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【修斗】箕輪ひろばが悲願の世界ストロー級王者に! 環太平洋フェザー級は仲山貴志が新王者、田丸匠は藤井伸樹下す。手塚基伸が魚井にTKO勝ち、平良達郎が鮮烈KO勝利!

2020/01/26 16:01

▼第6試合 バンタム級 5分3R
○田丸 匠(同級世界4位/NACSER DO SOL)61.2kg
[判定3-0] ※30-27×3
×藤井伸樹(同級世界8位/ALLIANCE)61.2kg

修斗最激戦区バンタム級では、“天才”田丸匠と“最も戦いたくない男”藤井伸樹の注目の一戦も組まれた。

藤井は2018年から修斗へ本格参戦し、岡田遼、魚井フルスイングに判定負けで2連敗を喫したが、その後、2019年5月に石橋佳大(3R KO勝利)、9月に齋藤翼(判定勝ち)という激闘派に競り勝ち、勝敗を5分に戻している。61.2kgで計量をパスした藤井は、「この日に向けてしっかり練習をやってきたので全力で相手に挑んでいきたいです。今回も盛り上がるように頑張りたいと思います」と言葉少ないながらも静かな闘志を見せた。

藤井は2018年から修斗へ本格参戦し、岡田遼、魚井フルスイングに判定負けで2連敗を喫したが、その後、2019年5月に石橋佳大(3R KO勝利)、9月に齋藤翼(判定勝ち)という激闘派に競り勝ち、勝敗を5分に戻している。

ただ勝敗以上に特筆すべきはその試合内容。序盤攻め込まれ、いくら劣勢になっていても無尽蔵のスタミナと決して屈しない不屈の精神で試合終了のホーンが鳴るまで動き続ける唯一無二のスタイルを確立。いつしか選手達から“最も戦いたくない男”と言われる様になった。

一方、前日計量の日に24歳となった田丸は「今日が誕生日で、プレゼント待ってます(笑)。年末年始は地方だと結構、練習が出来ないことが多いんですけど、今回は仲間がすごい付き合ってくれたんで、明日はヤバいものが見せられるなと思うので応援よろしくお願いします」とバースディを迎え好調をアピールしている。

田丸はKO、一本勝利率が70%を誇り、周囲が予期せぬ場面でもフィニッシュに持っていける能力は天賦の才がなせる技と言ってもいい。今回がバンタム級転向3戦目(2019年7月に一條貴洋に腕十字で一本勝ち、9月に魚井フルスイングにスプリット判定勝利)となるが果たしてその決定率は階級を上げても通じるのか? 藤井から勝利を奪うには、KOもしくは一本で勝ち切るしかない。ファイトスタイルが真逆の両者。天才が泥臭いぬかるみの世界に引きずり込まれるのを見ることになるのか。 

1R、打撃から詰める田丸の両脇差しのテイクダウンから立つ藤井。さらに田村は首投げも立つ藤井は右ストレートで前に。田丸はオーソから左ハイ狙う。

2R、右の打ち合いで腰を落とす藤井。田丸はがぶりから首抱えめくって上に。立つ藤井さらに田丸はダブルレッグテイクダウンも蹴り上げから立つ藤井が右ストレート当て前に。マウスピースを落とした田丸、田丸陣営にマウスピースは渡り洗って再開に。田丸は藤井のボディロックテイクダウンは凌ぐ。

3R、ジャブ、左の蹴りでこつこつ当てる田丸。詰める藤井はシングルレッグへ。そこにギロチンチョークを合わせる田丸。首を抜いた藤井はパウンド狙うが、立つ田丸。詰める藤井は頭下げてシングルレッグへ。しかしここでもがぶりから首を抱え後方へめくる田丸が上に。的確な打撃と寝技の際で上回った田丸が大人の戦いでスタミナを失うことなく危なげなく判定3-0で勝利した。

試合後、田丸は「内容はいいものではないし、チャピオンになりたいですけどまだ全然届かないんで、また出直して頑張ります」と謙虚に語った。

▼第5試合 バンタム級 5分3R
×魚井フルスイング(同級世界4位/和術慧舟會HEARTS)61.2kg
[2R 0分19秒 TKO] ※手塚のテイクダウンで魚井が左ヒジ負傷
○手塚基伸(同級世界10位/総合格闘技道場コブラ会)61.1kg

魚井は、2019年は1月に藤井伸樹に判定勝ち、5月に加藤ケンジを2R KO、6月にはRIZINでカナ・ハヤットを3R TKOに下すなど2018年9月の土屋大喜戦から4連勝を飾っていたが、9月の田丸匠戦で判定1-2のスプリットで敗れており、今回が再起戦となる。

出場を予定していた齋藤翼が左眼窩底骨折(下壁骨折)のため、欠場。齋藤に代わり、“流浪のグラップラー”手塚基伸(総合格闘技道場コブラ会)が魚井フルスイングと激突することとなった。打撃vs寝技と真逆のファイトスタイル同士の対戦。テイクダウンディフェンスも強い魚井に、時に引き込みからのスイープも見せる手塚は得意の肩固めを極めることができるか。

1R、魚井のフルスイングをかいくぐりダブルレッグテイクダウンは手塚! 巧みに脇をくぐるように倒した手塚はハーフから右脇に頭を突っ込み細かく脇腹にパウンド。肩パンチも。

2R、ジャブを突こうとする魚井に、シングルレッグテイクダウンは手塚。前のめりに左腕をマットに着いた魚井は左ヒジを負傷し、うつ伏せで動けず。レフェリーが間に入った。

試合後、TKO勝利した手塚はケージのなかで子供を抱いて「次、6月大阪大会ワンクッションやって、世界とは言わないです、よう知らない環太平洋をお願いします」とベルト獲りを宣言した。

指先を外に向ける危険な手のつきかたは魚井も百も承知だろう。手塚のテイクダウンに対し、倒されながらすぐに足を抜いて立ち上がる体勢を取ろうとしていたゆえの負傷。試合後、魚井は「家まで付き添ってもらいました。感謝。今日の情けない試合をきっかけにします。次回お客様方に試合を観てもらう時までに、必ずもっともっとMMA選手として強くなります! 今日は沢山の応援ありがとうございました‼ 対戦していただいた手塚選手ありがとうございました」「靭帯はセーフ」とツィートしている。

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