リザーブマッチからトーナメント決勝まで駆け上がるつもりの壽美 (C)M-1 Sports Media
2019年12月28日(土)ドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)『K-1 WORLD GP 2019 JAPAN』に出場する、壽美(NEXT LEVEL渋谷)のインタビューが主催者を通じて届いた。壽美は「K-1 WORLD GP 女子フライ級王座決定トーナメント」のリザーブファイトで、真優(月心会チーム侍)と対戦する。
壽美はKHAOSとKRUSHで3連勝をあげて、今年8月に王座決定トーナメントに出場するIFMA世界女子フライ級王者ヨセフィン・ノットソン(スウェーデン)と対戦したが、判定で敗れている。戦績は6勝(2KO)3敗。
――前戦8月KRUSHでのヨセフィン・ノットソン戦について振り返っていただけますか?
「試合を通してかなり技術の差というか、引き出しの多さが違うなと感じました。ヨセフィン選手の蹴り技やスピード、手数の多さは動画で観ていたので、距離を潰そうと前に出たんですけど、それを全部阻止されてしまって。相手はハイキックや前蹴りなど攻撃が途切れなかったので、すごく入りにくかったです」
――自分の技術が出しきれなかった、と。
「そうですね。あの試合の動画を観るとすごく悔しくて、『なんで、ここでもっといかなかったんだろう?』や『もっともっと前に出ればいけたんじゃないか?』と思うシーンが何度もあって。『ああ、やり直したい!』とすごく思いました」
――12月のK-1名古屋大会ではK-1史上初となる女子のトーナメントが開催され、壽美選手もリザーブファイトで真優選手と対戦しますが、いまの心境は?
「自分はリザーブファイトなんですけど、2試合やる覚悟はできてます」
「蹴りが多彩ですね。私はアマチュアのときに二回(一勝一敗)戦わせていただいてるんですけど、すごく技術があって。(8月K-1大阪大会での)KANA選手との試合を観ていても、すごく気持ちが強いなという印象があります」
――今回のトーナメントは壽美選手、真優選手、そしてKANA選手と日本人選手は3名が出場しますが、この一戦は日本人対決ということでも注目されています。どのような試合を見せたいですか?
「前回は気持ちの強さで乗り切ろうと思ったんですけど、ヨセフィン選手と戦ってあまりの引き出しの多さの違いを感じたので、技術面でもしっかり力をつけて臨みたいです」
「こちらはトーナメント一日二試合やるつもりで練習をしています。きつい練習をずっと続けていて体力面も大丈夫だと思いますし、前回は外国人選手の身体の強さを感じたので、しっかりフィジカルもやった上で挑みます」
――トーナメントが開催されることで女子がより注目されるようになり、選手層も厚くなってきました・自分がその先頭に立ちたいという気持ちはありますか?
「もちろんあります! 格闘技をやるんだったら一番上を目指したいので。K-1というすばらしい舞台に立たせてもらっているので、しっかりトップを取って引っ張っていきたいと思います」