MMA
レポート

【UFC】アデサニヤがロメロを完封防衛、中国のウェイリーがイェンジェイチックと歴史に残る激闘の末、王座防衛=『UFC248』

2020/03/08 13:03

【メインカード】

▼ライト級 5分3R
○ベニール・ダリウシュ(156lbs/70.76kg)
[2R 1分00秒 KO] ※左アッパー効かせ、左フック

×ドラッカー・クロース(156lbs/70.76kg)

◆ダリウシュ「チョーク狙いで2Rは足が少しふらついていたけど…」

「勝てて最高の気分さ。サブミッションになると思っていたんだけど、これでもいい。ずっと相手の背中に食らいついていたから、第2ラウンドは足が少しふらついていて、もっと腕を使わないといけないのは分かっていた。グローブをはめてチョークを極められるように頑張らないと。指をつかんで守りに入るのが簡単すぎるから、これは対応すべきこと。

第2ラウンドは自分が疲れていたのを分かっていたけど、カーディオにもリカバリーにも自信があったから、とにかく前に出続けた。かなりハードに打ち込まれたけど、でも効いていない。打ってきたところで俺には何の問題もないし、打ち返せばこうさ。もしかしたら今までのベストではなかったかもしれないけど、そこは取り組んでいく。正直、ラストショットがあれだけうまく繋がるとは思っていなかった。でも、相手がダウンしたのを見て、ああこれで終わったなと思った」

▼ウェルター級 5分3R
○ニール・マグニー(171lbs/77.56kg)
[判定3-0] ※30-27×3
×リー・ジンリャン(171lbs/77.56kg)

◆マグニー「足のポジショニングとプレッシャーを改善した」

「ようやく試合に出られて勝てたのは最高だ。もう昨年は終わった。現実の世界に自分の存在を実感している。今はすべてを忘れ、今日は復活を遂げられたから、最高にうれしい。変な話だけど、今回のオフは恵まれていた。家族と過ごす時間をたくさん取れたし、自宅で一緒に過ごせもした。しかも、キャンプでも何度か変更があって、できるだけすべてうまくやれているようにしたかったんだ。
 
振り返って過去の5試合を見直し、勝利も敗北もあったけど、自分が改善できるところを探った。見つけたものの中で一番大きかったのは足のポジショニング。今日はそれにうまく対応できたと思う。もうひとつはプレッシャーだ。交代してもう少し計算したかったから、あらゆる部分を改善できた。これで正しいところに戻れたんだと思う。この階級は俺がいない間に少し入れ替わりがあったけど、今日は自分がそのベストなヤツらの中に入れることを示せたと思うから、キエーザとの一戦を希望する」

▼ウェルター級 5分3R
○アレックス・オリベイラ(171lbs/77.56kg)
[判定2-1] ※28-29, 29-28×2
×マックス・グリフィン(170.5lbs/77.34kg)

◆オリベイラ「もっと試合を組んでくれ」

「第1ラウンドは自分が取ったと思っていたし、第2ラウンドは向こうだと分かっていたけど、第3ラウンドがあることは分かっていたからね。たとえ超接戦だったとしてもね。自信はあったけど、腕を上げてもらうまでは絶対に分からない。向こうが蹴りを受けていたのは分かったし、ダウンさせたときにはかなり文句を言っていたから、あそこにいたくないんだなと思った。今日は自分がUFCでベストな1人になる力を持っていると、自分自身に証明できたと思っている。2020年をいい形でスタートさせてもらって、神に感謝だ。デイナ、もっと試合を組んでくれ」

【プレリム】

▼バンタム級 5分3R
○ショーン・オマリー(135.5lbs/61.46kg)
[1R 2分02秒 TKO] ※右ハイキック→パウンド
×ホセ・キノネス(135.5lbs/61.46kg)

◆オマリー「MMAで一番のストライカーだと思っている」

「最高の気分さ。2年ぶりな気がしなかったのは確かだけど、戻ってこられてうれしい。ここに来るまで本当にいろんなことがあった。2回の手術、2回の試合中止、いろいろあったな。入場でどんな気持ちになるか分からなかったし、頭の中で何度もイメージしようとしたんだけど、実際に出て見るまで何も分からない。最高の気分だし、うまくやれたという実感がある。俺が一番のMMAストライカーだと思っている。それほど見ていないから、そうじゃないと言う人も多いだろうけど、俺自身は間違いなく自分がMMAで一番のストライカーだと思っている。

どっちのスタンスでも何だって打っていけるし、まだ武器はいろいろとある。自分の方がだいぶ上だなと思う相手に対しては特にね。キャンプ中、ずっとストレングスとコンディショニングのコーチが同じだったことは一度もなかったけど、今は同じコーチについてもらえているし、ずっといい感じ。良い筋肉をつけられている。必死にトレーニングしてきた。今回の試合のために本当にがんばってきた。これがどれだけのことを意味するのか、言葉にするのは難しい。できるだけ早く戻ってきたい。俺はケガもないし、調子もいいから、要請があればいつでもいく」

▼ライト級 5分3R
○マルク・マドセン(156lbs/70.76kg)
[判定3-0] ※29-28×3
×オースティン・ハバード(154.5lbs/70.08kg)

▼ミドル級 5分3R
○ホドルフォ・ヴィエラ(186lbs/84.37kg)
[1R 2分58秒 肩固め]
×サパルベク・サファロフ(186lbs/84.37kg)

▼ミドル級 5分3R
○ジェラルド・マーシャート(185lbs/83.91kg)
[3R 2分13秒 リアネイキドチョーク]
×デロン・ウィン(185.5lbs/84.14kg)

◆マーシャート「サブミッションを極められて最高だ」

自分のパフォーマンスに関して何もかも大満足なわけじゃないけど、勝利には満足している。彼を退けられたのは良かったし、捕まってしまったからね。タフな相手だったけど、戻ってこられてうれしいし、またサブミッションを極められて最高だ。俺にとっては大きな自信になる。俺はここにいる、ここにいるべき存在だと自分にも他のみんなにも知らしめられた。休養にどれくらい必要かを調べて、できるだけたくさん戦いたい。勝利街道に戻ったばかりだから、時間をかけてうまくやっていくつもりだ」

【アーリープレリム】

【中止】女子ストロー級→キャッチウェイト 5分3R
エミリー・ウィットマイア(117.5lbs/53.30kg)※
ポリアナ・ヴィアナ(116lbs/52.62kg)
※ウィットマイアが体重超過。試合は予定通り行われるものの、対戦相手のヴィアナにファイトマネーの20%を支払う→ウィットマイアの体調不良により中止に。

▼フェザー級 5分3R
○ギガ・チカゼ(146lbs/66.22kg)
[判定2-1] ※28-29, 29-28×2
×ジャマル・エマース(145.5lbs/66.00kg)

▼バンタム級 5分3R
○ダナー・バットゲレル(136lbs/61.69kg)
[1R 3分01秒 KO] ※左フック
×グイド・カネッティ(135.5lbs/61.46kg)

◆バットゲレル「ようやくアメリカで戦えて嬉しい」

「UFC初勝利を上げられて最高だ。今回の試合には勝てると思っていた。本当にうれしい。まったく緊張しなかった。覚悟はできていたからね。これだけ大きなカードで組んでもらえたことを誇りに思うし、ようやくアメリカで戦えて嬉しい。もっと頻ぱんに戦いたいし、自分の力を世界に見せつけたい。このスポーツが大好きだし、トレーニングも大好きだから、きっとまたすぐにお目にかかれると思うよ」

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