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2020年3月8日(日)東京・新木場スタジオコーストで開催される「PANCRASE 313」の一部カードが発表された。
「ストロー級 キング・オブ・パンクラス・タイトルマッチ」として、王者の北方大地(パンクラス大阪 稲垣組)が、同級1位のアダム・アントリン(米国/AKA/Antdawgs MMA) の挑戦を受ける。
北方は、2017年4月の八田亮戦以降、ダニエル・パックマン、井島裕彰、曹竜也に4連勝で、2019年7月に砂辺光久が持つ王座に挑戦。5R TKO勝利でストロー級のベルトを巻いた。
しかし、10月のONE Championship両国大会での修斗との王者対抗戦で猿田洋祐に2R0分59秒、TKO負け。今回はホームでの仕切り直しの一戦にして初防衛戦となる。
対戦相手はストロー級1位の試合巧者アダム・アントリン。2016年7月、UFCのTUF24フライ級トーナメント一回戦でダマッシオ・ペイジに勝利し、準々決勝で扇久保博正に判定負けしているアントリンは、2019年6月の「PANCRASE 306」で本来の適性階級であるストロー級で初参戦。前山哲兵を終始圧倒し、3RTKOに下している。
続く11月大会では5位の井島裕彰と対戦。1Rに蹴り足を掴まれた状態の右フックでダウンを喫したアントリンだが、2R、井島のシングルレッグに得意のハイエルボーのマルセロチン=ケイオス・チョークを合わせて一本勝ちした。
「2020年、東京オリンピックの年にチャンピオンになるのが夢だ」というアントリンだが、井島戦では研究され底も見せている。
前戦で猿田をクローズドガードに入れながらもインサイドから左右のパウンドを浴びTKO負けを喫した北方にとっては、TUF出場ファイターを相手にあらためて実力を証明したいところ。老獪な駆け引きを持つアントリンに隙を見せず、正面突破出来るか。それともアントリンが夢の戴冠を実現させるか。
◆「PANCRASE 313」
3月8日(日)スタジオコースト
▼ストロー級 キング・オブ・パンクラス・タイトルマッチ 5分5R
北方大地(王者/パンクラス大阪 稲垣組)第2代ストロー級K.O.P./20勝8敗1分2NC
アダム・アントリン(挑戦者/米国/AKA/Antdawgs MMA) 1位/15勝5敗
▼2020年・第26回ネオブラッドT・フェザー級1回戦 3分3R
夢虎龍生(パンクラス大阪稲垣組)
齋藤拓矢(ALLIANCE)