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レポート

【KHAOS】3勝3敗で迎えた大将戦で古宮晴が勝利、格闘代理戦争選抜がK-1選抜を破る

2020/04/05 07:04
「KHAOS.10」2020年4月4日(土)東京・新宿FACE ▼第7試合 K-1選抜vs格闘代理戦争・大将戦 KHAOSスーパー・フェザー級 3分3R+延長1R×目黒翔大(優弥道場/第7回K-1アマチュア全日本大会チャレンジAクラス -60kg優勝)判定0-3 ※28-30×3〇古宮 晴(昇龍會/SKR連合)※対抗戦は4勝3敗で格闘代理戦争が勝利。  毎回大会テーマが定められるK-1 JAPAN GROUP第3のブランドである『KHAOS』。今回は2019年9月の『KHAOS.9』に続いて、K-1選抜vs格闘代理戦争の7vs7対抗戦が行われる。  1月18日にゲーオーズの優勝で幕を閉じたAbemaTVのリアリティ番組『格闘代理戦争 K-1 FINAL WAR』に出場した選手たちの中から7人が選ばれ、格闘代理戦争チームを結成。迎え撃つK-1選抜は、K-1アマチュア・K-1甲子園・K-1カレッジの優勝者から7人が選ばれた。  その7vs7全面対抗戦の大将戦では、『格闘代理戦争 K-1 FINAL WAR』で主役級の活躍をした16歳・古宮晴がプロデビュー戦を迎えることに。古宮は生まれつき耳が聞こえない聴力障害というハンデを持ちながら、1回戦で史上初の3人抜きに成功。準決勝でも2人抜き、決勝でも1勝をあげて合計6連勝を飾った(7戦目で判定負け)。  迎え撃つK-1選抜の目黒は第7回K-1アマチュア全日本大会チャレンジAクラス -60kg優勝者で、プロ戦績は1勝(1KO)1敗の20歳。目黒は『格闘代理戦争 4thシーズン』の卒業生で、『KHAOS.9』での対抗戦では代理戦争チームとして出場し、K-1選抜の久保一馬に敗れている。  両者が記者会見で臨んだ通り3勝3敗で迎えた対抗戦の大将戦。  1R、長い距離でのジャブと前蹴りを繰り出す古宮に、サウスポーの目黒は徹底してパンチでのボディ狙い。古宮はよく伸びる右ストレートも放つ。目黒はパンチだけではなく左ミドルも蹴る。  2R、目黒はジャンプしてのパンチを多用するが、古宮得意の顔面前蹴りをもらう場面が増える。古宮は右ストレートに的確にヒットさせ、逆に目黒のパンチは空振りさせる。  3R、両者ともパンチ主体で打ち合いに行く。目黒の左ストレート、右フックも古宮を捉えるが、ヒットの数は古宮が多く、打ち合いの中でかわして打ち返す場面も。  判定はジャッジ3名とも2ポイント差を付けての古宮の勝利。デビュー戦で勝利を飾るとともに格闘代理戦争チームに勝利をもたらした。  古宮はマイクを持つと「3勝3敗で自分のところへ回ってきて最後はアツい試合で締めないといけないと思ったんですが、全然実力が出せない試合で凄く悔しいです。これからももっとどんどん強い選手とやってレベルアップした自分を見せて行けれればいいなと思います」と、反省しきりで笑顔はなかった。  また、バックステージのインタビューでは「僕は障害を持っていて、こういう障害を持った大人の人も苦労して生きていると聞いたことがあります。夢が持てない小さい子もいると聞いたので、自分がこういう舞台で輝いて、頑張ったら自分もここまでできると夢や元気を与えられる選手になりたいと思います」との目標を語った。 ▼第6試合 K-1選抜vs格闘代理戦争・副将戦 KHAOSフェザー級 3分3R・延長1R×山浦力也(北斗会館浅科道場/K-1甲子園2018 -60kg王者)KO 3R 0分18秒〇稲垣 澪(K-1ジム大宮チームレオン/ゲーオーズ)※格闘代理戦争が3勝、K-1選抜が3勝。  稲垣はFINAL WARで優勝したゲーオーズのメンバーで、1回戦と準決勝では大将を務めて勝利し、ゲーオーズを決勝へ導いた。『格闘代理戦争 4thシーズン』に出場した稲垣柊の兄。K-1選抜の山浦はプロ2勝3敗。前回の試合では格闘代理戦争の卒業生・岡嶋形徒に敗れている。次鋒戦に出る迅也の弟。  1R、序盤はローの蹴り合い。スピードのある山浦は蹴りからパンチへつなげていき、顔面前蹴りを放つ。