2020年9月22日(火・祝)エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館第1競技場)にて開催される『K-1 WORLD GP 2020 JAPAN』の記者会見が7月28日(火)都内で行われ、対戦カード第2弾が発表された。
スーパーファイトのクルーザー級3分3R・延長1Rで、加藤久輝(ALIVE)と杉本仁(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)の対戦が決定。
加藤はハンドボール出身で日本代表も経験。2009年から大道塾で空道を始め、2010~2014年全日本体力別重量級5連覇と2010・2012・2013全日本無差別優勝を達成。2013年からはMMAに参戦し、HEAT、Bellator、RIZINで活躍。2018年6月からはK-1にも参戦し、2連勝で2019年3月にK-1 WORLD GPクルーザー級王者シナ・カリミアンに挑戦したが判定負け。再起戦でK-JeeにKO勝ちするも、2020年3月のタイトルマッチでの再戦では王者K-JeeにKO負け。今回が再起戦となる。
杉本はプロデビューから無敗の快進撃を続けていたが、9戦目でK-Jeeに敗れて初黒星。その後も4勝(4KO)でK-1初代クルーザー級王座決定トーナメントに臨むも準決勝で敗退。2019年のKrush初代クルーザー級王座決定トーナメント準決勝でK-Jeeに敗れて試合から遠ざかり、今回約1年4カ月ぶりの復帰戦を迎える。
会見に出席した杉本は「加藤選手という重量級トップと試合ができるチャンスをいただいたので嬉しく思っています。久しぶりの試合でまさかK-1で自分が大阪で試合をするとは思っていなかったので、びっくりしたのとと嬉しいなと思いました」と挨拶。
加藤の印象は「重量級トップの選手で技も多彩でパワフルでアグレッシブな試合をする。とても強い選手だと思う」と評し、「チャンピオンのシナ・カリミアンがいて、自分はまだやっていないのでやってみたいと思いますが、まだ結果が残せていないのでまずは結果を残して挑戦できるようにしていきたいと思います」と、実績を積んでK-1王者カリミアンに挑戦したいと今後の目標をあげる。
「久しぶりの試合で前回の試合よりも身体が大きくなってパワーもついたので、そういうい部分を見てもらってちょっとずつ勝ち進んでいきたい」という杉本。この1年4カ月の期間は「前回の試合でフィジカルの差を痛感したので、トップでやるにはイチから身体を作り直そうと思いフィジカルを徹底的にやってきました。以前は通常体重が95kgないくらいでしたが、今は大きくなって100kg。それでも動ける身体を作ってきました」と、筋トレと食事管理でクルーザー級で戦える身体作りをしてきたという。
K-1とKrushのクルーザー級が激しく動いていたこの期間、「早くそこに加わりたいと思って見ていました」と言い、今回の試合で一気に巻き返すつもりだ。
●加藤久輝のコメント(会見は欠席)「戦う場を用意してくれたK-1のみなさんに感謝します。対戦相手の杉本選手は、アグレッシブでKO率も高い良い選手なので、凄い試合になるでしょう。クルーザー級・重量級は、綺麗なテクニックではなく、一発で相手が倒れる迫力を見せなければ、お客さんは喜ばないでしょう。どちらが倒して勝つか。K-1ファンの皆さん、僕たちの試合を楽しみにしていて下さい。K-1ファンの皆さんのストレスが吹っ飛ぶ試合をします。大阪で会いましょう!」