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【RIZIN】ブルース・リーのジークンドー学ぶ矢地祐介「MMAで使えそうな技術がたくさんある」

2020/05/21 12:05
【RIZIN】ブルース・リーのジークンドー学ぶ矢地祐介「MMAで使えそうな技術がたくさんある」

5月23日(土)発売の『ゴング格闘技』7月号(NO.308)にて、矢地祐介と石井東吾氏の対談「ジークンドーへの道 with “考えるな、感じろ!!”」が掲載。

 2020年5月20日、『RIZIN』のYouTubeライブ配信番組「榊原社長に呼び出されました」に矢地祐介(KRAZY BEE)が出演。自身のYouTube「ヤッチくんチャンネル」で技を体験し、5月23日(土)発売の本誌『ゴング格闘技』で対談している石井東吾氏・指導のブルース・リー発祥“ジークンドー”について、「MMAで使えそうな技術がたくさんある」と、試合での活用を語った。

 番組中、ファンから「今、戦いたい相手は?」と問われ、「RIZINで負けた選手には全員リヴェンジしたい。(中でも)連敗街道を走るきっかけとなったルイス・グスタボとはやり直したい」とリヴェンジを誓っていた矢地。

 現在は自粛期間を「良いようにとらえていて、普段できない細かいことや能力アップの期間としている。自分を見つめ直す機会になって、劣っているところを補い、得意なところを伸ばしています。モチベーションはフツフツと上がっている」と語り、視聴者からの「ジークンドーはMMAで通用しますか?」の問いに、「使えそうな技術がたくさんある」と、実戦での手応えを語った。

 ジークンドー(截拳道)は、1960年代に米国で詠春拳を基本とした振藩功夫(グンフー)を教えていたブルース・リーが、さらに実戦的な武術を模索して研鑽・実践を重ね、1966年に截拳道として発表したもの。

 ブルース・リーから直に指導を受けたテッド・ウォンの直弟子であるヒロ渡邉氏を師とする石井東吾氏から指導を受けている矢地は、ジークンドーについて、「打撃に特化した技術体系らしくて、打撃に対しては(MMAでも)有効な技術がすごくありますね」と説明。また、寝技については「一対一ではなく、対多人数で成り立っている技術体系なので、寝技に行って関節技をやっていると、他所からやってきたヤツにやられちゃうから、寝技はあまりなくて、打撃の方が多い」と語った。

「すごく使えそうな技術がたくさんある」というブルース・リーの技は、5月23日発売の『ゴング格闘技』にて、矢地と石井東吾氏との実演の中でいくつかが紹介されている。

「相手に気づかれないように飛び込む“スティールステップ”」、さらに、「至近距離から身体動作を小さくし、わずかな動作で高い威力を発揮する“ワンインチパンチ”」、そして立ち技のみならず、MMAでも使い手が増えている“サイドキック”など、石井は本誌で、「距離のコントロールと正しいタイミングで当てることができればすごく効果的な技」だと語っている。

 ジークンドーは「相手の拳を截つ道」という意味だが、「敵を倒す」という武術としての側面を表すとともに、「生きていく上で直面する障害を乗り越える方策・智恵」を示したものでもあるという。

 矢地は、2019年7月の「RIZIN.17」で因縁の末、判定負けした朝倉未来戦について、「あのときは違った俺が見せられるかと、怒りの感情“負の感情”を試合にわざと持ち込んでみたけど、結果的に硬くなりすぎました。試した結果、俺らしくない試合だった」とも振り返っており、「またコロナが開けたら、個人的に先生に指導を仰ごうと思います」と、ジークンドーの技と心を自身の試合に取り入れて戦うことを語っている。

 榊原CEOから「試合でジークンドーの動きを見るのが楽しみ。コロナも収束に向かって、数字も落ち着いてきている。夏のメガイベントに向け、もう一度“待ってました”という時期に再スタートできればと思っているので、そのときは矢地選手もお願いします」と期待を受けた矢地は、「しっかり試合で出せるところまで磨き上げていきたいと思います」と、力強く答えている。

『ゴング格闘技』7月号は5月23日(土)発売!

矢地祐介と石井東吾氏の対談「ジークンドーへの道 with “考えるな、感じろ!!”」は、5月23日(土)発売の『ゴング格闘技』7月号(NO.308)にて掲載。

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