昨夜の試合の出来に満足したゴンナパーは終始にこやかな表情で会見を行った
2020年6月28日(日)東京・新宿FACEで開催された『Krush.113』の一夜明け会見が、29日(月)都内で行われた。今大会はK-1 JAPAN GROUPとしては無観客で開催された4月4日の『KHAOS』以来約2カ月ぶり、Krushは無観客で開催された3月28日の後楽園ホール大会以来、約3カ月ぶりの開催。観客を通常の約半数となる230人にして行われた。
メインイベントのKrushライト級タイトルマッチで、かつて秒殺KOを味わわされた挑戦者・篠原悠人(DURGA)を判定3-0(30-28×2、30-29)で破り、リベンジを果たすと共に3度目の防衛に成功した王者ゴンナパー・ウィラサクレック(タイ/ウィラサクレック・フェアテックスジム)が、前夜の試合を振り返った。
「昨日は勝てて防衛ができてとても嬉しいです。昨日の試合でははやりたいことが出来たと思います、今後も技術的に向上を図れればと思います」とゴンナパー。
試合に関しては「出来るだけ攻撃を多く出そうと思っていました。身体の状態も良かったし、対策が上手くハマったと思います」と「身体も心も非常に良かった。上手く練習ができた」とベストな状態で臨めたのが勝因だとした。
篠原の左フックに対して、蹴る時も右のガードを高く上げることを意識していたように見えたが「パンチのガードを練習していました。左ミドルを強く蹴ることと、相手のパンチを警戒していたので腕を下ろしたくなかった」と、やはり意識していたという。
技術的な向上とは何を指すのかと聞かれると「スピードをもっと上げていきたい」と、スピードアップが課題だとする。その上で「やはり次はK-1のこの階級のベルトに挑戦したいと思います」と、前夜と同じくK-1ライト級王者・林健太への挑戦を再アピールした。
「林は強い選手ですし、さらに強くなっていると思う。リングに上がれば両者とも勝ちたい気持ちがあるのでタイミングやどれだけ練習してきたかとか計画とか、いろいろなものが関係してきます。私は自分の身体と技術に自信を持っているので勝てると思います。これからも技術向上していくので負けるとは思っていません」と、必ず勝つと断言した。
林には「9月のK-1(大阪大会)でぜひリング上で会いましょう。この階級でナンバーワンが誰かを決めましょう。しっかり準備してきてください。自分も準備していきます。全力で戦いましょう」とのメッセージを送った。