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【RIZIN】マネル・ケイプのUFC電撃移籍について榊原CEOがコメント「最後の1試合を提案しました」

2020/04/02 20:04
 RIZINは4月2日(木)19時より、榊原信行CEOによる会見を公式YouTube LIVEで生配信。4月19日(日)神奈川・横浜アリーナにて開催予定だった『RIZIN.22』の横浜大会の中止、今夏に“格闘技のメガイベント”を開催したいとの希望に続いて、UFCへの移籍が明らかになった第2代RIZINバンタム級王者マネル・ケイプ(アンゴラ)について話した。 「マネル・ケイプはどうなったんですかと、この前もどこかの会場でもファンの人に聞かれましたが、マネル・ケイプ選手は今日の時点で言うとUFCからフライ級でのオファーが届いて、そのオファーにサインをしました。これもマネル・ケイプはUFCに引き抜かれたのかよ、と思うと思いますが、引き抜かれました」と、移籍は事実であると明言。  続けて「RIZINとしてのひとつのポリシーとして、RIZINはフェデレーションです。選手がここで活躍してビッグプロモーションからオファーが来るのは、我々としてファンの人にいろいろなソフトとして届けていく上で言うと、これも断腸の想いです。残念ながらマネル・ケイプ選手にUFCからビッグオファーが届いたら胸躍るし、それを全力でやめろよと引きはがすのは僕らのポリシーとしては違う。チャンスがあればマネルには行かせてあげたいと思います。これは、たらればで実現しなかったんですが、最後の1試合、バンタム級タイトルマッチをやってその結果、勝っても負けてもUFCへ行ったらいいじゃないかと提案しましたが、残念ながら…」と、最後の1試合でタイトルマッチ(挑戦者は扇久保博正で決まっていた)を提案したが叶わなかったという。 UFCとの契約書にサインし、満面の笑顔を浮かべるケイプ「RIZINもUFCの視界に入ってきた。RIZINでチャンピオンになったことで、これまでケイプとは本人とダイレクトでやりとりしていましたが、アメリカ人のエージェントが近づいてケイプにビッグオファーを届けた、と。ケイプとしては世界一の団体で、2試合勝てばタイトルマッチだと言っていたかな…そこに一人のファイターとして胸が躍らないわけがない。本当に悔しい思いもありつつも、RIZINのファンには申し訳ないと思いますが、ここはUFCで活躍した後にまた戻って来てくれることを信じて送り出していくことにしたいと思っています」と、ケイプの意思を尊重したと説明した。  しかし、「そうは言ってもチャンピオンクローズ(【訂正】チャンピオンになった時に発生する契約期間や試合数の延長)もあったんですね。本当は選手を契約で縛りたくないです。それでも1試合のチャンピオンクローズがあってもこういう結果になったことで、これからはもう少し、チャンピオンシップを獲った選手たちの契約の中で一定の縛りを考えるいい機会だと胸に刻み、これからはこういうことが起きないようにしっかりやりたいと思います」と、チャンピオンに限っては契約内容を見直したいとした。  また、「扇久保選手には申し訳ない強い想いと共に、今回バンタム級のベルトは返納(※「返還」)という形になりますので、空位となった王座を懸けてタイトルマッチをどの選手をチョイスしてやるのか、みなさんの声も聞きたいと思います。ただ、バンタム級にはたくさんのアスリートが揃っていますし、世界にはまだまだ未知なる強豪もたくさんいるので、マネルがいなくなったのは残念ですが、ここはRIZINとしてのポリシーを活かして快く送り出す。そこをご理解していただいた中で堀口恭司以下、朝倉海、扇久保、ビクター・ヘンリー、井上直樹…みんなの見たいカードがいっぱいあると思うので目線を切り替えていければと思っています」と、空位となった王座を争っての新たな戦いが始まると前向きな考えを示していた。
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