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【DEEP】武田光司が大原樹里に一本勝ち王座防衛! マルティネスが誠悟にTKO勝ち。女子4試合も

2019/12/15 14:12

▼第17試合 DEEP JEWELSミクロ級 5分2R
×しなしさとこ(43.55kg/フリー)
[1R 1分51秒 TKO]

〇にっせー(44.10kg/フリー)

2007年3月にスマックガール・フライ級女王となったしなしは、2008年2月にDEEP初代女子フライ級王座を獲得。同年10月の試合を最後に結婚・出産のためリングを離れたが、2014年10月に約8年ぶりに復帰。2017年3月に韓国で約9年ぶりの黒星を喫したが、その後も連勝。6月大会ではマドレーヌに圧勝し、新設されたDEEPミクロ級でも女王に君臨すると宣言した。42歳となった今でも若手の追随を許さない。マドレーヌに続いて新世代を迎え撃つしなしは、MMAの練習とは別にフィジカルトレーニングで進化していく肉体を披露している。

対するにっせーは、沖縄在住で2018年9月のDEEP JEWELSアマチュア大会に出場。この試合での活躍が佐伯繁DEEP代表の目に留まり、「すぐにでもプロに上げたい」との高評価を得て今年3月の後楽園ホール大会でプロデビュー戦。同じくデビュー戦となるKOTORIとの再戦となり、敗れはしたものの好試合を展開した。9月大会では山崎桃子を腕十字で破り、プロ初勝利を飾っている。今回がプロ3戦目。リングネームのにっせーは、地元で小学生の頃から男まさりにやんちゃだったため、「にせあそこ」というあだ名をつけられ、それが短縮され「にっせー」になったという。

1R、ともにオーソドックス構え。右の前蹴りをアゴにヒットさせたにっせーに詰めるしなしは左で差して金網に押し込むが、離れ際に近距離の右の打撃を当てたにっせー! 

下になるしなしは足関節、ヒールフック狙いも後ろを向いて外したにっせーがパウンド! 足を戻そうとするしなしだがにっせーは中腰から強いの右の打撃を入れ、レフェリーが間に入った。



ケージの中でにっせーは、「こんにちは。皆さん今日、名前を憶えて帰ってください。道場が無くなり練習場所も大変でしたが、たくさんの人の応援で勝つことができました。これからもトップファイターになれるよう頑張ります。応援よろしくお願いします」と挨拶した。

▼第16試合 DEEPフェザー級 5分2R
〇横山恭典(65.95kg/KRAZY BEE)
[判定3-0] ※20-17,19-18,20-18

×小川顕広(65.95kg/CAVE)

6月29日の『DEEP 90 IMPACT』後楽園大会で大澤茂樹に判定勝ちした横山恭典だが、9月大会では牛久絢太郎に接戦の末、判定負けしている。小川はDEEPで4連敗中なだけに黒星を止めたいところ。

1R、ともにオーソドックス構え。圧力かけて右で差す横山。スタンドバックに回り、ヒザを突き、ボディロックで持ち上げテイクダウン。すぐに立つ小川。ブレーク。横山の下段蹴り&右に、小川も右を返すが、圧力かける横山がテイクダウン。サイド奪い肩固めに入るが、凌ぐ小川に横山は腕十字へ! うつ伏せになりヒジが伸びた小川だがゴング。小川は右ヒジを押さえながら立つ。

2R、強い右ローから入る小川。前手で距離図り右を伸ばす横山。さらに右ローも。互いに右ローから詰める横山が右ストレート! さらに右ロー。そのあとに左右で前に出る小川だが、空手の距離の横山に届かない。ワンツーで詰めてシングルレッグ、さらにダブルレッグに移行しスタンドバックに回る横山。アンクルピックを狙いながらもその際でキムラを狙う小川。その足をひっこ抜く横山。ブレーク。左右フックで飛び込む小川だがゴング。判定は3-0で終始主導権を握った横山が復活の勝利を挙げた。

▼第15試合 DEEPフライ級 5分2R
×ハシャーンフヒト(61.45kg/NEX)
[判定0-3] ※18-20×3

〇竿本樹生(61.70kg/BRAVE/ZSTフライ級王者)

現ZSTフライ級王者の竿本樹生がDEEP参戦。フヒトは9月大会で渋谷カズキにスプリット判定勝利。

1R、ともにオーソドックス構えから、左右細かくスイッチする竿本は左フックでダウン奪い、さらに右をヒットさせ、跳びヒザでダウンを奪うなどフヒトを崩すが、突っ込み気味の竿本の首をフヒトはセンタク挟み狙いながらキムラ狙い。またいで外す竿本は上からヒジを落とす。

2R、サウスポー構えから入る竿本。左ストレート、右アッパーで詰める。フヒトは右の前蹴り。左を振ると竿本は掻い潜りダブルレッグからシングルに移行も突き放される。右で差す竿本だが体格差があるか疲労が見える。フヒトの詰めに左右のアッパーで入る竿本。右ボディも突くが、前に出るフヒト。試合は判定3-0で有効打を当てた竿本が勝利した。

▼第14試合 DEEPフェザー級 5分2R
×窪田泰斗(66.05kg/D's Box'n' Fit)
[判定1-2] ※18-20×2,20-18

〇鈴木琢仁(66.05kg/ボンサイ柔術)

1R、オーソドックス構えの鈴木にサウスポー構えの窪田。窪田の蹴りがローブローとなり中断後再開。窪田の左を掻い潜りダブルレッグからシングルレッグ、さらに金網詰めて四つに持ち込む鈴木は左で差して崩してテイクダウン。すぐにまたいでマウントを奪い、パウンド。バックを狙うが、その際で下に落とした窪田。クローズドガードの鈴木は、頭を引きつけて三角狙い。しかし窪田もインサイドから細かくパウンドを狙う。上腕・手首をつかむ鈴木は下から仕掛け。シングルレッグで立とうとするが、潰す窪田はヒジを落とす。

2R、後ろ廻し蹴りは鈴木。さらに右ストレートを当ててダウンを奪う。先に詰める鈴木にヒザを狙う窪田だが、がぶりからギロチンを狙う鈴木。しかしここも窪田はスクランブルから外して正対し上に。

立つよりもハーフからの仕掛けを狙う鈴木は左でオーバーフックしコムロック狙い。それを外した窪田はニアマウントも左で差す鈴木はスイープを狙う。ここも潰した窪田だが、鈴木は下からディープハーフで二重がらみ・ロックダウンへ。窪田は右で深く小手に巻いて凌いでゴング。

判定は、ダウンを奪った打撃、下からの仕掛けも評価された鈴木がスプリットで勝利した。

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