2020年7月21日(火)東京・後楽園ホール『Krush.115』の前日計量&記者会見が、20日(月)都内にて13:00より行われた。
セミファイナル(第8試合)のスーパー・ライト級3分3R・延長1Rで対戦する、中野滉太(POWER OF DREAM)は64.9kg、瑠久(K-1 GYM横浜infinity)はリミットちょうどの65.0kgで計量をパス。
この試合は延期となった4月・5月大会で組まれていたカード。瑠久は「延期を重ねてやっと来たって感じなので、これまでいろいろな人に支えられて成長できたので明日はそれをぶつけてクラッシュします」、中野は「最初決まっていた日にちからだいぶ経っているんですが、その間、最高の準備が出来たと思うので明日が楽しみです」と、それぞれようやく実現した試合への想いを語った。
中野が「ここ2年、7月の試合には負けているのがあって。とりあえず瑠久選手を倒す。誰が見ても分かるKOを目標にやってきたので分かりやすく倒して、3度目は勝ちで終わりたいと思っています」と、ジンクスを打ち破りたいとすれば、瑠久は「特に精神的部分を鍛えてきました。相手選手を研究して、期間が延びて強くなれる期間が長かったので前向きに練習してきました。自信があるのでぶつけたい。自分は後楽園ホールで負けていないジンクスがあるので、誰にも負けないと思っているので明日はKrushらしいその日一番の試合を見せます」とジンクス通りに勝つと話した。
7月11日に行われた『Krush.114』では、Krushスーパー・ライト級王者の佐々木大蔵が初防衛に成功している。両者の戦いは当然タイトル挑戦へとつながる一戦になる。
瑠久は「凄い意識しています。佐々木選手は先生でもあり師匠でもある。以前、指導員として教えてもらっていたので先生と呼んでいるんですが、師弟対決になれるように衝撃的なKOを見せて大蔵先生に挑みたい」と、師弟対決を実現させたいとする。 中野は「佐々木選手が勝って意識しています。明日勝つことが前提でと思っているので、明日倒して、倒し方によってはタイトルマッチが組まれると思うので、結果がつかないと先が見えないのでとりあえず明日は勝ちます」と、こちらも勝利してタイトル挑戦へとつなげたいとした。
最後にもう一度、瑠久は「明日は盛り上げます」、中野は「明日はインパクトが残るようなKO勝ちをしたいと思います」と激闘を誓い合った。 また、会見に同席した石川直生エヴァンジェリストは「21歳の2人がセミファイナルを務めてくれる。上手くいけば少なくとも5年、長くいけば10年続けてくれる年齢なので、これから先2人がライバルとして何度も拳を交える可能性が高い。アグレッシブな姿勢しか用意していないと思うので理屈抜きで楽しめると思います」と、この一戦に期待を寄せた。