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2020年2月9日(日)米国テキサス州ヒューストンのトヨタ・センターで開催される「UFC 247:Jones vs Reyes」に向け、2月3日(日本時間4日)プレスカンファレンスコールが行われた。
同大会のメインイベントではUFC世界ライトヘビー級王者のジョン・ジョーンズ(米国)がランキング4位につけるドミニク・レイエス(米国)を相手に防衛戦に臨むほか、セミメインイベントでもタイトルマッチが組まれ、UFC世界女子フライ級王者のワレンチナ・シェフチェンコ(キルギス)がランキング1位のコンテンダー、ケイトリン・チョケイジアン(米国)を迎え撃つ。
23歳にしてUFC史上最年少王者になったジョーンズは、今大会で通算10度目の王座防衛戦に臨む。2019年は3月のアンソニー・スミス戦、今回のチアゴ・サントス戦とすっかりニューウェーブファイターを迎え撃つ立場となり、いずれも試合は危なげなく判定勝利。しかし、32歳のジョーンズは守りに入っているつもりはないという。
「スミスもサントスも僕と戦うまでどんな試合をしていたか、みんな忘れている。フィニッシュしなくても価値ある勝利なんだ。ドミニクもそう。ドミニクは無敗で最もタフな挑戦者だ。彼にはフィニッシュする力があるし、危険な試合になるだろう。だからこそこの試合は最高なんだ。ファイトはファイト。みんな俺の試合を“新しいスタイル”だと言うけど、やることは出来るだけ殴って蹴るだけさ」。
対するレイエスは、2017年6月のLFAでジョーダン・パウエルをハイキックKOした3週間後にはUFC入り。ジョアキム・クリステンセンを29秒TKOで沈めてUFC初勝利を飾ると、6カ月後にはジェレミー・キンボールから1Rリアネイキドチョークでタップを奪い、2018年5月にはジャレッド・キャノニアを1R TKOに下すなどUFCで3連続、UFC以前も含めると6試合連続1Rフィニッシュをマークした。
2018年10月にオヴィンス・サン・プレーに、2019年3月にはヴォルカン・オズデミアにいずれも判定勝利。前戦2019年10月のクリス・ワイドマン戦で再び1R KOで勝利し、MMA12勝無敗で今回のジョン・ジョーンズ戦に向かう。
「彼(JJ)のオーバーハンドライトは見てきた。足技も見てきた。彼のような人たちを見て育ってきたからね。どうってことはない。今じゃ(JJが)ビビっている。それは彼自身が明確にしている」と、アマチュア5戦も含め、17試合負け知らずの30歳は勝利に自信を見せている。
カンファレンスコールでの王座戦4選手のコメントは以下の通り。
◆UFC世界ライトヘビー級王者ジョン・ジョーンズ
「“新しいスタイル”がどうとか言うけど、殴って蹴るだけ」
「対戦相手としては彼のことを気に入っている。(12戦)無敗っていうのがいいね。無敗の相手と戦うときに自分の中から湧いてくる力が好きなんだ。ドミニクはフィニッシュする力を持っているし、素晴らしい姿勢を持っている。彼に初めての敗北を味わわせられれば最高だろうね。
試合は試合だ。“新しいスタイル”がどうとか言う人が多いけど、自分にできることなんて殴って蹴るだけ。俺がもうすでにチャンピオンだった頃にUFCにやってきたようなファイターたちと戦うようになってきたということだ。俺の仕事は試合に臨んでケージで相手を圧倒することさ。今年は3試合戦いたい。今回のヒューストンと年末のラスベガス。もう1試合は米国以外の海外で戦いたいと思っている」
◆挑戦者ドミニク・レイエス
「(JJの動きは)どうってことはない」
「ここまでの道のりが旋風を巻き起こしたとは思っていない。俺は毎日を生きている。過去はめったに振り返らないけど、そうだね、あっという間のことだった。それは自分の働きと注意深さがあったからだ。
彼(JJ)のオーバーハンドライトは見てきた。足技も見てきた。彼のような人たちを見て育ってきたからね。どうってことはない。今じゃ(JJが)ビビっている。それは彼自身が明確にしている。
素晴らしいチャンピオンだと思っている。もし自分の下馬評が下回っていなければおかしいとも思う。すべてはなるべきようになる。目の前の道が重苦しくても、一呼吸おいて、一歩ずつ進んでいく」
◆UFC世界女子フライ級王者ワレンチナ・シェフチェンコ
「すべてのトレーニングがミニ試合のよう」
「いい試合になると思う。ケイトリンはオクタゴンですべてをぶつけてくるはず。今、自分がいる場所に立つために誰よりも必死にトレーニングを頑張っている。すべてのトレーニングがミニ試合みたいな感じ。覚悟はできている。対戦相手が何を持っていようと関係ない。
一番になりたい。みんなそう言うけれど、できるのは一握り。目標は胸のうちにしまっておくべきよ。行動を起こそうと準備して目標を立てると、まずは考えてから実行する人がほとんど。私はまず動く、それから考えるの」
◆挑戦者ケイトリン・チョケイジアン
「人生をかけて必死にトレーニングしてきた」
「また新たな試合、それだけよ。これがタイトルマッチだとは考えないようにしている。自分がトレーニングしてきた通りにやれば問題ない。ワレンチナが相手だろうと誰と戦おうと、必死にトレーニングして、試合当日にしっかり準備が整っているようにするだけよ。
世界一になるのがずっと目標だった。自分の人生をかけて必死にトレーニングしてきた。目標にたどり着こうとしているから、ようやくそれが報われる」
【メインカード】
▼UFC世界ライトヘビー級選手権試合 5分5R
ジョン・ジョーンズ(王者/米国)
ドミニク・レイエス(挑戦者/米国)
▼UFC世界女子フライ級選手権試合 5分5R
ヴァレンチーナ・シェフチェンコ(王者/キルギス)
ケイトリン・チューケイギアン(挑戦者/米国)
▼ヘビー級 5分3R
ジャスティン・タファ(豪州)
ジュアン・アダムス(米国)
▼フェザー級 5分3R
ダン・イゲ(米国)
ミルサッド・ベキッチ(ボスニア)
▼ヘビー級 5分3R
デリック・ルイス(米国)
イリル・ラティフィ(スウェーデン)
▼ミドル級 5分3R
トレヴィン・ジェイルス(米国)
アントニオ・アローヨ(ブラジル)
▼女子フライ級 5分3R
アンドレア・リー(米国)
ローレン・マーフィー(米国)
▼女子フライ級 5分3R
アンドレア・リー(米国)
ローレン・マーフィー(米国)
▼ウェルター級 5分3R
アレックス・モロノ(米国)
カリン・ウィリアムス(米国)
▼バンタム級 5分3R
マイルズ・ジョンズ(米国)
マリオ・バウティスタ(米国)
▼バンタム級 5分3R
ドミンゴ・ピラルテ(米国)
ジョーニー・ニューソン(米国)
▼バンタム級 5分3R
アンドレ・イーウェル(米国)
ジョナサン・マルチネス(米国)
▼フェザー級 5分3R
オースティン・リンゴ(米国)
ユーゼフ・バラル(米国)