稲垣はこれが目に入ったか、目を気にするが顔面とボディへのパンチ&ヒザ蹴りで山浦をロープへ釘付けに。両者ともボディを攻めていく。  2R、お互いにボディを攻める中、稲垣が左ボディをクリーンヒットさせると一気にラッシュを仕掛けてボディへの左ヒザ蹴り連打でダウンを奪う。稲垣は攻撃のまとめが速い。  3R、稲垣の左ボディに山浦が左フックを合わせ、モロに喰った稲垣が大きく後退。しかし、ロープを背負った稲垣が右フックのカウンター一閃。逆転KO勝ちを飾った。  稲垣はマイクを持つと「たくさんの応援で勇気をもらいましたし、山浦選手は凄い強い選手でパンチ一発いいのをもらってしまいました。フェザー級に稲垣がいることを知ってもらえたら嬉しいです」と話した。 [nextpage] ▼第5試合 K-1選抜vs格闘代理戦争・三将戦 KHAOSライト級 3分3R・延長1R〇梨緒弥(若獅子会館 MATSUBARA/K-1カレッジ2019 -65kg王者)延長R 判定3-0 ※10-9×3×大関敬真(BOXING-WORKS水龍會/ゲーオーズ)※K-1選抜が3勝、格闘代理戦争が2勝。本戦の判定は29-30、30-30、29-29  大関はFINAL WARで優勝したゲーオーズのメンバーで、決勝では2人抜きして優勝に大きく貢献した。また、優勝賞金でフィアンセに結婚指輪を買うという夢を達成することができ、リングサイドで見守っていたフィアンセに「買いに行きましょう」と笑顔で呼び掛け、喝采を浴びた人気選手。梨緒弥はプロ戦績4勝(1KO)1敗。両者ともアグレッシブなファイトスタイルで、アツい試合が期待される。  1R、大関は得意の蹴りを多く放っていく。左右ミドルとロー。サウスポーの梨緒弥も左ミドルをヒットさせ、左右フックを繰り出して前へ出るが、両者とも有効打はなかなか奪えない。  2Rも大関は蹴り主体。前に出る梨緒弥に下がる大関。両者ともクリンチ状態から荒々しくパンチを叩きつける場面もあるが、やはり有効打が奪えない展開が続く。  3R、梨緒弥の仕掛ける接近戦にホールディングが多い大関は警告を取られてしまう。ここで開き直ったか大関がパンチ主体に切り替えて顔面とボディへパンチを叩きつけていく。梨緒弥も左右フックで応戦し、両者荒々しいパンチの応酬に。  両者決め手なく本戦の判定はドロー。延長戦へ突入する。梨緒弥は大関のヒザ蹴りに合わせたフック、左ミドルを当ててはフットワークで離れ、大関はなかなか攻撃することができない。大きな右は空を切る。最後は大関がコーナーへ詰めていったが梨緒弥を捉えきることができず、梨緒弥の判定勝ちとなった。 ▼第4試合 K-1選抜vs格闘代理戦争・中堅戦 KHAOSフェザー級 3分3R・延長1R×内田道隆(K-1 GYM横浜infinity/K-1カレッジ2017 -60kg王者)判定0-3 ※27-30、26-30、27-30〇寺田 匠(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/TEAM 武尊)※格闘代理戦争が2勝、K-1選抜が2勝。  寺田は代理戦争でTEAM 武尊のメンバーとして、ガッツ溢れる武骨なファイトスタイルで戦った。内田はプロ1勝1敗。前回のKHAOSでもK-1選抜で出場しており、その時は格闘代理戦争選抜の榊原達也に判定負けを喫している。  1R、寺田が左右のボディブローをヒットさせると内田は大きく後退。すかさずラッシュをかけた寺田だが、落ち着いて距離をとる。蹴りでもボディを攻める寺田に、サウスポーの内田の左ストレートがヒットするが、ラウンド最後に寺田が内田の右フックに合わせた右ハイでダウンを奪う。  2R、両者とも慎重にローを蹴っていく中、内田の左のパンチが当たり始める。それでも前に出る寺田は三日月蹴りと左右のフック。  3R、内田は前に出てくる寺田に左ストレートを狙い撃ちにするが、寺田の右ミドルとパンチに下がり気味。ロープを背負わせた寺田が強烈な左ボディで快音を響かせる。  ダウンを奪った寺田が判定勝利。これにより対抗戦は2勝2敗のイーブンとなった。 [nextpage] ▼第3試合 K-1選抜vs格闘代理戦争・五将戦 KHAOSライト級 3分3R・延長1R×鈴木孝司(K-1ジム蒲田チームキングス/第17回K-1アマチュア チャレンジAクラス -65kg優勝)KO 3R 2分04秒 ※左ヒザ蹴り〇永井卓海(team ALL-WIN/皇治軍団)※格闘代理戦争が1勝、K-1選抜は2勝。  