日本時間2020年3月14日午前7時48分、Bellatorのスコット・コーカー代表が、13日(金・現地時間)に米国コネチカット州アンカスビルのモヒガンサン・アリーナで開催する予定だった『Bellator 241: Pitbull vs. Carvalho』の延期を発表した。前夜に「無観客試合での実施」を発表したばかりの同団体の急転直下の決断だった。
大会開始の5時間弱前の発表。コーカー代表はiPhoneからツイッターで、「関係者全員の健康と安全は、私たちが前進する際の最優先事項です。感染拡大中のCOVID-19(新型コロナウイルス)の発生を注意深く監視した結果、今夜コネチカット州アンキャスビルのモヒーガンサンアリーナで開催予定だったBellator 241の延期を選択しました。アスリートとファン、そして放送パートナーのDAZNに謝罪したいと思いますが、現時点ではこれが最善の決断であると感じています」と発信した。
3月12日には、米大リーグ機構(MLB)が練習試合を中止し、シーズン開幕を最低2週間延期すると発表。北米アイスホッケーリーグ(NHL)も2019-2020年シーズンを中断、米プロバスケットボール協会(NBA)、メジャーリーグ・サッカー(MLS)も公式戦の中断を決定したばかり。米国のメジャースポーツの多くが中断となるなか、格闘技にもその影響は広がっている。
コーカー代表は、中止発表のツイートに続いて、「Bellator241での試合が予定されていたすべてのファイターおよび役員、ジャッジ、カットマンは保障されます」と、今大会のファイトマネーや報酬が補償されることも記している。