1R、魅津希のセコンドには、同門でUFC世界バンタム級ランキング2位のアルジャメイン・スターリングがつく。ともにオーソドックス構えから。先に右ローは魅津希。ワンツーで飛び込むなどスロースターターを意識して自ら行く。スイッチするレモスも大きな右を振る。かわす魅津希。組んで左のクリンチボクシング。さらに左で差してヒザを突く。右で足を踏む魅津希。ケージ背にするレモスも右ヒザ。右での差しに変える魅津希。

 離れ際に連打をまとめるレモスだが、魅津希はブロッキングも印象はどうか。サウスポー構えから左足で魅津希の腹に三日月蹴りを突き刺すレモス。そのまま蹴り足を前に着地させ、オーソドックス構えに変えると、右から左のワンツーの右ストレートで魅津希がダウン! 鉄槌も受けるが足を効かせてガードの中に入れる魅津希は手首を掴み腰を切って腕十字。離れたレモスに立ち上がる。レモスの左ミドルをガードする魅津希。右で差す魅津希にレモスが払い腰テイクダウン! 魅津希もすぐに跳ね上げて足を効かせてブザー。ダウンを取ったレモスのラウンドに。

 2R、得意の右ローをカーフキック気味に前足に当てるレモス。出入りよりも圧力をかけていく魅津希。詰めて左で差してシングルレッグに入るが、右で小手に巻くレモス。魅津希は押し込んで右ヒジ。右ヒジを返すレモスに魅津希の速い左右! 左右ボディ打ちも。しかしレモスも首相撲ヒザ。押し込む魅津希は足技で崩すが、その右足を掴んで持ち上げテイクダウンはレモス。魅津希はすぐにガードから再び腕十字を狙うが、ここはレモスもしっかり警戒。背中をつけた魅津希は蹴り上げから立ち上がる。レモスはサウスポー構えに。そこを詰める魅津希は肩パンチを当てる。押し込んで魅津希だが、下になってもいる。どちらにつくか微妙なラウンドだ。

 3R、勝負の最終ラウンド。オーソから左ローを当てる魅津希。レモスは右ミドル。さらに右ローにパンチで前に出る魅津希は金網まで詰めて左で差してシングルレッグへ。しかし右で小手に巻くレモスは差し上げると、右で差しに行く魅津希だが離れる。

 左ハイはガードの上も、さらに右ミドルを当てるレモス。詰める魅津希はシングルレッグも差し上げられる。ヒザを突く魅津希に体を入れ替えるレモスを再び回す魅津希。シングルレッグからダブルレッグに移行も差し上げられる。

 離れる魅津希にガード上もミドルを当てるレモスは左フックも。詰める魅津希にケージ背に尻で支点を作るレモスは首相撲ヒザを突き、ヒジ狙い。左ジャブを当てるレモス。右から左の打ち終わりに右を当てる魅津希だがブザー。

 判定は3者30-27でレモスが勝利。ダメージは見えない魅津希だが、1年ぶりの試合間隔が響いたか。2020年11月15日にUFCデビューする村田夏南子(vs.リビーニャ・ソウザ)も同階級。あらためてUFC女子ストロー級の層の厚さも見えた魅津希のオクタゴン2戦目となった。

 試合後、魅津希はSNSで「すみません。負けました。人生初ノックダウンでした。勝てるとどこかで思ってた分、応援してくれた方、楽しみにしててくれた方に申し訳ない気持ちでいっぱいです。少し休んですぐ練習再開します。押忍」と記している。

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