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【RIZIN】朝倉未来がルーツの空手と交わる! マッハ蹴り&内廻し蹴り伝授に「RIZINで使ってみたい」

2020/06/30 15:06
【RIZIN】朝倉未来がルーツの空手と交わる! マッハ蹴り&内廻し蹴り伝授に「RIZINで使ってみたい」

(C)朝倉未来チャンネル

 朝倉未来(トライフォース赤坂)が自身のYouTubeチャンネルで「6月の格闘家コラボ祭り」を実施。最終週に、フルコンタクト空手の白蓮会館所属で、2017年のJFKO全日本大会(中量級・75kg以下)優勝の福地勇人と、白蓮会館重量級(75kg以上)2連覇の実績を持つ内藤貴継(白蓮会館)とコラボし「空手の現役世界チャンピオン2人とスパーリングしてみた」をアップ。その後、福地と内藤のチャンネルで、未来に空手技を伝授する動画もアップされた。

「『RIZINで炸裂?』朝倉未来に空手技教えてみた」(福地)、「朝倉未来に空手一撃必殺】マッハ蹴り教えてみた」(内藤)と題された動画では、福地が得意の内廻し蹴り、内藤が新極真会の塚本徳臣の代名詞的な必殺技・マッハ蹴りを未来に紹介している。

 もともと未来は、小学2年から中学2年まで地元愛知の新極真会でフルコンタクト空手を学んでおり、全日本ジュニアで準優勝の実績を持っている。その後は寝技もある禅道会に所属するなど、自身のファイトスタイルのなかに空手の動きが根付いている。

 マススパーリングでは、福地が未来に内廻し蹴りを見せ、未来はその軌道に「素晴らしい動きですね。内側から蹴るやつ、すごいです。近い距離からのハイキックが鞭みたい」と驚きを隠さず。さらに、カウンター主体の福地の動きを「無差別で戦うからかダメージを溜めない戦いで、ボディの捌きも上手い。間合いを取るのがメチャクチャ上手。僕と似ているかもしれない」と絶賛していた。

 未来も福地とのマスでサウスポー構えから、得意とする上体を傾けてのミドルキックや二段蹴り、さらに左のブラジリアンキックなどを披露。福地は「距離取るのが一緒の感覚。カウンターを取るタイミングとかすごく上手い。びっくりしました」と、未来の打撃センスを評価していた。

 一方の内藤は、オープンフィンガーグローブを着けて未来とMMA(総合格闘技)のライトスパーリングにトライ。フェザー級(65.8kg)の未来に対し、内藤は98kgと体重差はあるものの、顔面ありのスパーに果敢に挑戦し、組み技でも意外な腰の強さやブリッジでのマウント返しも見せている。

 スパーリング後、「空手の世界チャンピオン2人と手合わせさせてもらって気づきとかもあったんで、この後もちょっと教えてもらおうかと思います」と指導を仰ぎたいと語った未来に対し、内藤と福地は、それぞれの得意技を伝授することに。

 小1から空手を始め、18歳で世界王者に輝いた福地は、「自分は距離を取って戦うので、たとえば顔を蹴ってのKOは多い方だと思います」と語り、未来とのスパーでも披露した「内廻し蹴り」(返し蹴り)を指導した。

「RIZINで使ってほしい」という福地は、前足で蹴る内廻し蹴りのコツを「スナップを利かせてスピードを出す。相手から見えにくいためKOを生み出しやすい」と説明。

 まずは、「尻のストレッチ」で足を伸ばすと、足の甲で蹴る内廻し蹴りのイメージを「足のほっぺをビンタする感じ」と言い、「下から蹴るとヒジに当たって痛めてしまうため、横から蹴るように」と注意点を語った。

 足の持ち上げ方のイメージは、蹴り足の「踵」でサッカーボールを蹴るように上げて平行に上げること。蹴り足は振り回さず、スナップを利かせて引いて蹴る。サウスポー構えの選手にとっては、オーソドックス構えの選手に入りやすく、特に中盤以降、相手が疲労してきたときに使うと、「見えないから倒れる」という。

 大技にも見える内廻しをいかに当てるか。
 
 福地の場合は、遠間から先にローキックを振って外側からの蹴りを相手に意識させておいてから、廻し蹴りを打つような感じで入りながら、途中で蹴り足の軌道を内側に変えて打つのだという。

