8月10日の朝倉海とのタイトルマッチを振り返った扇久保 (C)RIZIN FF
2020年8月10日(月・祝)神奈川・ぴあアリーナMMにて開催された『RIZIN.23- CALLING OVER -』のメインイベントで、朝倉海(トライフォース赤坂)と第3代RIZINバンタム級王座を懸けて対戦した扇久保博正(パラエストラ松戸)が、17日(月)に自身のYouTubeチャンネルを更新。試合を振り返った。
何度も「朝倉選手は強かった」と言う扇久保。「1Rは、朝倉選手は最初の2分、けっこう映像を見てめっちゃ動き良いのは研究していたので、最初の2分は僕は手を出さないでインローを蹴ってっていう作戦だったんですよね。で、2分過ぎてからタックルとか入れようって鶴屋さんと話をしてたんですけれど…でももう完全に、コールされる前とか待っている時に、今日はタックルに行くの辞めようと思って。よし今日は打撃で盛り上げようとか勝手に自分で決めちゃって」と、直前になって用意していた作戦を切り替えてしまったことを告白。
「ファーストコンタクトの左ボディはめっちゃ効きました。一発目ボディ…僕も右フックを打ったんですよね。ボディを合わされてそこからは、自分から打つのは戸惑ったところはあるかもしれない。打撃で入りづらくなったところはあったかもしれない」と、一発目のボディが効いたとし、「蹴りを打ってくるとは予想していなかった」と朝倉がハイキックを出してきたのは意外だったとも。
最後に効かされたのはアッパーかヒザ蹴りかは覚えていないが、「(試合で打撃を効かされたことは)あまりないです。見えていないところから打たれたので効いたのかもしれないです」と、見えなかったと話した。
「もっと盛り上がる試合が出来なかったのがかなり悔しいですね」と、試合に負けたことに加えて激闘を展開できなかったことが悔しいとする。
「終わった直後は本当に辞めようと思ったんですけれど、俺はダメだと思ったんですけれど、悔しいので」と、引退が頭をよぎったが、時間が経つと「自分のメンタル面もそうだし、戦略もそうだし、いろいろ本当にめちゃくちゃ課題が見つかったんで」と、まだまだ強くなれると感じたという。
「このままでは終われない。ここからもう一回這い上がってベルトを獲る」と、まだまだ諦めないと力強く語っている。