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レポート

【UFC】ブレイズがボルコフに判定勝ち。セミはダナ代表もスタンディングオベーションの熱闘、極真ブルゴスにエメットが打ち勝つ

2020/06/21 03:06

▼フェザー級 5分3R
○ジョシュ・エメット(米国)146lbs/66.22kg
[判定3-0] ※29-28×2, 29-27
×シェーン・ブルゴス(米国)146lbs/66.22kg

フェザー級8位のエメット、10位のバーゴス。

 チーム・アルファメール所属でレスリングがバックボーンのエメット。2018年2月にジェレミー・ステフェンズに敗れたものの、2019年はマイケル・ジョンソン、ミサッド・ベキッチをいずれもTKOに下している。

 対するブルゴスはタイガーシュルマンMMA所属。極真空手・キックがバックボーン。2018年1月にカルヴィン・ケイターに3R TKO負けした以外はUFCどころかMMA負け無しでMMA13勝1敗(UFC5勝1敗)。前戦はマクワン・アミルカーニに3R KO勝ち。

 1R、ともにオーソドックス構え。ブルゴスの背中の厚みが際立つ。右下段を効かせるブルゴスに対し、エメットは右の強打を返す。右ローをカーフキックで当てるブルゴスに前足をカットはしないエメット。右ローも打ち終わりを右ローを返される。左フックで押し返すエメット。金網まで詰め直すブルゴスは右ヒザ、さらに右ロー。エメットもブルゴスの動きが止まると右フックを連打する。

 ブルゴスの右カーフキックに体勢が崩れるエメット。右を振るが打ち終わりにブルゴスは左インローも当て、左ボディで前に出る。しかし右は強打のエメット。シングルレッグでドライブするエメットは倒れないブルゴスに離れ際に右を当てる。

 2R、右ローを連打するブルゴス。その打ち終わりにワンツーで詰めるエメット。ブルゴスのガードの上から強打する。オーソから左ミドルはエメット。左インローにエメットの体勢を崩すと、右前蹴りは顔面をかすめる。エマットは左ジャブをヒット! ブルゴスは右前蹴りで応戦。エメットは跳び込んで中に入ると右フックを当てる。しかしブルゴスも右裏拳。下段を効かされるエメットだが、右フックがアゴをとらえる。それでもタフなブルゴスは前へ。

 3R、右カーフキックを当てるブルゴス。前足を効かされながらも前に出たエメットはブルゴスの足が揃ったところに右フック! ついにダウンしたブルゴスはクローズドガードの中にエメットを入れ、腰を切って立ち上がり。ダメージは見せないブルゴスは前進。左ジャブを当てるエメットにブルゴスの左インローが金的に。座り込んだエメット。中断から再開。

 右のオーバーハンドの2連打をハードヒットするエメット。ブロッキングのブルゴスは前に詰めるが、中断で体力も取り戻したかエメットはまたも右! 後方に倒れるブルゴスのインサイドガードから左ヒジも! 蹴り上げから立つブルゴスに左右を当てるエメットはボクシング。しかしブルゴスも前蹴りを使い前に。右アッパーも、右フック当てるが、打ち合いに出た分、エメットの距離に。カウンターの右フックにブルゴスはグラつくが、反撃。金網に詰めるブルゴスに打ち合うエメット。

 ブザーにダナ・ホワイトがスタンディングオベーションを贈る熱闘に。判定は3-0(29-28×2, 29-27)でダウンを奪ったエメットが勝利した。

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