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インタビュー

【RIZIN】死闘を制したダウトベック「鈴木千裕はまだ若くて将来が輝かしい」「致命的になるような打撃は決して無かった。1者、鈴木についたことは意外だった」

2025/03/31 05:03
 2025年3月30日(日)あなぶきアリーナ香川にて『RIZIN.50』が開催された。  セミファイナルでは、RIZINフェザー級のトップ戦線争いが行われ、元同級王者の鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺)と、大晦日にYA-MANを下すなどMMA9連勝中・RIZIN3連勝中のカルシャガ・ダウトベック(カザフスタン)が対戦した。 ▼第11試合 RIZINフェザー級(66kg)5分3R×鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺)66.0kg[判定1-2]〇カルシャガ・ダウトベック(カザフスタン)66.0kg  試合は、序盤にサウスポー構えからの左の攻撃で鈴木にダメージを与えたダウトベックが、最終回の鈴木の猛攻を凌いでスプリットの判定勝ち。  試合後の会見でダウトベックは、鈴木の健闘を称えながらも「まともに打撃を受けたのは2Rの1回だけだった」と語り、試合前に怪我していたことについては、多くを語らなかった。  なお、敗れた鈴木はセコンドの肩を借りて試合後会見に現れ、試合中に右足を痛めたこと、序盤に鼻を折っていたことなど明かしている。 どんな時でも、汚い試合をしたくない(ダウトベック) ──試合後の率直な感想をお聞かせいただけますか。 「みなさんこんにちは。ご覧いただいたとおり試合はハードなもので、そのような展開を予想もしていました。対戦相手が元チャンピオンだからです。対戦した千裕選手には大変感謝しています。彼のおかげで大変見応えのある試合ができたと思います」 ──鈴木千裕選手と対戦した印象は? 「いつでも自分の対戦相手のことは大変尊敬しています。鈴木千裕選手は本当にいいファイターで、まだ若いですから、彼の将来はまだ輝かしいと思います。彼がこれからも精進して成功していくことを心から願っています」 ──試合を終えたばかりですが今後の展望・目標を教えてください。 「ハードな試合を終えてやっと勝てました。まずそれが嬉しいです。そしてこの機会に、自分のチームと、この戦いに向けて一緒に練習してきてくれた仲間に心から感謝したいと思います。これからは、今日まず勝った喜びを噛み締め、それをもとにまたチームと相談し、これからの将来について考えたいと思います」 ──左目がかなり腫れていますが、どのような負傷具合かわかりますか。 「一応ドクターにも見てもらって(縫合)、大きな負傷はないと。大事には至りません」 ──骨折などはしていないですか? (頷く) ──鈴木選手のパンチを被弾する場面がありました、その強さはいかがでしたか。 「まともに打撃を受けたのは2Rの1回だけだったんです。そのほかにも小さなパンチは受けているけれども、それが致命的になるような打撃では決してなかったと思います」 ──判定が2-1で割れたことについて、ご自身ではいかがですか。 「試合は本当にハードなものだったので……。1R、3Rは動きも良かったし、非常に自分のペースで試合を展開できたと思いますが、2Rでパンチを1回くらって、それに対しての評価がジャッジで分かれ、2Rの評価が影響して1者が向こうに入ったのかなと思っています」 ──元王者の鈴木選手に勝利し、この先は王者に挑戦したいですか? 「今のところ何も考えられない状況なので、今の、今日の勝利をまず本当に満足して、楽しみたいと思います」 ──RIZINで試合をする回数も増えてきましたが、日本で試合後に食べるものはありますか? 「寿司が好きなので、食べると思います」 ──リング上のマイクで「怪我をしていたのでちょっと休みたい」と。それは、大晦日のYA-MAN戦で怪我をしていたということですか? 「(頭を振って)今怪我の話はあまりしたくないです。今日勝てたので、全て良かったと自己評価しています」 ──「次回は万全で」ということでしたが、それはどれくらいのタイミングだと想定していますか。 「まず、今日の試合が終わったので少し休んで、国(カザフスタン)に帰って休養をまず取りたいと思います。それからトレーニングを始めて自分のコンディション、体の状態を判断して、トレーナーら陣営と相談して、次の試合の時期を決めたいと思います」 ──鈴木千裕選手は、ダウトベック選手のバックステップ、ステップイン、その出入りが巧みで攻略できなかったと振り返っていました。オーソドックス対サウスポーの戦いにおいて、どのようにダウトベック選手は左を当てようと考えて試合に臨みましたか? 「(苦笑して)今日の試合は本当にハードだったので、もともとどういうパンチを当てたいとか、そういう作戦を立てるという余裕もなかったですし、全力を出し切ってパンチを当てることができました。どんな時でも、汚い試合をしたくなく、クリーンな、許された技術を使って正々堂々戦うことが自分の戦いのモットーです。だからたとえば、必ず許されているテクニックと才能を持って勝ちたい、今日はそれができたと思います」 ──普段、表情に感情が出にくいダウトベック選手ですが判定で自分の手が挙がった瞬間、喜びが露わでした。アウェーの日本で勝利して喜びもひとしおでしたか。 「実は、最初にジャッジが赤コーナーに付けたときに“これはもう鈴木選手の勝ちなのかな”と思いました。自分の心のなかでは、やっぱり“自分が勝利していた”という感覚は持っていたので、最初(の判定が鈴木についたことが)まず意外だったことと、そのあと2回自分についたので、喜びもひとしおでした」 ──いつのフライトで帰るのですか? 「明日(31日)帰国します。ただ、来るときにも2日かかってきていて、帰りも明日日本を出るけど、家に着くまで2日間かかります」 ──お時間があれば、ぜひ香川のうどんを食べて帰ってください。 「試してみます。ありがとうございます」
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