K-1選抜の鈴木は28歳で2勝(1KO)4敗1分とプロで7戦している。永井は格闘代理戦争で、その風貌から“大阪が産んだチェ・ホンマン”と呼ばれていた。第8回K-1アマチュア全日本大会チャレンジAクラス -65kg優勝の実績も持つ。  1R、お互いにローからのパンチを放つ展開だが、永井は前蹴りも混ぜていく。永井の左フックがクリーンヒットし、動きの鈍った鈴木へラッシュをかけ、右フックから左ヒザをアゴに突き上げてダウンを奪った。  2R、永井が仕留めようと序盤からラッシュを仕掛け、左右フックと左ボディをヒットさせていく。劣勢だった鈴木だが徐々に立て直し、左右のストレートで反撃。逆にパンチのヒットが目立ち始めたが、永井は右ローで反撃。足が気になる鈴木はパンチも浴びる。  3R、永井がボディへのパンチでラッシュを仕掛け、左ボディブローでダウンを奪う。その後もボディとローで攻勢を仕掛ける永井だが、鈴木もパンチとヒザで反撃。しかし、最後は永井の左ボディブローからの左ヒザ蹴りでマットに沈み、永井がデビュー戦を勝利で飾った。  格闘代理戦争チームに初勝利をもたらした永井は「今回代理戦争で全然いいところ見せられなくて、対抗戦で選ばれてなんで僕かなって不安もあったんですがKOできて嬉しいです。これからライト級でどんどん上に上がっていきます」と、さらなる飛躍を誓った。 ▼第2試合 K-1選抜vs格闘代理戦争・次鋒戦 KHAOSスーパー・ライト級 3分3R・延長1R〇迅也(北斗会館浅科道場/第6回K-1アマチュア全日本大会チャレンジAクラス -70kg優勝)判定2-0 ※30-29、29-29、30-29×川越亮彦(K-1ジム総本部チームペガサス/木村組)※K-1選抜が2勝。  格闘代理戦争でタフネスさ、パワフルなところを見せた川越は第26回K-1アマチュア チャレンジAクラス -70kg優勝の実績を持つ22歳。対するK-1選抜の迅也はサウスポーで1勝(1KO)4敗の戦績を持つ22歳。  1R、サウスポーの迅也は左ミドルと左三日月蹴りを蹴り分け、ロー、ハイと高さも変える。川越はパンチで入ろうとするが、迅也の蹴りでなかなか入れない展開。迅也はさらに後ろ蹴り、後ろ廻し蹴りも放つ。  2R、迅也の多彩な蹴り技でなかなか自分の攻撃につなげられなかった川越だが、中盤を過ぎると迅也の蹴りの距離を潰しての接近戦でパンチを当て始めて反撃開始。  3Rも距離を詰めて迅也の蹴りを潰し、前へ出てパンチを当てていく川越。左ボディが強烈ヒット。川越に完全にペースを握られていた迅也だが、ワンツーを打ち返し、終盤には打ち合いの中で右フックをヒットさせた。  判定は2-0で迅也が勝利。これで対抗戦はK-1選抜の2連勝に。 ▼第1試合 K-1選抜vs格闘代理戦争・先鋒戦 KHAOSバンタム級 3分3R・延長1R〇山脇飛翼(K-1ジム心斎橋チームレパード/K-1甲子園2019 -55kg王者)KO 1R 2分05秒 ※右ハイキック×鵜澤悠也(K-1ジム五反田チームキングス/久保ファミリー)※K-1選抜が1勝。  K-1選抜の山脇は以前にプロデビュー戦が決まっていたが、怪我で流れて今回がデビュー戦となる。2月に発足が発表されたばかりのK-1ジム心斎橋所属選手としてデビューを迎える18歳。鵜澤は代理戦争で久保ファミリーの一員として活躍した24歳のサウスポー。第27回K-1アマチュアチャレンジAクラス -60kgで優勝した実績も持つ。  1R、サウスポーの鵜澤に右のミドル&前蹴りを放っていく山脇。鵜澤はパンチ主体でストレートを放って前へ出ていくが、山脇が蹴りで距離をとる。さらに自分からは左のヒザを突き刺していく。山脇は右ミドルを蹴り、一瞬間をおいての右ハイキック。これが見事に決まり、山脇のKO勝ちとなった。  山脇はマイクを持ち「いろんな人が応援してくれてそれがめっちゃパワーになりましtた。8月のK-1大阪に出たいです」とK-1大阪大会への出場をアピールした。
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