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【UFC】マスヴィダルがティルを2R KO、エドワーズはネルソン降す。修斗で斎藤裕に判定勝ちしたグランディがUFC初陣TKO勝利=3.17 "UFCロンドン勝者コメント

2019/03/19 12:03
【UFC】マスヴィダルがティルを2R KO、エドワーズはネルソン降す。修斗で斎藤裕に判定勝ちしたグランディがUFC初陣TKO勝利=3.17 "UFCロンドン勝者コメント

(C)Jeff Bottari/Zuffa LLC/UFC 

UFC(Ultimate Fighting Championship)は日本時間2019年3月17日(日)に英国・ロンドンのO2アリーナを舞台に"UFCファイトナイト・ロンドン"を開催した。

ウェルター級ランキング3位のダレン・ティル(英国)と同11位のホルヘ・マスヴィダル(米国)が対戦したメインイベントは打撃戦の展開を見せていたものの、第2ラウンドにマスヴィダルの左がティルにクリーンヒットし、ダウンを喫したティルにマスヴィダルが追い打ちをかけようとしたところ、レフェリーが試合を止めてマスヴィダルのKO勝利が決まった。

また、セミメインイベントとして行われたレオン・エドワーズとグンナー・ネルソンのウェルター級はエドワーズがスプリット判定勝ちを収めている。

次回、UFCは米国へ戻り、テネシー州ナッシュビルのブリヂストン・アリーナで日本時間3月24日(日)にUFCファイトナイト・ナッシュビルを開催する。メインイベントにはスティーブン・トンプソンとアンソニー・ペティスのウェルター級が予定されている。

【UFCファイトナイト・ロンドン 試合結果&勝者コメント】
現地時間2019年3月16日(土)、日本時間17日(日)
O2アリーナ(英国ロンドン)

【メインイベント】

▼ウェルター級 5分5ラウンド
×ダレン・ティル
○ホルヘ・マスヴィダル
2ラウンド(3分05秒)KO

※1Rに右ストレート、左フックの連打を浴びたマスヴィダルだが、2R、左構えから左フックをヒットさせたマスヴィダルがパウンドアウト。

◆ホルヘ・マスヴィダル 「この階級、この団体でも俺は超一級品だぞ。おれの番だ。ベルトがいるんだ」
「俺は試合が大好きだ。勝利はおまけみたいなもんだけど、こういう試合が俺は大好きなんだ。物心がついたときからずっと戦ってきた。ものすごく貧乏だったけど、やるべきことをやり続けている。第1ラウンドで崩れてしまったけど、あれで目が覚めた。すぐにやり返したかった。スクラップが気に入っているんだ。ダレンは本当にタフ。ダウンさせるまでに、何度も強烈な打撃を浴びせたのに、ただ笑ってくるんだ。まるで俺が他の相手にしているように。あいつはすごいよ。きっと高みに上っていくさ。俺はベルトをかけて戦いたい。ダレンは1敗しかしていないし、その相手がチャンピオンだ。この階級、この団体でも俺は超一級品だぞ。おれの番だ。ベルトがいるんだ」

【セミメインイベント】

▼ウェルター級 5分3ラウンド
○レオン・エドワーズ
×グンナー・ネルソン
判定2-1(28-29、29-27、29-28)
※2Rにエドワーズは左ヒジでダウン奪う

◆レオン・エドワーズ「世界で一番ハードな階級で7連勝。ティル対マスヴィダルの勝者とやりたい」
「うれしいよ。世界で一番ハードな階級で7連勝だ。自分の進歩には本当に満足している。今は次の試合が楽しみでしょうがない。次の試合(ティル対マスヴィダル)の勝者とやって名を馳せたい」

【メインカード】

▼ライトヘビー級 5分3ラウンド
×ヴォルカン・オーズデミア
○ドミニク・レイエス
判定2-1(28-29、29-28、28-29)

※オーズデミアの圧力を受けたレイエスがスプリット勝利も会場はブーイング。
(※コメントできる状態にないためコメントなし)

▼バンタム級 5分3ラウンド
○ナサニエル・ウッド
×ホセ・キノネス
2ラウンド(2分46秒)サブミッション(リアネイキドチョーク)

◆ナサニエル・ウッド「ここにいるファンが俺のモチベーションだ」
「ロンドンで戦うとなれば、試合に向けて当然、俺のアドバンテージになる。だって集まってくれるファンを感動させたい、それだけだからな。ああ、もちろん、勝つために来ているけど、ここにいるファンが俺のモチベーションだし、もしこれがロンドンのカードじゃなければ、戦ったばかりだったからしばらく試合には出ていなかったかもしれない。今回のロンドンのカードは俺にとってすべてだ。結果も出した。ここにいるファンたちが大好きだ」

