タイを主戦場に活躍を続ける和製ムエタイ戦士・福田海斗(=タイでのリングネームはカイト・ウォーワンチャイ/キング・ムエ)が、2020年2月28日(金・現地時間)のルンピニースタジアムテレビマッチ『True4Uスックムエマンワンスック』のメインイベントに登場、若手強豪ドークマイパー・トースラット(タイ)と対戦することが決定した。
福田海斗はベテランのトップ選手ノンユットや新鋭のチャンユットなどと激闘を繰り広げながらも3連敗中。とはいえ、先月15日(水)のラジャダムナンスタジアム『スックワンギントーン』では平日興行のメインイベントに出場するなど、依然タイでは高い評価を受けている。そして今回もルンピニーテレビマッチのメインイベントに出場することになり、2戦連続でタイのメインに出場するという快挙となった。
しかし、メインイベントということもあって今回も強豪との対戦となった。その相手はドークマイパー・トースラット。タイ南部チュンポーン出身の20歳、福田と対照的に現在3連勝中と好調で先月の試合では福田がタイでの拠点としているノーナクシンジムの同門、オートー・ムアンパープーム(ラジャダムナンスタジアム認定スーパーフライ級6位)と対戦しダウンを奪って判定勝利しており、次月のランキング入りを確実にしている。
また、この試合はラジャダムナンスタジアム1月度の月間最高試合にも選出されており、今注目を集める新鋭といえるだろう。サウスポースタイルでパンチ・ミドルともバランスの取れた攻撃が武器のテクニシャンだ。
勢いのある強豪ドークマイパーと対戦することとなった福田。いくら連敗中とはいっても、安易な相手が許されない本場タイの上位クラスにあって、外国人である福田の活躍は特筆すべきものがあるだろう。
ドークマイパーが福田をも撃破し上位に進出するか、逆に福田がドークマイパーを下しトップ戦線にもう一度食い込むことができるか、メインイベントに相応しい試合が期待できそうだ。
「True4Uスックムエマンワンスック」2020年2月28日(金・現地時間)タイ・ルンピニースタジアム▼メインイベント(第4試合)120ポンド契約 3分5Rカイト・ウォーワンチャイ(福田海斗/キング・ムエ/True4Uバンタム級王者、元タイ国プロムエタイ協会フライ級王者、元WPMF世界フライ級王者、ラジャダムナンスタジアム バンタム級8位)ドークマイパー・トースラット(タイ)