MMA
インタビュー

【Bellator×RIZIN】スコット・コーカーCEOが堀口恭司と那須川天心の参戦についてコメント

2019/12/27 17:12
2019年12月29日(日)さいたまスーパーアリーナにて、昼12時から開催される『Bellator Japan: Fedor vs. Rampage』の出場全選手個別インタビューが、27日(金)都内にて行われた。  個別インタビューには主催者であるスコット・コーカーBellator CEOも出席。今後のことについてコメントした。  日本でBellatorの大会を開催することについて、コーカーCEOは「29日と31日は世界が注目するような大会になるだろう。昨年末、堀口恭司とダリオン・コールドウェルが戦ったのも大きな話題になって、その後に堀口がアメリカに来て再戦でも勝ったことでアメリカでも人気が出た。それと同じで今後、いろいろな影響が出てくると思っている」と、新しい流れを生み出すことを期待しているようだ。  今大会をきっかけに、日本人ファイターを積極的に使っていく可能性を聞かれると「もちろん。そういったことも今回の提携の効果のひとつだと考えている。新しいタレント=若い有望な選手がいればサインしていきたいと思っているよ。Bellatorは年間30大会15カ国で開催し、145カ国に中継される。29日もDAZNの中継がある。そういう意味では有望な選手を見つけていくことは重要だと思っているんだ。2002年から2007年まで私が日本にいた頃は日本にタレントが集中していた。でも今はアメリカやイギリス、アイルランドから若い有望な選手を連れてきて育てているので、日本でもそういった形をとっていければと思う」と、日本人ファイターの起用はあるとした。  来年以降の日本大会については「RIZINと今後話していくことになる。まだ具体的なプランは何も話していないが、自分としては消極的だとは言わないが楽観的に見ている部分はあるね」と、全くの白紙とのこと。  那須川天心についての質問が外国人記者から飛び「彼はMMAが本業ではないけれど素晴らしいキックボクサーだ。来年はヨーロッパで、フランス、アムステルダム、ミラノで大会を計画中なので、そのヨーロッパツアーにできれば連れていきたいと考えているよ。なぜならヨーロッパではキックボクシングも非常に人気があるので、Bellatorとしてキックボクシングの試合も含めていこうと考えているのでそういった試合に出てもらえれば素晴らしいことだと思う」と答えた。  さらにBellator世界バンタム級王座を怪我のため返上した堀口恭司のことを聞かれると「もちろん朝倉海も素晴らしい選手だが、堀口が怪我をしてしまったのは不幸で残念。だからと言ってもう対抗戦を行わないということは全くなく、彼が復帰したらタイトル戦を考えることになる。我々の看板選手を二度も破ったのだから、そういった価値に値する選手だと思っているよ」と、復帰後のタイトルマッチを考えていると明言した。  また、ロシアでの大会開催について聞かれると、「Bellatorには素晴らしいロシア人ファイターが何人かいますし、今回ヒョードルと契約したのもまずは日本で大会を行い、次に来年の夏か秋かにヨーロッパまたは中東でも試合をし、最後は彼の締めくくりにふさわしくモククワで2020年年末か2021年の始めに大会を開催しようと思っています。それはヒョードルの状態がいい時に、彼の条件に合わせるべきだと思っています」と、ヒョードルの引退時期に合わせるとした。  それ以外のロシア大会は「今は考えていない。ヒョードルの引退試合になるでしょう。ネムコフもいるし、Bellatorには多くの素晴らしいロシアンファイターがいるので、例えば世界対ロシアの対抗戦といったコンセプトでその大会を開くことも考えています」という。
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