前回梅野に敗れたシラー(左)が、梅野の後輩・雅と対戦する
2020年2月11日(火・祝)東京・大田区総合体育館『KNOCK OUT CHAMPIONSHIP.1』の追加対戦カードが発表された。
元ラジャダムナンスタジアム認定バンタム級王者シラー・ワイズディー(タイ/Y’ZD GYM) vs三冠王・雅駿介(PHOENIX)が決定。
シラーは2010年に来日し、以後は日本に在住して試合を行ってきた。タイ時代にはあのブアカーオからも勝利を収めている。しばらくトレーナーに専念していたが、今年9月に新日本キックで現役復帰。WKBA世界ライト級王者・重森陽太と引き分けて40歳近い年齢ながらも健在ぶりを発揮したが、12月8日の『BOM』では梅野源治に初回TKO負けを喫した。戦績は300戦を超える。
雅はその梅野の後輩で、高校時代からキックボクシングを始め、2014年に学生キックでライト級王者に輝く。アマチュアではRISEの2014年KAMINARIMON全日本トーナメント65kg級で優勝。プロになってからはムエタイオープンライト級王者、スック・ワンキントーン・ライト級王者、WMC日本ライト級王者の三冠王になっている。梅野に続いてシラー越えを達成することができるか。
また、今大会で行われる「無法島Presents KNOCK OUT 64kg GRAND PRIX」のリザーブマッチが、一輝(OGUNI-GYM)vs大谷翔司(スクランブル渋谷)に決定。
一輝(左)が約2年半ぶりに復帰、新鋭の大谷と対戦する
一輝は2005年デビュー、36歳の大ベテランで2010年8月に第5代NJKFライト級王座に就く。必殺の右フックを武器にKrushやRISEなど様々な団体で試合を行ってきたが、今回は2017年7月以来の試合出場となる。昨年6月には妻である元・スターダム所属の女子プロレスラー風香との間に第一子が誕生、父となって初めてのファイトとなった。
対する大谷は陸上自衛隊出身。2016年にデビューし、今年1月にはREBELS-MUAYTHAIライト級タイトルへの挑戦を経験(ドロー)。その後もコンスタントに試合を続け、6月のREBELSでは新日本キックボクシング協会の高橋亨汰とドロー、10月のREBELSでは元蹴拳スーパーフェザー級王者・津橋雅祥に判定勝ち、そして12月1日のムエタイオープンでは五冠王の翔・センチャイジムと引き分けた。今回から階級をひとつ上げ、リザーブマッチに臨む。
共に右のパンチを中心にガンガン前へ出るタイプだけに、噛み合った試合となりそうだ。
<決定対戦カード>
▼64.0kg契約 BLACK(ヒジ打ちなし)ルール 3分3R 無法島Presents KNOCK OUT 64kg GRAND PRIX リザーブマッチ
一輝(OGUNI-GYM/第5代NJKFライト級王者)
大谷翔司(スクランブル渋谷)
▼61.0kg契約 REDルール 3分3R
シラー・ワイズディー(タイ/Y’ZD GYM/元ラジャダムナンスタジアム認定バンタム級王者、元オムノーイスタジアム認定フェザー級王者)
雅 駿介(PHOENIX/ムエタイオープンライト級王者、スック・ワンキントーン同級王者、WMC日本同級王者)