2020年、さらなる飛躍を誓うぱんちゃんの飛びヒザ蹴り
2020年2月11日(火・祝)東京・大田区総合体育館『KNOCK OUT CHAMPIONSHIP.1』で、祥子JSK(JSK キックボクシングジム)との再戦に臨むぱんちゃん璃奈(STRUGGLE)のインタビューが主催者を通じて届いた。
両者は8月の『KNOCK OUT』で対戦しており、祥子の気迫のパンチと組み技に苦しめられたぱんちゃんが判定2-0(30-28、29-29、29-28)で勝利している。ぱんちゃんにとって自分の中で悔いが残る試合だったようで、「ベルトの前にどうしてももう一度闘わせていただきたいとお願いして受けてくださいました」と、自ら再戦を望んだという。
ぱんちゃんは2月のプロデビュー以来6戦6勝と無敗、12月8日の新日本キックではプロ初のKO勝ちと勢いに乗っている。メディアへの露出も増えており、1月27日(月)発売の『週刊プレイボーイ』にグラビアが掲載されるなど人気急上昇中だ。
■話題性ではなく実力が認められた上で主催者から自然と声がかかるような試合を
――2020年初戦が決まりました。昨年1年を振り返るとどういう1年でした?
「この前デビュー戦(2019年2月17日)をしたばかりの感覚でいたのに、約2カ月に1回のペースで試合をこなしていき……1年経つのが早かったですね。結果は6戦して6勝することができて、今までの人生の中でも一番充実した1年だったと思います。練習では苦しい想いもしましたが、むちゃくちゃ楽しい1年を過ごせました」
――2019年を漢字一文字で表すと?
「“夢”です。夢中な1年でしたし、夢を持って頑張った1年でしたし、これからの夢に期待した1年でした」
「1日中、食べて寝て……特に何もしていません!(笑)。大晦日のRIZINもテレビで見ていて自分も大晦日に試合したいとは思いますが、自分からアピールするのではなく『この子を使ったら面白いんじゃない?』と、話題性ではなく実力が認められた上で主催者から自然と声がかかるような試合をしていかないといけないと思いました。周りからもよく『年末に出たい?』と聞かれるのですが、自分で自信が付いた時にいつか出られるチャンスが来ると思っているので、特に焦りはありません」
――初詣でおみくじは引かれました?
「小吉でした(苦笑)。去年も小吉で、年始めにおみくじで運を使ってないのでいい1年になったんです。今年も大吉を引く運を使っていないので、いい1年になると思い込んでいます(笑)」
――なかなかポジティブですね。
「おみくじに書かれた言葉は……あまり気にしていないので覚えていません。自分は神頼みしないので、自分の力でいい1年にするために頑張ります」
――前戦となった昨年12月のペットチョンプー・モー・クルンテープトンブリー戦が1RTKO勝ちだったことで、いい1年だったというのもありますか?
「そうですね。自分的にも一戦一戦消化するたびに自分の動きが良くなっているのを感じています。4戦目まではどうしてこんな戦い方しかできないんだろ?と凄く落ち込んでいました。まだまだ自分の力を出し切れていませんが、ちょっとずつ成長した姿を見せられるようになっているので、今年1年もさらにいい動きができるようになると自分自身に期待しています」
――プロ6戦目で初のタイ人との対戦でした。
「まだタイ人選手とは1戦しかしていませんが、日本人選手の方が気持ちは強いと思っていたので特に気にしたことはありませんでした」