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レポート

【修斗】川名雄生がキャプテン☆アフリカをKOしライト級王者に。前田吉朗は3団体制覇ならず、暫定王者・福田龍彌は正規王者・扇久保博正との統一戦アピール

2020/07/15 13:07
 2020年7月12日、大阪メルパルクホールOSAKAにて、サステイン主催のプロフェッショナル修斗公式戦が、“有観客”大会として行われた。 ▼メインイベント 第10試合 世界ライト級チャンピオン決定戦 5分5R○川名雄生(同級1位・同級環太平洋王者/Y&K MMA ACADEMY)70.2kg[1R 3分48秒 KO] ※右ストレート×キャプテン☆アフリカ(同級2位/総合格闘技道場コブラ会)70.2kg※勝利した赤:川名が第13代世界ライト級に。レフェリー 片岡誠人  メインイベントの「世界ライト級チャンピオン決定戦」では、同級1位の川名雄生(Y&K MMA ACADEMY)が、2位のキャプテン☆アフリカ(総合格闘技道場コブラ会)と対戦。  米国PFLで強豪と鎬を削ってきた現環太平洋ライト級王者の川名雄生は、2019年1月に修斗に復帰し、実力者・岡野裕城を判定3-0でドミネートしている。  対するキャプテン☆アフリカは、2018年11月の小谷直之戦の敗戦以降、グラップリングのQUINTETでも出花宗太郎名義で活躍しながら、2019年6月に修斗でウエタユウに判定勝ち、11月にはABを2R TKOに下し、2連勝を決めている。  試合は、スタンドで対峙し、前蹴り、左ジャブを突くキャプテン☆アフリカに対し、乱打戦に強い川名もジャブ・ストレートのワンツーからパンチをまとめてキャプテンを詰めると、右ストレートで1R KO。  ベルトを巻いた川名は試合後、「またリヴェンジしてちゃんとベルトを持ち帰ることができて嬉しいです。あとはもう世界で惨敗して、これからリヴェンジして、もっともっと世界の強豪と戦って、しっかり実績を上げたいと思います」と巻き返しを誓った。 ▼セミファイナル 第9試合 世界フライ級暫定王者決定戦 5分5R×前田吉朗(同級2位/パンクラス大阪稲垣組)56.3kg[3R 4分57秒 TKO] ※パウンド○福田龍彌(同級4位/MIBURO)56.7kg※※勝利した青:福田が世界フライ級暫定王者に。レフェリー 吉田元貴サブレフェリー片岡誠人 1R 9-10/2R 9-10安芸佳孝 1R 8-10/2R 8-10豊島考尚 1R 8-10/2R 8-10  セミファイナルでは、「世界フライ級暫定王座決定戦」として、DEEP、PANCRASEに続き3本目のベルトを狙う前田吉朗(同級1位/パンクラス大阪稲垣組)と、2連勝中のサウスポー福田龍彌(同級4位/MIBURO)が対戦。  試合は、序盤から左カーフキックを効かせた福田が、3Rに左ローを当て、左右連打、サウスポーから右フックで崩してパウンドアウトでTKO勝利した。  暫定王座に就いた福田は、「今日、大阪だけじゃなく京都にもオモロイ格闘家がいることを証明したと思います。京都から出て日本を背負えるファイターになるんで。同じ階級、全員倒します。とりあえず“暫定”なんでね。正規チャンピオンと試合ができたら」と、正規王者の扇久保博正(8月10日の「RIZIN.23」で朝倉海とバンタム級王座戦)との対戦を希望した。 [nextpage] ▼第8試合 フライ級 5分3R×小巻洋平(世界ストロー級3位/リライアブル)56.1kg[1R 4分51秒 リアネイキドチョーク]○本田良介(世界ストロー級6位/フリー)56.5kg※小巻の十字、足関節を潰し、チョークレフェリー 片岡誠人 本田良介「チャンスくださいタイトルで。証明します」 「こんな大変な時期に試合をさせてもらってありがとうございます。結果で証明してきたつもりです。次、チャンスください、タイトルで。証明します、自分の力を。小巻選手もこんな大変な時期にチャンスをくれてありがとうございます。必死に戦いました」 ▼第7試合 新空手道連盟提供試合 キックボクシングルール 55Kg契約 肘無し3分3R○有井渚海(及川道場)54.8kg[判定 3-0]×紀之定健真(BLACK☆Jr)55.0kgレフェリー 朝武孝雄ジャッジ山本諭志 30-24(1R 10-8/2R 10-9/3R 10-7)安芸佳孝 30-24(1R 10-8/2R 10-9/3R 10-7)豊島考尚 30-24(1R 10-8/2R 10-9/3R 10-7) 有井渚海「インパクトは残せたと思います」 「MMAがメインの大会でキック2試合だけで、ほんとうにいい経験だったし、インパクトは残せたと思います。