TRIBE TOKYO M.M.Aを主宰する長南亮代表が15日、自身のSNSで6月27日(土)に「会場非公開」の「無観客大会」として、『TTF CHALLENGE 08』を開催することを明かした。
「有料配信でLIVE中継を予定」しているという同大会について、長南代表は「正式プレスリリースは後日。全てMMAマッチ。ONEチャンピオンシップ、UFCファイターも出場経験しているイベントです。詳細知りたい関係者は連絡を。マッチメイク開始しています」と記している。
『TTF CHALLENGE』の前回大会は2017年10月。全8試合のなかにはグラップリングマッチも含まれていたが、今回は「全試合MMA」。新型コロナウイルスの影響で軒並み大会が延期・中止となるなか、ウイルス対策を最大限施した「Road to ONE:2nd」に関わった長南代表が、そのノウハウを活かし、プロ選手に試合の場を作ることになる。
◆6月27日(土)『TTF CHALLENGE 08』
主催:TRIBE TOKYO M.M.A
場所:非公開
試合開始時刻19:00
無観客、有料配信でLIVE中継予定。全試合MMA。
【写真】2017年10月の前回大会では全8試合が行われ、メインイベントで川那子祐輔(秋本道場Jungle Junction)と門脇英基(TTM URUSHI DOJO)が激闘を繰り広げた。
北岡悟がパンクラスイズム横浜で無観客大会開催を模索
大会延期や中止が続くなか、2020年4月18日、パンクラスイズム横浜を主宰する北岡悟が、道場での無観客大会の開催を示唆するツイートを投稿している。
「俺自身がこのまま7月にMMAの試合が出来ないのならば、パンクラスイズムで無観客大会開催して自分自身が試合したい。ネット中継? 撮影してソフト化? 何でもいいから試合したい」「もし大会開催出来るなら近藤さんも試合したいと言ってくれた。俺と近藤さんのMMAの試合は対戦相手がいれば組める。これで2試合確実だ」
もし大会開催出来るなら近藤さんも試合したいと言ってくれた。俺と近藤さんのMMAの試合は対戦相手がいれば組める。これで2試合確実だ https://t.co/HEZMY5GS2E
— 北岡悟Satoru Kitaoka (@lotuskitaoka) April 18, 2020
格闘技の大会は、ネット等の「テレビマッチ」が無い場合、「無観客」でも大会を開催するのは困難な状況で、本格的には8月再開を目途としている団体もある。パンクラスイズム横浜では、これまでアマチュアPANCRASEの「横浜ケージファイト」等が開催されているが、北岡は、「これPANCRASEの関係者にチラッと言っただけでまだDEEPやRIZINの関係者には言えてません」「PANCRASEやDEEPが通常通りに開催出来るならそれでいいのだ。少なくとも試合予定や契約がしっかりある選手はそちらを崩すつもりは無い」ともツイートし、その後、関係者にヒアリングも行っている。
政府は、新型コロナウイルス感染症対策として発令した緊急事態宣言を、全国を対象に5月31日まで延長すると発表。一方で5月14日には、39の県で緊急事態宣言を解除することを決め、東京など残る8つの都道府県は、5月21日をめどに解除できるかどうか判断する考えを示している。
停滞する経済活動のなか、格闘技を生業とする選手にとって、格闘技は「必要緊急」の状況だ。試合に向けて調整を続けながら延期に次ぐ延期のなかでコンディションを保つのは、肉体的にも精神的にも厳しく、練習と実戦が異なるのも確か。クラウドファンディングで資金を募り、安全面、さらに感染対策を最大限施した上での道場マッチはどんな形が考えられるのか。今後の動向に注目だ。