2020年8月30日(日)東京・後楽園ホール『REBELS.65』の記者会見が、7月13日(月)都内にて行われた。
ダブルメインイベントの第2試合、2月に行われた『KNOCK OUT CHAMPIONSHIP.1』の「無法島 GRAND PRIX」で明暗を分けたREBELS-BLACK 63kg級王者・丹羽圭介(TEAM KSK)と第10代MA日本スーパーライト級王者・バズーカ巧樹(菅原道場)が、REBELS-BLACK 63kg級タイトルマッチで激突する。
山口元気REBELS代表は「2月の無法島GRANDPRIXの続きのストーリーにしたいということで、無法島作者の森恒二先生から『無法島 presents』にとの提案がありました」と説明。勝者にはWINボーナス30万が贈呈される。
会見に出席した森氏は「無法島GPの続きのストーリーと言いますが、トーナメントには素晴らしい物語があったと思います。その中でここは見ておかなければという試合を山口代表に考えてもらいました。丹羽選手、バズーカ選手はひょっとしたら一番強かったんじゃないかと思わせるようなパフォーマンスを見せてくれました。どうしてもこの2人の試合を見て、優勝した西岡選手へのベルトを懸けたストーリーをまた見てみたいと思いました」と、2月のKNOCK OUTで行われた「無法島 GRAND PRIX」から派生したストーリーに魅力を感じたと話した。
その無法島 GRAND PRIXで準優勝したバズーカは「8月30日は必ずベルトを奪い取ります。押忍」と、いつも通り無表情で殺気を漂わせる。1回戦で敗れてしまった丹羽は「コロナで流れてしまって自粛期間中に何をやったか。自分の弱い部分と向き合って強い部分を伸ばしました。コロナの中で開催される意味って何なのかいろいろ考えました。ファイターとして求められているものは、世の中になくてはならない存在にならないといけないと思った。生きる、戦う、生き抜く、それでも生きたいと思える、そんな戦いを見せて、ベルトを懸けて、魂を懸けて、ベルトの価値が高まる試合を見せたいと思います」と熱弁。
お互いの印象を聞かれると、バズーカは「印象は特にない選手。普通にやって普通に勝つのでベルトはもらいます」と淡々と答える。丹羽は「名前はバズーカって言ってますが、意外に冷静でコツコツ自分のペースで戦う。バズーカが炸裂する間もなく無双ビートで行きます。もしバズーカを出そうとしても初動を捉えてぶっ倒します。判定は求めていないのでKOで勝ちます」と、名前とは裏腹に冷静沈着堅実に戦うバズーカを完封してKOして見せると言い放った。
「流れる水、円のような動き。相手の空いているところを円で捉えていく。一方向だけで見ないで、柔らかい攻撃で無限に攻撃を当て続ける。細かくビートを刻み続ける、それが無双ビート」と丹羽は説明する。
一方、バズーカは6月3日に黒山三滝で“滝行”を敢行。その理由を聞くと「悪いことを全て水に流してきました。素晴らしい滝でした」とのこと。「滝で悪いことが全て流れたので、試合でもいいところのみで勝ちます」と、自分にはいいところしか残っていないと無表情で答えた。
そして丹羽は「相手を円で捉えて、相手の隙に当てる。それが無双ビート。前回もそうですが、倒せないと話にならない。圧倒的に倒すことが正義だと思いました。倒すことだけに集中してパンチも蹴りも磨いてきました。倒すことだけを考えています」と、今回は徹底的にKOにこだわるとの発言。
無法島 GRAND PRIXでは1回戦敗退と決勝進出で差が出てしまったが、「バズーカ選手を上だとは見ていない。でもバズーカ選手は3試合やって変わらずに攻め続けた。気持ちを切らさずに会長との練習の証を見せた。ちゃんと練習してるんだと思いました。お互い魂が切れる瞬間まで戦い続けるファイターだと思います。いい戦いになると思います」と、バズーカとの試合は死闘になると予告した。