2020年8月10日(月・祝)神奈川・ぴあアリーナMMにて開催された『RIZIN.23- CALLING OVER -』のメインイベントで、扇久保博正(パラエストラ松戸)を1R4分31秒、TKOに破り第3代RIZINバンタム級王座に就いた朝倉海(トライフォース赤坂)が、試合後インタビュースペースにて喜びを語った。
「素直に嬉しいです。連敗したら終わりだと思っていたので。これが最後になるのかなって、それくらいの気持ちでした」と引退を懸ける気持ちで臨んでいたと告白する朝倉。
扇久保については「戦前の予定とそんなに変わらなかったですね。リーチの差があって僕が当てて扇久保選手の打撃は届かない距離でやっていました。テイクダウンが強いのは分かっていましたが、まず取られないと思っていました」と、想定通りだったとする。
「パーソナルトレーニングでパワーを付けてきたので、大晦日とは比べ物にならないくらいついたのでそれを見せられた」とパワーアップしたと言い、「セコンドの声も聞こえて、その通りに動いたって感じですね。兄からは直前に作戦を教えてくれて兄の言うとおりに動いていました」と兄・未来のサポートも大きかったという。
「大晦日で負けで自分の弱かった部分が分かったので、それを消すために練習場所を変えたり、パーソナルトレーニングをしたり、兄貴と練習する時間を増やしてテクニックを習ってきました」と、昨年大晦日のマネル・ケイプ戦で負けた理由を徹底的に修正してきたとする。
これからについては「チャンピオンとしてまだまだ力不足なところあるので、強くなって世界のトップ選手と戦いたいと思います」と述べ、初防衛戦の相手に指名したい相手がいるかと聞かれると「堀口選手ですね。それをみんなが望んでいると思うし。ただし、お互いが万全の状態でやりたいです。それが年末だったら一番いいですね」と、堀口恭司とお互いが万全な状態で再戦したいとした。
他の選手については「元谷選手も強いと思いましたが、負ける気がしない。石渡選手にも問題なく勝てると思います」とあまり興味はなさそう。
今何がしたいかを聞かれると「まずは今回の試合を見つめなおして、良かったところ悪かったところを見つめたいです。あとは帰ってビールでも飲みたいです(笑)」と答えた。