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【修斗】青木真也がプロ修斗で清水清隆vs平良達郎をマッチメーク。朝倉未来戦も「やるんだったら構わない」=『AOKI PROJECT』

2020/03/14 16:03
【修斗】青木真也がプロ修斗で清水清隆vs平良達郎をマッチメーク。朝倉未来戦も「やるんだったら構わない」=『AOKI PROJECT』

(C)AbemaTV

元修斗世界ウェルター級王者(第8代)で現在はONE Cahmpionshipで活躍中の青木真也が、3月21日(土)に後楽園ホールで行われるプロ修斗のマッチメイクを務め、フライ級5分3R・平良達郎(Theパラエストラ沖縄)vs. 清水清隆(TRIBE TOKYO M.M.A)の対戦カードが発表された。

▼フライ級 5分3R「AOKI PROJECT」マッチメイクカード
清水清隆(同級2位/TRIBE TOKYO M.M.A.)
平良達郎(同級5位/THEパラエストラ沖縄)

AbemaTV『AOKI PROJECT』の一環として、同カードをマッチメークした青木は、「試合をするにあたり何か味付けをしてあげられたら。淡々と物事が流れていって、何かこれから起こる息吹が無いというのはひとつの課題。山があるピークをいくつか作れるか。山あり谷ありを繰り返すことで物語は生まれていく」と、マッチメークに関わる意義を語ると、今回のカードについて、「清水さんと平良さんを組み合わせたのは、平良さんは今いい時だし、清水さんは紆余曲折を経てここまで来ている。そういうものをぶつけ合えるのは価値があると思う」と語った。

清水は今年デビュー12年目を迎え、PANCRASE在籍時には5度の王座防衛記録を持つフライ級屈指の実力者。2019年5月には扇久保博正の持つ世界バンタム級王座に挑戦するも偶発的なバッティングにより、4Rテクニカル判定負け。しかし、ONE両国大会の修斗vsPANCRASE前哨戦として行われた9月の「Road to ONE CENTURY」では、PANCRASE4位の秋葉大樹を1R2分15秒、左ジャブでKOに下し見事に復活。前田吉朗、石井逸人、ショージン・ミキを全て1R KO・TKOに葬り去りっているパンチ力は健在だ。40戦を超えた今が正にキャリアの頂点を迎えようとしているTRIBE TOKYO M.M.A.のベテランだ。

対するTHEパラエストラ沖縄所属の平良は、アマチュア修斗から現在まで無敗の快進撃を続ける注目の新世代のトップ選手。元世界王者“修斗ジャンキー”松根良太に育てられた平良は“打・投・極”のトータルバランスに優れた新世代のファイターで、同級には師匠・松根の弟弟子、絶対王者・扇久保博正(パラエストラ松戸)が君臨しており、扇久保に続く次世代のエースとしての期待も高まる。

修斗では大竹陽(1R 三角絞め)、親川龍(1R ギロチンチョーク)、関口祐冬(判定)、大翔(1R KO)に勝利し、聖地・後楽園ホール初登場となった2020年1月の開幕戦では、ONE Championshipでも多くの世界王者を輩出しているチーム・ラカイのジャレッド・ライアン・アルマザンを一方的な内容で2R KO、プロ6戦無敗をマークした。

そんな両者の対戦を「見たい」と選定した青木は、両選手から合意を得て、THEパラエストラ沖縄の松根良太代表、TRIBE TOKYO M.M.A.の長南亮代表とも直接交渉、今回の対戦を実現させた。

また、AbemaTVでの解説にも定評がある青木は同番組のなかで、技術を語ることについて、「MMAの合理化により、(いまの選手は)型で覚えていて無駄な練習をしていない。僕は20年近くやってるから無駄な練習も滅茶苦茶している。無駄な技術があるから技術の一つひとつの意味が分かる。でも今の子たちは無駄を省いているから、技術の持つ次の展開、もしくは前段階、技術の背景みたいなものを分かっていない」と、キャリアのなかで「無駄な技術」も含めた実地による取捨選択のなかで、技術の裏付けを獲得したことを語っている。

2月28日のONEシンガポール大会の解説では、ONE初勝利を挙げた秋山成勲に対して、試合直後、青木が解説席から対戦を打診。秋山もそれに呼応する場面が見られた。

日本のなかから同じ階級で噛みつく選手は出てこない状況について問われた青木は、「青木vs朝倉未来戦もよく言われるでしょう? べつにやるんだったら全然構わないし、どこかでタイミングがあるのか、無いのか」と、RIZINで7連勝中の朝倉未来について言及。「怖さはあると思うよ、みんな俺に。YouTubeを見ているやつが物語を分かるとは思えないんだよね」と、自身が乗り越えてきた“山あり谷あり”の物語を持っている自負を語っている。

AbemaTVの冠番組第1弾『AOKI AWARD』に続く『AOKI PROJECT』が、どんな物語を紡ぐか。青木マッチメークの試合でフィニッシュし勝利した選手には、特別賞金20万円の「青木フィニッシュボーナス」が青木本人から渡されることも決定している。

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