かつてRISEの女子部門を一人で牽引していた神村が女子選手たちに厳しい言葉を投げかけた 撮影/小久保松直
2020年2月11日(火・祝)東京・新宿FACEで開催される『RISE GIRLS POWER 2』の前日計量&記者会見が、10日(月)都内にて13:30より行われた。
計量後に行われた記者会見には、伊藤隆RISE代表と並んでRISE GIRLS POWERのアンバサダーを務める神村エリカも出席。神村は第2代RISE QUEENで、RENAと共に一時代を築いた元・女子キックボクサー。日本の女子キックボクシング史上に名を残す名選手でもある。
その神村が女子選手たちに“檄”を飛ばした。
「今回2回目の興行になりますが、2回目の選手には前回もうちょっと出来たんじゃないってぶっちゃけ思うかな。自分が選手で、もしこの前のGIRLS POWERの幕開け一発目を見たらチャンピオンも後半に出ている選手もちょろいなって思います。正直。RISEって他の興行とは違うと思って欲しいんですよ。特に女子は。RISEのイメージは私だったら倒す、トップ同士が殴り合ってKOしていくというのを見せる興行だと思うので、明日以降はもう一回気持ちを入れ直して出場してほしいなと思います。楽しみです」
11月の旗揚げ戦での試合内容に関して、かなり不満がある様子の神村。今回、伊藤代表から「本戦でKOした選手には5万円のボーナス」が提示されたのも、RISEらしいもっとアグレッシブな試合を女子の選手にもやってもらいたいとの表れなのだろう。
この神村の言葉を聞いた、メインイベントでRISE QUEENアトム級タイトルの防衛戦を行う王者・紅絹(NEXT LEVEL渋谷)は「なぜ神村エリカがアンバサダーをやっているか、そこが凄く大事だと思う。そこがRISE GIRLS POWERに求められているし、RISE QUEENに求められているものなので、それを心に刻んで今日寝る前に10回くらい唱えてから寝ようと思います」と、その言葉に応えようというコメント。
さらに「GIRLS POWERに出てくる選手は個性的な選手が多いので、それぞれの個性やパワーをどんどん出してもらって、メインを押していって欲しい。でも私はこの座を譲る気はないので、それを脅かすくらいに前の試合で好き勝手に暴れたらよろしいのではないでしょうか」と、若い選手たちに対して挑発的な言葉を投げかけた。
紅絹に挑戦する平岡琴(TRY HARD)も「めちゃくちゃ悔しいけれど、言われても仕方がない試合内容だったので。倒しきれなかったですし、そこは自分自身反省した部分でもあるので、今回の大会で見返そうかなと思っています」と言い放つと、神村は嬉しそうにうなづいた。