2020年8月23日(日)東京・後楽園ホール『RISE 141』の前日計量&記者会見が、22日(土)都内にて14:00より行われた。
第6試合で対戦するRISEバンタム級1位・良星(=らすた/平井道場)は54.9kg、MA日本キックボクシング連盟スーパーバンタム級王者・戸井田大輝(戸井田道場)は54.8kgでぞれぞれリミットの55kgをパス。
初参戦の戸井田は「今は大変な時期だと思いますが、僕たちが出来ることはリングの中で皆さんに勇気を与えることなのでアツい試合を見せられたらと思います」、良星は「凄い大変な中、試合を組んでいただいてありがとうございます。しっかり練習してきたのでそれを爆発させて、面白い試合をしたいと思うのでよろしくお願いします」と、それぞれ好試合を誓う。
お互いの印象を聞かれると、戸井田は「体つきもいい感じに仕上がっていたので、今まで(の試合を)見たようにフィジカルがあるだろうと思う。明日はしっかり勝てるように明日までリカバリーをしっかりして頑張りたい」、良星は「バッチリだと思うのでお互いに打ち合いましょう」と戸井田に微笑みかける。
戸井田は昨年11月、良星は今年1月に前戦では負けており、悔しい気持ちを持ったまま今日まで来た。戸井田は「前回初めて負けて今までの人生で一番悔しい思いをしました。ああいう負ける思いはもうしたくないので、何が何でも勝とうと思って自粛期間中もやれることをやってきました。明日はそれを出したい」、良星は「前回1月に鈴木真彦選手とやって人生初のKO負けをしたので、課題が見つかって修正してきたので大丈夫だと思います。正直、倒された後の試合で緊張していますが、それを払しょくする試合をします」と語った。
第5試合で対戦する、ムエタイ三冠王・知花デビット(エイワスポーツジム)は56.55kgで50グラムオーバーながらもその場で下着を脱いでリミットいっぱいの56.50kg、京谷祐希(山口道場)は56.35kgでパス。
京谷は「今は世間がこれだけ大変な時期ですが、RISEにしっかり大会を行ってもらってお客さんがお金を払って見に来てくれるので、僕らは命をはって試合を見せていきます」、知花も「元気のない世の中だからこそ、僕たちが試合をやって元気を与えられるような面白い試合が出来ればと思います」との決意を口にした。
お互いの印象を聞かれると、京谷は「知花君はいい表情していたので…会長と練習してきたことはできないです。すいません。あの顔を見たら殴りたいです。殴って勝ちます」と、いつも通り殴って勝つと宣言。知花も「殴り合いは嫌いですが、京谷選手が殴り合いをしたいというので 僕も受けたろと思います。バチバチの殴り合いをしたいと思います」と、殴り合いを受けて立つと言い放った。
しかし、京谷はこれを聞くと「いや、そこまでバチバチはしたくないよ」と言ってはぐらかす。
京谷は怪我のため試合から離れていたが2019年9月のRISEで約3年ぶりに復帰。いきなりRISEバンタム級8位・金子梓をKOしたが、1月大会では志朗に敗れて7カ月ぶりの再起戦となる。
「1月に負けてからトップの選手とやって実力差を感じたんですが、もうちょっと頑張ればできる自信もありました。自粛期間中に最低限できることをしてきたつもりではいます」と、志朗に敗れたとはいえ可能性を感じたという。
対する知花は若手選手との対戦が続いていたが、今回は久しぶりに年上の相手。「どの試合も負けたくはないですし、特にそれ(年齢を意識)はなくて、自分がしっかり自分の動き、得意なもので戦って勝てればと思います」と2019年7月以来の勝利を目指すと話した。