昨年12月大会に続き、連勝を飾った壽美。目指すは女王KANAの首だ
2020年6月28日(日)東京・新宿FACEで開催された『Krush.113』の一夜明け会見が、29日(月)都内で行われた。
第4試合の女子フライ級3分3R延長1Rで、初参戦のNA☆NA(エスジム)に判定3-0(30-27×3)で勝利した壽美(NEXT LEVEL渋谷)が前夜の試合を振り返った。
「課題もたくさん見つかって、自分ができることも見つけられた試合だったと思います。セコンドとやろうとしていたことが上手く出来なくてテンパってしまって悔しいこともありました。練習でやってきたひとつひとつの技は出せたのはよかったです。でもダウンを取れなかったから悔しい想いが強いですね」と、練習の成果を出せた部分があったものの、全体的には満足できない試合だったという。
出せた技というのは「最初の頃の試合ではパンチしか出せなくて全然勝てなかったので、蹴りを練習してきて左ミドルとローを出せたことで距離をとれました。そこで左ストレートも出せたので、蹴りを出せたことだと思います」と、蹴りが多く出たこと。「蹴りを練習してきてけっこう当たったのでよかったです」と、成長に手応えは感じたようだ。
対戦したNA☆NAについては「以前スパーリングした時もそうですが、気持ちが強くてガンガン前へ出てくるタイプ。そういう選手が苦手だったので対策して練習しました。プレッシャーをかけられるのが嫌でしたね。でも私も勝ちたい気持ちが爆発していたので、気持ちでも勝てたと思います」と話した。
今後に関しては「(前王者のKANAが返上して)Krushのベルトが空位になったので、ベルトを獲って強さを見せてKANA選手に挑ませて欲しいです。まずはベルトを目指して頑張ります」と、Krush女子フライ級王座を手にし、K-1女子フライ級王者KANAに挑戦したいとの目標を掲げた。