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【RISE】原口健飛、秀樹に勝ったら「関西で頑張っている子供たちの夢、希望も込めて白鳥大珠君を倒したい」

2020/01/08 17:01
【RISE】原口健飛、秀樹に勝ったら「関西で頑張っている子供たちの夢、希望も込めて白鳥大珠君を倒したい」

デビュー3戦目で内藤大樹に敗れて以来、11戦負けなしの原口

2020年1月13日(月・祝)東京・後楽園ホール『RISE 136』のセミファイナルで、第6代ライト級(-63kg)王座決定戦を同級1位・秀樹(新宿レフティージム)と争う同級2位・原口健飛(FASCINATE FIGHT TEAM)のインタビューが主催者を通じて届いた。

 原口は空手出身で、高校からはボクシングを始めて17歳でプロデビューし、2016年西日本新人王決定トーナメントで準決勝進出。2017年にキックボクシングでプロデビューすると、わずか2戦目でACCELフェザー級王者となり、翌年(2018年)のRoad to RIZINキックトーナメントでMOMOTARO、宮崎就斗を破り見事優勝。

 RIZINの大舞台では元K-1世界王者・大雅を相手に判定1-0(1ポイントは原口)でドロー。2019年に入ってからはRISEで外国人選手相手に初回KOが2回、ライト級トップの北井智大にも判定勝ち、RISEスーパーフェザー級王者チャンヒョン・リーにも完封勝ち。極めつけは11月に岡山で行われたイノベーションでKNOCK OUT初代スーパーライト級王者・森井洋介をKOした。戦績は13勝(8KO)1敗1分。

■秀樹選手の得意技は左ミドルですが遅いので当たらないでおこうかなと

――来年初戦が決まりました。年末、大晦日、クリスマスといった日も休み返上ですね。

「そうですね。休みたいときもあるのですが、練習が好きなので逆に休みを取ると気持ちが落ち着きません。周りの人は練習してるんやろな~と感じたりするので、少しでも練習すると落ち着くんです。元旦はさすがに実家に帰って休むことが出来たので、休んだ分は取り返そうと思っています」
 
――試合に向けての調整はいかがですか。

「階級を上げてからは減量があまりないので食べ物制限は特にしていなく、しっかり食べてしっかり練習する毎日になります。昨年3月のミゲール・マルティネス戦から2カ月の間隔でずっと試合をしてきていいペースかなと。あまり試合間隔が空き過ぎるとしんどいです。今は疲れも良い感じでたまっていて、いい調整具合です」
 

――今回RISE10戦目でタイトルマッチが決まりました。ご自身的にこのタイミングはベストですか?

「少し遅いかなとは思ったのですが、ここをクリアーすればワールドシリーズも始まってくれます。世界チャンピオンになれるチャンスもあるので、いいタイミングだと思います」
 
――チャンヒョン・リー、森井洋介選手といった強豪選手に勝って勢いを感じます。

「そうですね。今のところ良い感じで来ているので勢いもありますし、運、実力もあるでしょう。でも、まだ自分のことを強いとは思ってないので、強くなるために毎日毎日必死に頑張っています」
 
――今回、白鳥大珠選手が返上したRISEライト級王座を懸けた一戦となりますが、次に対戦する秀樹選手に対してはどのような印象がありますか?

「試合映像を見たら平均的に全部ができて欠けているものは全く見つかりませんが、特にこれといったものはなく怖いものは全くないですね。秀樹選手の得意技の左ミドルは当たれば痛そうですが、遅いので当たらないでおこうかなと」
 
――秀樹選手のような綺麗な戦い方をするタイプはどうでしょう。

「やりにくくはないのですが、逆に秀樹選手は僕のことをやりにくいと思います」
 

――蹴り勝つ自信は?

「パワーでは負けると思うので、テクニックで圧倒しようかなと。フィジカルは強そうで接近戦はうまいと思ったのですが、コーナーに詰められたら弱い場面も見られるのでそういいうところでも狙っていいと思います」
 
――KOは狙います?

「そうですね。狙いすぎも問題なので、3分5Rあるので倒す時は倒しますし、判定決着になっても圧倒したいと思います。でも、面白くない試合をしてでもここは勝っとかないといけません。勝ってからのスタートになるので、自分の全てを出した上で勝ちにこだわろうかなとも思います」
 
――秀樹戦に用意した技はあったりしますか?

「秀樹戦というよりもサウスポーの選手用に以前から用意しているものはあります。今年はみんなオーソドックスの選手だったので、それを出すのは難しかったのですが、今回見せられると思います。ちなみに自分は両利きなので、相手がサウスポーだろうがオーソドックスだろうが特に気にしていません」
 
――以前から白鳥選手との対戦をアピールしていましたが、白鳥選手の王座に挑戦したかった想いはありますか。

「正直なところ、ベルトどうこうよりも僕は白鳥君とやりたかっただけなんです。それで白鳥君がベルトを持っていたのでこれでやれば白鳥君に勝ててベルトも獲れるという状況でした。白鳥君とはワールドシリーズの一回戦で組んでもらいたいぐらいなんです」
 
――なぜそこまで白鳥選手との対戦にこだわるのでしょう。

「関東で一番強い選手といえば、天心君と白鳥君だと思っているのでここで倒せばおいしいのかなと。あの二人はTEPPEN GYM所属(※那須川天心の所属はTARGET/Cygames)で最高の環境で練習していると思うので、関西で頑張っている僕たちがここで負けていたら意味がありません。関西で頑張っている子供たちの夢、希望も込めて白鳥君を倒したいですね」
 

――実力も認めていると。

「もちろんそうですね。でも、選手としては認めますが、男としては好きなタイプではありません」
 
――同じボクシング経験者ですが、白鳥選手のボクシングテクニックはどのぐらい評価されてますか。

「ボクシングに関しては向こうの方がリーチもあってうまいと思うのですが、ただ僕はボクシング時代も含めて今までパンチをもらったこともないですし、倒れたことも1度もないのでそこが強みです。白鳥君はボクシング時代は失神KOされたことが多く、キックに転向してからもよく倒れますし、顎が弱いと聞きました」
 
――では、最後に会場に来てくれるファンにメッセージをお願いします。

「やっと今回タイトルマッチに辿り着いたので、ここはハングリー精神を見せて関西にベルトを持って帰ろうと思います。応援よろしくお願いします」

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