S1トーナメントに出場する(左から)☆SAHO☆、KAEDE、YAYA、梅尾メイ
2020年6月14日(日)東京・後楽園ホール『NJKF 2020 2nd』から開幕する「S1女子ジャパントーナメント」の開催が決定した。
『S1』はムエタイの大物プロモーターであるソンチャイ・ラタナスパン氏が主催する大会で、2003年12月から行われている。NJKFとソンチャイ氏との提携関係が結ばれたことにより、昨年は日本人による「S1ジャパントーナメント」が55kgと65kgの2階級で開催された。今回は世界で初めての開催となる女子のトーナメントとして行われる。
優勝者にはS1ジャパンのタイトルの他、タイでS1のタイトルマッチやIBFの世界ランキング入りといったチャンスが与えられるという。
出場選手は、NJKFミネルヴァ認定スーパーバンタム級&WMC日本同級王者☆SAHO☆(闘神塾)、KAEDE(LEGEND GYM)、J-GIRLSスーパーフライ級王者YAYA(ウィラサクレック・フェアテックス幕張)、J-GIRLSフライ級王者・梅尾メイ(チーム・バルボーザ・ジャパン)の4選手。
☆SAHO☆は軽快なステップを駆使し、回転の速いパンチにローキック&前蹴りを上手く織り交ぜるファイタータイプ。戦績は9勝1敗と高い勝率を誇り、今回の優勝候補本命。
KAEDEは高校1年生の16歳JKキックボクサーで、アマチュアでの戦績は53勝6敗3分、6つのタイトルを獲得した。2019年7月にプロデビューしたばかりでまだ2戦2勝の戦績だが、2戦目にしてミネルヴァのランカーに勝利したことでトーナメントに大抜擢。
気合いの入った表情でパンチを打ち込むYAMA
YAYAはタイでプロデビューし、7勝1敗の戦績を残して帰国後は4戦負けなし。2019年10月に初代J-GIRLSスーパーフライ級王座決定戦を制し、王座に就いた。力強い右ローと右ストレートが得意で、手数も多い。
梅尾はシュートボクシング、J-GIRLS、DEEP JEWELSなど様々な団体に出場し、パンチ主体のスタイルで2018年11月にJ-GIRLSミニフライ級王座に就いた。2019年12月にはタイ・パタヤでパタヤ・ボクシングスタジアム認定マグマ・ムエタイ女子フライ級王座も手にして二冠王となった。
☆SAHO☆は2月16日に開催された『NJKF 2020 1st』のリング上で挨拶を行い、「今回6月から始まるS1のトーナメントに私を選んでくださってありがとうございます。このトーナメントは私のためにあると思っているので、誰が来てもチャンピオンになります。なので私と戦いたい人はどんどん来てください。最強を決めましょう」と出場を呼び掛けると共に、トーナメント制覇を宣言していた。