2020年2月11日(火・祝)東京・大田区総合体育館『KNOCK OUT CHAMPIONSHIP.1』と、2月29日(土)東京・後楽園ホール『REBELS.64』の合同公開練習が都内にて行われた。
第1部の第4試合で、HIROYA&大雅が育てた期待のルーキー龍聖(TRY HARD GYM)と対戦する元J-NETWORKバンタム級王者・浦林幹(クロスポイント吉祥寺)は、同門の栗秋祥悟とマススパー。いいところを見せようとハイキックを連発する栗秋の、当たりの強い蹴りを受けながらパンチとローを返していった。
12月15日に行われた記者会見で龍聖は「相手は遅いし、全然強くなかったので楽勝かな」と、ふてぶてしい態度でコメント。この会見を欠席した浦林がKNOCK OUTのレギュラー番組にて「イラっとはしましたね。だいぶイキってるな、自信が凄いなと。再教育ですね」とインタビューに応えると、その画像を自身のTwitterにアップして「再教育とか草www逆に新世代の格闘技教えてあげよー。古いのはいいっしょ」とツイート。ハッシュタグには「オヤジ狩り」「新陳代謝」と挑発的な言葉を付ける念の入り用だ。
このツイートに反応したのが、浦林と同門でミャンマーの過激格闘技ラウェイのファイターである渡慶次幸平。「オヤジの肘は最近よく切れるし骨も砕くらしいからそこだけ気をつけて! 激しい試合を期待してます」と龍聖に忠告。すると龍聖は「切れるとか砕くとか知らんけど、まずそんなのトロすぎて擦りもせんw」と一笑に付す。
さらに浦林がミドルキックを「高速連打」している動画をアップし、「人の事を『遅せぇー』と言っていた18歳の少年は、倍くらい早く蹴れるのだろうか? 笑」とツイートすると、龍聖は「まずこれで『高速』は草」と絡む。
そして、浦林が自身の応援Tシャツを着て応援メッセージをくれた知人の兄妹の動画をアップすると、龍聖はまたも「こんな小さい子たちに応援されてるんだから、おっさんすぐ倒れんなよ。てかTシャツ、サッポロビール?笑」と挑発。現代っ子(高校3年生)らしくTwitterを活用した挑発とアピールを繰り返している。
公開練習に参加した浦林は「サッポロビールじゃなく、中年の星になりたい浦林です」と自己紹介すると「人生の乗った重たい拳を打ち込むので、向こうを流れ星のように落としてやりたいと思います。若いのでスピードも勢いもあって、言うだけあって強い。でも自分も経験があるので対策を会長からアドバイスいただいて練ってあるので、心配することは何もないです」と、生意気な高校生の新星を打ち落とすと宣言。
「相手の動画をよく見て弱点も見つけたので、そこを突いていきたい」と攻略に自信を見せる浦林。「スピードが速いので祥悟がいい練習相手になっています。アドバイスもしてくれます」と、スピード対策も栗秋を相手にしているようだ。
栗秋は「毎日話をしていますし、動きとしてはこういうのがいいんじゃないかと勧めながらやってきたので、緊張せずにリラックスしてそれが試合で出ればKOできるんじゃないかな」と、浦林のKO勝ちもあると予想した。