Krush9戦目でタイトルに挑むチャンスを得た横山
2020年1月25日(土)東京・後楽園ホール『Krush.110』にて、Krushライト級王者ゴンナパー・ウィラサクレック(タイ)に挑戦する横山巧(リーブルロア)のインタビューが主催者を通じて届いた。
横山は空手からキックボクシングに転向し、高校1年生でプロデビュー。スーパー・フェザー級から昨年ライト級に階級を上げ、東本央貴と里見柚己に連続KO勝利。今回の挑戦権を手にした。戦績は9勝(6KO)3敗。
■最後に勝ち残っている奴が一番強い
――昨年からライト級に階級を上げて2試合戦いました。実際に階級を上げて、どんな変化がありましたか?
「自分にとっては一番動きやすい適正体重かなと思います」
――実際にライト級で動いてみて、どこに手応えを感じていますか?
「みんな試合の一週間前くらいから体重を落とすために身体を動かすと思うんですけど、僕の場合は減量がほぼなしなのでギリギリまで試合用の練習ができるんですよね。だから試合までストレスが少ないし、練習していても疲れがないです」
――ライト級では自分のどこが一番の武器だと思いますか?
「通常体重が軽い分、スピードが武器だと思います。ライト級はスピードある選手が少なくて、僕はライト級ではスピードがトップクラスだと思います。実際にそれを活かす戦いができていると思います」
――ゴンナパー戦のオファーを受けた時の心境はいかがでしたか?
「ずっとゴンナパー戦はアピールしていて、あとはいつオファーが来るか?ってところだったんで、良いタイミングで決まったなって感じです」
――対戦カード発表会見ではタイトルマッチ以上にゴンナパーと戦うことに意味を感じているようですね。
「ゴンナパー選手の試合は何回も見ているし、本当に強いファイターだと思います。そのゴンナパー選手がベルトを持っていて、挑戦できることはうれしいです。もし他の選手だったらここまで気持ちが乗らないかもしれないです」
――ゴンナパーだからこそベルトの獲りがいがありますか?
「はい。あれだけ強い選手がチャンピオンでいてくれて、やりがいがありますよね。ここでゴンナパー選手に勝てばK-1のトップでも通用すると思うのでしっかり勝ちたいです」
――ゴンナパーのファイトスタイルにはどんな印象を持っていますか?
「確かに攻撃力はありますけど、僕よりスピードはないと思うし、同じサウスポーの弟(横山朋哉)よりもゴンナパーは遅いと思います。だから弟と練習していれば自分の攻撃が当たると思います」
「そうですね。色んな倒すパターン・カウンターを考えているので、それが当たれば倒せると思います」
――昨年K-1チャンピオンになった江川優生選手もはじめ、同世代の選手たちがK-1・Krushのトップ戦線で活躍していますが、そこは意識していますか?
「自分はあまり気にしないですね。最後に勝ち残っている奴が一番強いと思うので」
――どんな試合をファンのみなさんに見せたいですか?
「1RでゴンナパーをKOできるように自分の力を見せつけたいと思います」
――2020年の最初に大一番を控えていますが、今年はどんな一年にしたいですか?
「ゴンナパー選手は強敵ですが、自分の目標はもっと先にあるので、ゴンナパー選手に勝てばベルトがついてくるという意識です。ゴンナパー選手を倒してK-1のトップ選手たちとも絡んでいきたいと思います」