2020年2月11日(火・祝)東京・大田区総合体育館『KNOCK OUT CHAMPIONSHIP.1』で、祥子JSK(JSK キックボクシングジム)との再戦に臨むぱんちゃん璃奈(STRUGGLE)が1月31日(金)都内所属ジムにて公開練習を行った。
今回の公開練習では女子プロレスラーの星輝ありさ(スターダム)がぱんちゃんの応援サポーターに就任することが発表され、一緒にキックボクシングのトレーニングをするという形となった。
星輝は幼少期から父親と共にシーザージム新小岩でシュートボクシングを学び、アマチュアSBで数々の入賞経験を持つ。高校生時代に女子プロレスラーとしてデビューした後、SBのプロでも試合を行っている。
2人はシャドーからサンドバッグ、そして鈴木秀明STRUGGLE会長が持つミット打ちを行い、最後にはマススパーで激しく蹴り合った。
合同練習を終えたぱんちゃんは「楽しかったです。女子選手と練習するのは2~3カ月に1回くらいしかないので一緒に練習できるのが楽しみでした」、星輝は「今日はめちゃ楽しみにしてきていて。私がキックボクシングとかシュートボクシングから離れて4~5年経っていて、それで今日久々にプロとやらせてもらったことで違うスイッチの入り方を思い出しました」とそれぞれ感想を述べた。
星輝のパンチを「速い」と評価したぱんちゃんは「キックボクサーとして試合どうですか?」と聞かれると、星輝は「それは会社との相談です(笑)。でも定期的にジムへ来て練習したいと前から思っていました」とキックボクシングの練習を定期的にしていきたいという。
ぱんちゃんのことはSNSで知ったと言い、「Twitterで流れてきたのを見て、めっちゃ怖い人だなと思って見ていました。細い&カワイイ、そして筋肉が奇麗。気になって動画を見ていました。(スターダムがKNOCK OUTと同じ)ブシロード傘下になってまた見て、もしかして会えるのかなと思っていたら意外と早く会えた」と以前から会いたかったと話す。
一方のぱんちゃんは「プロレス自体見たことがなくて、ブシロード傘下になった時に初めて会見でお会いしました。その時はあまり喋れなくて、その後に試合を見たのが初めてです。コスチュームが印象的で、リングに上がったら別人だと思いました。女子プロレス自体見たことがなかったので、ゴリゴリの人がやっているイメージがあったんですが、普通の女の子がやっているんだって。イメージが変わりました」と、女子プロレスには全くなじみがなかったそうだ。
ぱんちゃんのサポーターに就任したことについて星輝は「マジ!? ってなりました」と驚いたと言うが、「その日、大阪で試合だからいないじゃないかって。1回だけじゃなくて今後もさせていただけたら嬉しい」と、実はぱんちゃんの試合の日は大阪で試合をやっているため会場には応援に来れないとのこと。
星輝が「SNSで見たんですが、必殺技があるそうで」と聞くと、ぱんちゃんは「必殺技はいっぱいあるんですよ。でも試合の時に出したいので(今日は)残しています。小技がいっぱいあります」と、必殺技に関してはシークレット。
星輝は「猪突猛進型って言うんですかね。そういう良さと小技の組み合わせで、多分お客さんは目が釘付け状態になるんじゃないかなと思うので。かわいらしさと共存している気の強さをお客さんに存分に見せてやって欲しいと思います」とエールを送る。
祥子JSKとの再戦について聞かれると、ぱんちゃんは「申し訳ないですが、だいぶ圧倒できると思っています。向こうには見せ場はないと思っています。それくらいパワーアップしているし、疲労を抜けばスピードも上がると思うので楽しみにしていてください、と祥子選手に伝えたいです」と圧倒宣言。
「前回は自信の無さ、メンタルがダメでした。あの時は組みしかできなかった自分がいて、練習で打撃ができていなかった。あそこから伸びているのは打撃です。あとはいつも自分が攻めることしか考えてなかったのが、今は考えているので、前に当たったパンチは当たらないぞ、と。遠い距離でも中間距離でも練習しているので相手よりも有利な距離で打撃ができると思っています。近い距離には近い距離、長い距離は自分の得意だし、相手に合わせてやりたい。トータルで上がっているので、全てを上げて絶対に勝てるというところまで持ってきているので自信があります。前はギリギリで勝った相手にまたギリギリで勝とうとは思わない。勝率は99%です。1%はラッキーパンチとか自分の肉離れとかですね」と、絶対の自信を見せる。
『週刊プレイボーイ』で披露したグラビアについては「あれは3カ月半前くらいなので。どんどんニューハーフっぽくなっているので、あれが最後かも」と、さらに筋肉が付いたと言い、「前はパワーは上がっていたんですが当てる技術がなくて、今はフェイントやテクニックを上げたので私自身楽しみです」と前回とは全く違う試合展開になるだろうと予告した。
また、祥子JSKにはRAISE A SUILENのボーカル「Raychell(レイチェル)」がサポーターに就任したことについて、星輝は「格闘家の感覚で言わせていただくと、あっちのサポーターの方はバンドのボーカルの方じゃないですか。私はただのサポーターじゃないですよ。今日一緒に練習もしているし、投げや絞めもできる。試合にどっちが出ても大丈夫なサポーターです」とこっちの方が強力だと主張し、「頑張ってください、私も大阪で頑張ってきます。戦友みたいな感じですね。場所は違うけれど、お互いに勝ったねと言い合えるといいですね」と同日に勝利を喜び合いたいとした。
最後にはぱんちゃんから「あれを練習しようかなと思って。私は前蹴りが武器なので、あれができたら引っかかりそう」と、星輝の得意技であるブラジリアンキック(縦蹴り)を自分も使いたいとリクエスト。その場でコツを伝授した星輝は「試合で使ってくれたら超嬉しいです」とし、自分もぱんちゃんから前蹴りを習った。