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インタビュー

【K-1】1勝1敗の決着戦に臨む真優「女子のトーナメントは見たくないという見方を自分たちが変えていかなければダメ」

2019/12/25 19:12
2019年12月28日(土)ドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)『K-1 WORLD GP 2019 JAPAN』に出場する、真優(=まひろ/月心会チーム侍)のインタビューが主催者を通じて届いた。真優は「K-1 WORLD GP 女子フライ級王座決定トーナメント」のリザーブファイトで、壽美(NEXT LEVEL渋谷)と対戦する。 真優は大阪出身の20歳。プロ戦績は4勝2敗2分だが、アマチュアで豊富な試合経験があり、K-1甲子園のワンマッチでも勝利したことがある。空手仕込みの蹴り技を武器に、高校生時代の2016年8月には「J-GIRLSフライ級ニューヒロイントーナメント」で優勝。今年8月のK-1でKANAに挑んだが、判定で敗れた。 ――8月K-1大阪大会でのKANA戦は判定負けとなりましたが、振り返っていかがですか?  「やっぱり王者の壁は分厚くて、パワーも女子選手とは思えないくらいの圧力がありました。感じたことのない雰囲気もあって、すごくいい経験になりました」 ――トップの選手はこういうものだと感じた、と? 「そうですね。自分の弱さもしっかり確認できた試合でもありました。今までトップ選手と戦ったことがなかったので、王者の攻撃や圧力の掛け方をしっかり感じることができた試合でした」 ――その中で、自分が通用すると思ったところは? 「1Rは自分でもけっこう動けていたかな、と。自分はスタミナがなかったので、2~3RはKANA選手に泳がされてしまいましたが、しっかりスタミナをつけて自分の攻撃の仕方を増やしていけば、通用しない壁ではないなと思いました。しっかり経験を積んで、一戦一戦勝っていって、またリベンジできるようにしていきたいですね」 ――12月のK-1名古屋大会ではK-1史上初となる女子のトーナメントが開催され、真優選手はリザーブファイトで壽美選手と対戦しますが、オファーを受けたときの心境は? 「まずK-1に戻ってこられるのが凄く嬉しかったです。ただトーナメント本戦に出ることを頭に入れていたので、そこは悔しい部分もあります。しっかりリザーブファイトの仕事をして、いい試合を見せたいなと思っています」 ――壽美選手とはアマチュア時代に2回対戦して、1勝1敗だそうですね。 「実はそうなんです。壽美選手は身長も大きくて、スタミナもある選手で。パンチを当ててもガンガンと前に出てくるので、自分も下がらずにパンチとキックを当てていけば、いい試合ができると思います」 ――プロデビューしてから、「もしかしたらまた戦うかも」という予感はありましたか? 「プロでも階級が一緒なのは知っていたので、いずれプロのリングでも当たるだろうなとは思ってました。今回、いい舞台でオファーをいただいたので、しっかり2人で盛り上げられればなと思います」 ――現在、女子の試合が注目を集めていることについて、思うことは? 「SNSでも女子のトーナメントを『観たい』という人もいれば『観たくない』という人もいて、後者の見方を自分たちが変えていかなければダメだと思います。女子の選手も命を賭けて一戦一戦、戦っているのがファンの方に伝わるように、リザーブファイトですけど、ちゃんと試合で見せたいなって思います」 ――もし自分がトーナメント本戦に出れば、優勝していたと思わせるような試合を見せたいですか? 「そうですね! 自分がまだまだ世界のレベルじゃないことは理解してるんですけど、トーナメントは何が起こるか分からないので、しっかり12月28日の大会に向けて練習を頑張るだけです」
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