2020年2月22日(土)、静岡・浜松アリーナにて『RIZIN.21』が開催される。
新型コロナウイルス感染が拡大し、多くの人が集まるイベントを中止する動きが全国的に広がってきているなか、厚生労働省は2月20日、主催者などに対して「開催の必要性をあらためて検討」することを求めながらも、「政府として一律の自粛要請を行うものではない」ことを声明で発表している。
今回、予定どおり大会開催に踏み切ったRIZINは、どのような対策を講じているのか。
RIZIN広報によれば、「基本的にはマスクを着用いただきたいので、主催者としても数に限りはありますがマスクを用意して、来場者のなかでマスクをお持ちでない方に配る予定です」と、入場時にマスクの配布を行うことを決定したという。
さらに、「いつも以上に入場するお客様、選手エリアにもアルコール消毒液を動線の各所に設置する」ことで、移動時に消毒をうながしていくという。
ちょうど22日からの3週間、東京都は都が主催する大規模なイベント(500人以上が参加)などを中止または延期すると発表したばかり。
イベントを自粛することで経済への影響を懸念する声もあるなか、感染リスクを避けるためにスポーツイベントでも中止や一部参加の取り止めなどを行う例も増えてきた。
RIZINでも今後のイベントについては、「状況を注視しながら判断していく」ことになるという。4月19日(日)には横浜アリーナにて『RIZIN.22』が決定済みで、「8週間後」を見据えて、2月22日の大会に臨む。