Krushで最強の女子高生はどっちだ、タイのパヤーフォンvs大阪のMOE
2020年2月24日(月・祝)東京・後楽園ホール『Krush.111』の前日計量&記者会見が、23日(日)都内にて13:00より行われた。
第5試合のKrush女子アトム級3分3R・延長1Rで対戦する、元WPMF世界女子ピン級王者パヤーフォン・アユタヤファイトジム(タイ)は44.6kg、MOE(若獅子会館)は44.7kgでそれぞれ計量をパス。
パヤーフォンは17歳にして60勝(9KO)13敗1分の戦績を持つ、元WPMF世界女子ピン級王者。これまで4度の来日経験があり、2017年11月に『M-ONE』でLittle tigerに判定勝ち。松下えみと初代KRUSH女子アトム級王座決定戦を争ったCOMACHIと2018年2月に対戦して判定勝ちでWPMF世界女子ピン級暫定王者となり、今年2月にCOMACHIと王座決定戦で再戦して判定勝ち、WPMF世界王座を手にした。
10月にはKrush初参戦でKrush女子アトム級王者・高梨knuckle美穂に挑戦し、右ストレートの連打で会場をどよめかせ、延長戦の末に判定3-0で敗れたものの高梨を苦戦させた。ミドルキックとヒザ蹴りを得意とする。
MOEはこれがプロ5戦目(2勝2敗)。現役JKファイターとして2018年12月にKrush初参戦、現・女子アトム級王者の高梨knuckle美穂と対戦して判定負けを喫したが、2019年5月の2戦目では豊嶋里美から勝利を収めている。11月には元J-GIRLSアトム級&元WBO女子世界ミニフライ級王者で、キックボクシング6勝無敗2分、ボクシング7勝(2KO)無敗とパーフェクトレコードを持つ山田真子と対戦して延長Rまでもつれ込む接戦の末に判定2-1で惜敗。まだ17歳と今後が期待される女子キックボクサーだ。
両者とも現役女子高生ということで、この試合には“Krush女子高生最強決定戦”のキャッチコピーが付けられている。
制服姿で会見に出席したMOEは「明日は面白い試合をするので楽しみにしていてください」、パヤーフォンは「明日戦う準備はできています。今は100%のコンディションです」と、両者とも気合十分。
対面したお互いの印象を聞かれると、MOEは「顔が小さくてカワイイなと思いました。あと強そうやなと思いました」、パヤーフォンは「怖さは全くないです。とてもカワイイなと思いました」と答える。それを聞いたMOEは「怖さが全くないと言われたのは嫌やけれど、カワイイと言われたのは嬉しいです」と笑った。
前回より強化したことはあるかと聞かれると、MOEは「相手は蹴りが速くて強そうなので蹴りの後の攻撃とか、自分から行く攻撃とか苦手なことをしてきました。対策はばっちりです」と胸を張る。パヤーフォンは「このルールで戦うためにパンチのテクニックの強化をしてきました」と、ムエタイルールとは違うK-1ルールによりアジャストしてきたとする。
MOEが「2人にしかできないテクニックのある面白い試合をしたい」とテクニカルな試合を見せたいと言えば、パヤーフォンはずばり「明日はぜひKOで勝ちたいと思っています」とKO宣言。
最後にMOEは「明日は女子やけれど会場を沸かせるめちゃ面白い試合をするのでよろしくお願いします」と必ず盛り上げるとし、パヤーフォンは「明日は必ず勝つのでぜひパヤーフォンを応援してください」と日本のファンに呼びかけた。
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