これからONE Championshipを僕も引っ張っていきたいので、応援よろしくお願いします」 ▼第6試合 新空手道連盟提供試合キックボクシングルール55Kg契約 肘無し 3分3R○内藤啓人(BELLWOOD FIGHT TEAM)55.0kg[3R 2分22秒 TKO]×匠朗(KSS健生館)54.9kgレフェリー 朝武孝雄ジャッジ山本諭志 1R 10-10/2R 10-9安芸佳孝 1R 10-9/2R 10-9豊島考尚 1R 9-10/2R 10-9 内藤啓人「これで満足しない。連勝できるように」 「今日、初めてKO勝利することができてシンプルにすごく嬉しいです。これで満足してたら、また今までみたいに負けてしまうので、これから連勝できるように頑張ります」 [nextpage] ▼第5試合 フェザー級 5分3R×南出 剛(創道塾)65.5kg[1R 3分14秒 KO] ※左フック→パウンド○服部賢大(修斗GYM神戸)65.7kgレフェリー 吉田元貴 服部賢大「俺しか出来んオモロイ試合をするんでオファーを」 「もう格闘技も31になって、そんな長いこと現役出来ないんで、別にチャンピオンとか目指してないんで、オモロイ試合、俺しか出来ん試合をするんで、どんどんオファーをください。上にいるヤツとかランカーとか、俺にみたいなヤツに負けたらアカンと思うんで、いつでも勝負したりますよ。ありがとうございます」 ▼第4試合 ライト級5分2R○山本健斗デリカット(世界フェザー級7位/総合格闘技道場コブラ会)70.1kg[1R 2分48秒 TKO] ※左ミドル×ムテカツ(ゴンズジム)70.3kg※レフェリーストップレフェリー 吉田元貴 山本健斗デリカット「すぐ次のオファーがほしい」 「連敗からの復帰戦で一応、勝利できました。ホンマに、修斗出ている以上はベルト狙ってるんで、ホンマにいつでも、来月でもいいんで、誰とでもやるんで、もうすぐオファーがほしいです。いつでも試合できる準備をしてるんでよろしくお願いします」 [nextpage] ▼第3試合 バンタム級 5分2R△西村大地(BLOWS)61.0kg[判定 0-1]△宇田悠斗(総合格闘技道場HOPE)60.6kgレフェリー 吉田元貴サブレフェリー片岡誠人 19-19(1R 9-10/2R 10-9)安芸佳孝 19-19(1R 9-10/2R 10-9)豊島考尚 18-20(1R 9-10/2R 9-10) ▼第2試合 ライト級 5分2R×青柳洸志(修斗GYM神戸)69.7kg[判定 0-3]○鍵山onion雄介(総合格闘技道場コブラ会)70.2kgレフェリー片岡誠人サブレフェリー吉田元貴 18-20(1R 9-10/2R 9-10)安芸佳孝 18-20(1R 9-10/2R 9-10)豊島考尚 17-20(1R 9-10/2R 8-10) 鍵山onion雄介「一本かKOで帰ってもらおうと思ってたけど」 「青柳選手、1階級下なんですけど、わざわざ出てきてくれて、そのお返しに一本かKOで帰ってもらおうと思ってたんですけど、判定ですみません」 ▼第1試合 ウェルター級 5分2R○林RICE陽太(パラエストラ東大阪)76.9kg[1R終了時 TKO]×石田拓穂(リライアブル)76.9kg※1R終了時、青:石田の膝の負傷のためレフェリー:片岡誠人 林RICE陽太「強い選手と練習させてもらって強くなってきてる」 「ちょっと勝ち方があまり良くなかったんですけど、なんとか勝てたのでホッとしています。いままで負けて、最近やっと勝てるようになったので、強い選手、キャプテン☆アメリカ選手、鍵山選手らと練習させてもらって強くなってきてると思うんで、これから上っていくんで、応援よろしくお願いします」 ◆プロフェッショナル修斗公式戦PROFESSIONAL SHOOTO 2020 Vol.4 in OSAKASupported by ONE Championship2020年7月12日(日)メルパルクホールOSAKA[後援]ONE Championship[協力]一般社団法人日本修斗協会[認定]修斗コミッション[主催]株式会社サステイン
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