29日の対抗戦3試合でRIZINに貴重な1勝をもたらした渡辺
2019年12月29日(日)さいたまスーパーアリーナ『Bellator JAPAN:Fedor vs. Rampage』の第2試合「Bellator×RIZIN 対抗戦・次鋒戦」で、イララ・ジョアニ(ブラジル)を3R4分39秒、TKOに破った渡辺華奈(FIGHTER'S FLOW)が試合後のインタビューに答えた。
「試合に勝てて、RIZIN代表として上がって勝てて凄く嬉しいです。ホッとしたのが一番ですね。いろいろな人の想いを背負っていた自覚があったので試合が迫るにつれて負けるわけにはいかないとの気持ちが強くなっていきました」と渡辺。
対戦した印象は「凄く強いことは想定していたので想定との違いはなかったかな。寝技では自分の方に分があり、打撃は相手に分があると思っていたのでその通りでした。右をもらわないようにしてしっかり返す練習をしてきたんですが、思った以上に強くて。本当は蹴りを使って、私の方がリーチも長いし距離もとって戦おうと思っていたんですが、それができませんでした。
右のパンチは痛かったですけど、そこまでは効いてないです。打撃はまだまだですね。組んだ時は安心できました。自分の方が優っていると組んで分かったので。相手の三角絞めも入ってなかったので緩めるのを待って対応しようと思っていました。十字も同じですね」と、打撃はこれまでと変わらず課題が残ったが、組んでからの展開は自分のものだったと振り返る。
投げに関しては「投げはあまり練習していなくて柔道時代に身に着いたものが出ました。染みついていたものでやりました」と、自然と身体が反応したという。
これで無敗記録を9勝1分とした渡辺。2020年は「もっともっと練習して地力を上げていくこと。ベラトールのファンにも見てもらえたので北米にも挑戦出来たらと思います。世界へ行けるように頑張りたい。来年はオリンピックの年なので、自分のオリンピックをやりたいです。RIZINに女子フライ級のベルトが作ってもらえるならそっちにも挑戦したいし、海外にも挑戦したい。欲張りですね(笑)」と、国内外で活躍していきたいと語った。