タイソン・ナムがGLORYでも活躍のアダシェフを失神KO
▼138.5ポンド契約 5分3R
〇タイソン・ナム(米国)135.5lbs/61.46kg
[1R 0分32秒 KO] ※右フック
×ザルーク・アダーシェフ(ウズベキスタン)138.5lbs/62.82kg※
※欠場したライアン・ベノワの代わりにスクランブル出場のアダーシェフ(138.5lbs/62.82kg)が体重超過。対戦相手のナムに報奨金の一部を支払う。
タイソン・ナムは、ハワイ「Icon Sport」で活躍後、2012年「Shooto Brazil 33」でエドゥアルド・ダンタスに1R KO勝ちし、WSOFに参戦。マルロン・モラエス、コディ・ボーリンガーに敗れた後、「Fight Nights Global」「X1」等で勝ち星を積み上げ、2019年9月からUFC参戦。セルジオ・ペティス、カイカラ・フランスにいずれも判定負けと2連敗中。
対するアダシェフは、試合4日前にライアン・ベノイが欠場したため、スクランブル参戦。バンタム級(135lbsの)から体重超過したため、対戦相手のナムに報奨金の一部を支払い、138.5ポンド契約で試合に臨む。
空道ルールに近いフェイスマスク着用での打撃・頭突き・関節技ありの軍隊格闘術のハンド・トゥ・ハンド・コンバットで王者になった実績があり、2013年にはWKU K-1世界王者、キックでもISKA、WKAのタイトルを獲得するなど16勝3敗。GLORYでも白星を挙げている。2015年6月にMMAデビュー後、3年のブランクを経て2018年からBellatorで3連勝。今回のオクタゴンデビューとなった。
Bellatorでは125ポンドのフライ級で戦っていたアダシェフ。今回は緊急参戦のため、135ポンドのバンタム級契約も、減量が間に合わず体重超過、138.5ポンドでの試合となった。
1R、グッドシェイプのナムに比べ、絞り切れていないアダシェフ。オーソドックス構えのナムとサウスポー構えのアダシェフ。左から右で飛び込むもデフェンスするナム。じりじりと圧力をかけると、押し戻したアダシェフは左インロー。
さらに右を打ちに行くアダシェフだが、そこに鋭い右ストレートはナム! 後方にもんどりうって倒れたアダシェフに右のパウンド1発と同時にレフェリーのハーブ・ディーンが滑り込んで間に入り、失神したアダシェフを抱きかかえた。
ナムは2019年7月のショージン・ミキ戦(X-1)以来の勝利。
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— UFC (@ufc) June 13, 2020