2戦目にしてK-1スタイルに順応できると自信を見せたスリヤンレック
2020年2月24日(月・祝)東京・後楽園ホール『Krush.111』で、第2代Krushバンタム級王者軍司泰斗(K-1ジム総本部チームペガサス)と対戦するスリヤンレック・オーボートー.ガムピー(タイ)が21日(金)都内にて公開練習を行った。
スリヤンレックはラジャダムナンスタジアム認定スーパー・バンタム級4位、ルンピニースタジアム認定同級4位と2大殿堂のランキングに名を連ねるほか、タイのテレビマッチである『ワンソンチャイ』のフェザー級王者の肩書を持ち、戦績は148勝(21KO) 21敗2分。パンチを得意とするハードパンチャーで、激闘派ファイターとして名を馳せる。主戦場のラジャダムナンでは常にメインイベントかセミファイナルを務めるトップ選手だ。
12月のK-1名古屋大会に初来日し、K-1スーパー・バンタム級王者・武居由樹と対戦。合計3度のダウンを奪われて判定で敗れるも、そのたびに立ち上がって武居に反撃。3R終盤には猛反撃に出て武居をヒヤリとさせた。
パワフルな左右ミドルキックとフック&アッパーでジムに快音を響かせるミット打ちを披露したスリヤンレックは「100%準備は整っています」と断言。18日の夜にパヤーフォンと共に来日し、日本で最終調整を行ってきた。
前回の武居戦を振り返り「武居にパンチをもらってダウンしたことは悔しかった。実は1Rにグローブが目に入って、それからずっとあまり見えていなかったということもあってとても悔しい」と打ち明ける。
「初めてK-1ルールで試合をしてムエタイとK-1の違いを確かに感じました。K-1は動きが速いんだなと思いました」と言うが、「K-1ルールに慣れてしまえば、すぐ順応できると思うのでルールの中の技術も成長していけると思います」と対応に自信を見せる。
ファンから「また見たい」との要望があり、早くも再来日となったことには「日本の人が見たいと言ってくれていることは知っているので嬉しいです」と喜び、「また日本で試合ができることは凄く嬉しい。今回は100%の自分を見せたいと思います」と、さらなる強さを見せたいとした。
軍司について聞かれると「特に問題なければ自分にはかなわないだろうと思う。タイミングが合えばKOできると思います」と勝利宣言。「武居と軍司はかなり違いがあります。武居はスピードが凄い。今回の相手は動きは速くないがパンチと蹴りの技術はいいものを持っていると思いました。まだ戦っていないから強さは分からないけれど、誰でも大丈夫。チャンスがあれば誰だろうとKOします」と、KO決着もあると話す。
ルールの違いについても「1度やっているので順応できると思います。スタイルも今回は違う試合ができると思う」とすでに順応済みだという。
K-1、Krushでも王座を目指すかとの問いには「もちろんです。両方でチャンピオンになりたいと思っています。今回は必ずタイに勝利を持ち帰りたいと思います」と、K-1とKrushの両方を制すると言い放った。