 実技を終えた未来は、「めっちゃいい。フェイントで来たり理に適っている。実際に受けて見えなかったんで」と、そのセットアップに感銘を受けた様子。

 一方、「朝倉未来選手に当てる蹴りを練習していたんですけど、総合になると蹴りが当たりませんでした。それで福地に当てました(笑)」という内藤は、未来と対峙する前に披露した福地とのマススパーリングで、福地の顔面にヒットさせたマッハ蹴り(縦蹴り)を伝授。

 塚本徳臣の得意技である「マッハ蹴り」は、スナップを利用した縦の蹴りで、強烈な破壊力を生む。

「相手の構えの間を縫って、こめかみやアゴを擦るように打つ」(内藤)というマッハ蹴りの試し斬りを、目前で見た未来は、「風がすごかった」と嬉しそうな表情。

 内藤はそのコツを、「縦に落とすためには、(軸足の)踵が相手の方を向かないと当たらない」と180度返すことが重要だと説明。いったん重心を蹴り足に移し、つま先を軸にすると回りやすく、踵を相手に向けるようにして横を向き、縦に蹴り落とす。

「自身の“外側”にヒザを上げてから、顔の横に“ペロッ”と持っていき、最後は足を顔の正面に“グリグリグリ”と引っ張っていく。ジャンプするようなイメージで蹴る」と、独特の擬音が多い表現で説明する内藤に、未来は「なんか効果音がすごい。足がつりそう」と苦笑しながらも、「練習では相手の肩に乗っけるような形で打ちます」という内藤の隣りで、器用にこなして見せた。

 また、逆に内藤から空手時代の得意技を求められた未来は、「相手の中段をギリギリでかわしてすぐに打ち返す後ろ廻し蹴り」を紹介。「相手の蹴り足が戻らないうちに打つからガードが追い付かない」といい、抜群の間合いと格闘技的な目の良さを持つ未来ならではの技を「廻し蹴りを打つ選手が多いから、小学生の頃から使っていた」と説明するなど、クレバーな部分をのぞかせた。

 2人からの指導を受けた後、「(得意技と)バレていても(福地と内藤は)使えていると思うので、分かっていてももらっちゃうのが極(きわ)めた技ですね」と、練り上げられた空手の技に感嘆した未来は、「次、使おうかな、研究してみます。練習で使って1回、モノにします。RIZINの舞台で使った瞬間、足を上げ過ぎて転んだら、ちょっと笑ってください」と大きな笑顔を見せた。

 今回の企画は、チャンネル登録者数127万人を突破した未来が、5月末に自身のYouTubeチャンネルで、「かなり影響力を持てたと思うので、初心に戻ってYouTubeを始めるきっかけになった格闘技を広めるという目標の為に、来月は格闘家とたくさんコラボしたい。すべての格闘家をリスペクトしているので、コラボしてくれる方いたらジャンル問わず連絡ください」と、格闘家とのコラボを呼びかけた企画の一環。

 この6月に、元レスリング国体選手のへずまりゅう、元キックボクサーの“殴られ屋”KENJIといったアスリート系YouTuberからコラボをスタートし、現WBA世界王者の京口紘人HIROYA&大雅兄弟、那須川天心才賀紀左衛門渡嘉敷勝男&竹原慎二&畑山隆則、塩田剛三の孫・塩田将大矢地祐介瓜田純士ら現役&レジェンドファイターたちとも対談や拳を交えてきた。自身のルーツでもある空手も紹介し、「6月の格闘家コラボ祭り」を終えている。

 今回の企画に、フルコンタクト空手から参加した内藤と福地は「未来選手は空手の枠を1個作ってくれた」と話し、内藤は「空手の人口は格闘技のなかで多いけど、なかなかメジャーになれない。ほんとうに空手界も盛り上がっていけたら」、福地は「(ほかの格闘技との)架け橋を自分たちで作っていけたら。ずっと言っているのですが、RIZINに出たい。RIZINでキックをやるんじゃなくて、RIZINで空手をしたい」と、語っている。

「すべての格闘家をリスペクトしている」という未来は、様々な格闘家と実際に拳を交えることで体感し、それぞれの競技を広く視聴者に紹介。さらにそのエッセンスを自身のMMAに採り入れようとしている。その動きが試合のなかで見られる日はいつになるか。RIZINは今夏の再開を予定している。

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