▼ウェルター級 5分3ラウンド
×ダニー・ロバーツ
○クラウディオ・シウバ
3ラウンド(2分37秒)バーバルタップ

◆クラウディオ・シウバ「ファイト・オブ・ザ・ナイトがほしい」
「勝利できてうれしい。ダニーはかなりアスレチックだから、抑え込むのが難しい。フィニッシュしようといろんなテクニックを使ってみたけど、ものすごく滑り抜けていくんだ。とても尊敬している。今回の勝利は本当に満足だ。できればファイト・オブ・ザ・ナイトがほしいな!」

▼ミドル級 5分3ラウンド
○ジャック・マーシュマン
×ジョン・フィリップス
判定2-1(29-28、28-29、29-28)

◆ジャック・マーシュマン「軍から離れているけど、UFCのオファーがあれば受けて立つ」
「第2ラウンドと第3ラウンドは打ち込まれなかったけど、第1ラウンドでヒットされて、だからアジャストしたんだ。ボクシングがうまくいったし、向こうの打撃を避けながら、こっちは当てていく。あまり大きな一撃を食らわせることはできなかったけど、ジョンみたいなすごいストライカーを相手にすれば、スタンディングで打ち合うなんてしない。予想通りの相手だったし、第1ラウンドは完全にゲームプランに沿ったわけじゃないから、第2ラウンドと第3ラウンドはアジャストした。もっとうまくなりたい。今は軍から離れているけど、UFCのオファーがあれば受けて立つ」

【プレリム】

▼フェザー級 5分3ラウンド
○アーノルド・アレン
×ジョーダン・リナルディ×
判定3-0(30-26、30-27、29-28)

◆アーノルド・アレン「レスラーを黙らせることができた」
「勝利して、みんなに俺の実力を見せられたことは最高だ。レスラーを黙らせられたってことだからな。前回の試合はまったく俺らしくなかった。25歳、キャリアも長いし、次の相手が誰だろうと気にしない。1年に2試合できればうれしい」

▼ライト級 5分3ラウンド
○マルク・ディアケイジー
×ジョー・ダフィー×
判定3-0(30-27、30-27、30-27)

※ディアケイジーは1R、オーソドックス構えから左のリードエルボーでダウン奪う。

◆マルク・ディアケイジー「相手をスタミナ切れさせられたから圧力をかけられた」
「これをやるために、ずっといろんなことを犠牲にしてきている。これこそ、自分がいるべき場所を証明しているはずだ。ずっと、試合終わりに自分の手をあげてもらうことを思い描いてきた。勝てて本当にうれしい。今回のキャンプは地獄みたいだったから、フィットネスは何の問題もなかった。10ラウンド戦ったようなもんだったからな。相手をスローダウンさせられたから、もっとプレッシャーをかけていけるようになった」

▼ライトヘビー級 5分3ラウンド
×ニコラエ・ネグメレアヌ
○サパルベク・サファロフ○
判定0-3(26-29、26-29、27-29)

◆サパルベク・サファロフ「次はグーカン・サキとやりたい」
「最高。勝利で終われて本当にうれしいし最高だ。次はグーカン・サキとやりたい。前に彼と戦う予定だったんだけど、向こうのケガで実現しなかった。今こそ、彼を打ち負かすときだ」

▼フェザー級 5分3ラウンド
×ダニー・ヘンリー vs.
○ダン・イゲ
1ラウンド(1分17秒)サブミッション(リアネイキドチョーク)

◆ダン・イゲ「あっという間に極めることができた」
「最高の気分さ。たったひとつの仕事を成し遂げるためにここにきた。それが勝つこと。あっという間に極められたから、ものすごく興奮している」

▼女子フライ級 5分3ラウンド
○モリー・マッキャン vs.
×プリシラ・カショエイラ
判定3-0(29-28、29-28、29-28)

◆モリー・マッキャン「絶対にあきらめないこと」
「私が地獄から這い上がってきたことはみんなも知っていると思う。いつもあきらめずにきた。何かを成し遂げられなくて悩んでいる人へのメッセージよ。絶対にあきらめないこと。常に夢はかなえられる」

▼フェザー級 5分3ラウンド
○マイク・グランディ
×ナド・ナリマニ
2ラウンド(4分42秒)TKO

※2017年の修斗で斎藤裕に判定勝ちしたグランディがUFCデビュー戦でTKO勝利。

◆マイク・グランディ「レスリング出身でいつも関節技を狙っているけど打撃でも戦えることを証明した」
「TKO勝利を挙げられて最高だ。ストライカーだらけのチーム・カオボンから来たとなれば、いつだってスタンディングでいけると思っていたからね。今日のメインイベントに出てくるダレン・ティルもそう、ストライカーだ。つまり、ずっと打撃でいけると思っていたけど、レスリング出身でいつも関節技を狙っているから、俺の試合には穴があると言われてきた。ずっとチャンスはあったと思うし、今日はこの大きなステージでそれを証明できた。正直、いつもこれを思い描いていた」

【中止】
ミドル級 5分3ラウンド
トム・ブリーズ vs. イアン・ハイニッシュ

詳細はUFC公式サイト「UFCファイトナイト・ロンドン」にて

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