2月15日(金)東京・新宿区のGSPメディアセンターにて、東京・後楽園ホール「Krush.98」の前日計量・記者会見が行われた。 第7試合では3月30日に王者・島野浩太朗vs挑戦者・西京佑馬のタイトルマッチが決まったばかりのスーパー・フェザー級で、剣闘士“俊”と里見柚己が激突する。
両者は昨年11月にKHAOS・Krushでメインイベントを任され(剣闘士=KHAOS、里見=Krush)揃ってKO勝利を収めて勢いに乗っている。会見では里見から「仕上がりはいつもどおりバッチリ。明日(16日)はこの試合が一番盛り上がるのは当然なんですけど、会場を爆発させます」といきなりの激勝宣言が飛び出す。
一方の剣闘士は「今までは追い込み練習が終わったあとに走り込みをやったりして、自分を苦しい状態に追い込んで体重を落としていたのですが、今回はそういう方法ではなく、走る量を減らしたり、水を抜くタイミングを試合直前にしました。楽な減量法だったのですが、ちゃんと体重が落ちてホッとしてます」と新たな減量法で仕上げてきた。
これを聞いていた里見は「自分は減量は今までどおりきつかったですけど、(剣闘士)に対抗して自分も剣を持ってこようとしたけど間に合わなかった」と減量苦で剣の用意が間に合わなかったと苦笑い。しかし「スピードもテクニックもパワーも、11月より全て上がってるし、全てで圧倒できると思う。しっかりKOして、今年の目標をリングで言いたいので、本当に圧倒して衝撃的なKOをしたい」と圧勝を予告した。
対する剣闘士も「試合が決まった時の会見でも、里見選手は本当にスピードがあって、僕は遅い。最速と最遅の試合になると言いましたが、その中で自分の攻撃を攻撃を当てるかという練習をしてきた」と、対戦カード発表会見同様にスピードで勝る里見に一発を当てることに集中していると繰り返す。
「次回大会でスーパー・フェザー級のタイトルマッチが決まったが、その次の挑戦者になれるようにアピールしたいか?」という質問に対して、里見は「自分は同じに試合をする朝久(泰央)選手にも負けていて、そこ(実力)は認めています。朝久選手、レオナ・ペタス選手も本当にトップの選手なんですけど、今のチャンピオンも次の挑戦者も華がないっていうか、スター性がない」とキッパリ。
そのうえで「自分がもっとトップに近づいてベルトも巻きたいんですけど、今年は違う形の目標がある。明日はそれをマイクでしっかりアピールしたいなと思ってます」と、ベルトとは違う目標があると明かした。
一方の剣闘士は「同じ日に朝久選手とレオナ選手も試合もありますが、朝久選手とレオナ選手の試合より、僕と里見くんの試合が盛り上がって終わったら、僕たちの試合の勝者が先に挑戦者になると思っています。僕は前々から“チャンピオン”の島野くんと試合をしたいと思っていて、そういう部分では僕もかけてるものがあります」と王者・島野への挑戦に意欲を見せた。
最後に里見が「明日は自分と剣闘士選手で絶対に面白い試合するんで。休憩明けの一発目はめちゃくちゃ注目してほしいです」と言えば、剣闘士も「僕も里見くんが言ったように、明日は一番面白い試合になると思ってるんで、そういう気持ちで腹をくくって試合に臨みます」と呼応して会見を締めた。