(C)PFL
2026年11月14日、アラブ首長国連邦ドバイのコカコーラ・アリーナで開催される『PFL Dubai: Nemkov vs. Bilostenniy』(U-NEXT配信)にて、後藤丈治(TRIBE TOKYO MMA)と対戦するセルジオ・ペティス(米国)が17日の『PFL Chicago: Carmouche vs. Bishop 2』に来場。後藤について「左のパンチが凄まじい、バケモノだ」と警戒した。
▼バンタム級 5分3R
セルジオ・ペティス(米国)25勝8敗
後藤丈治(TRIBE TOKYO MMA)21勝9敗1分
また、12月19日にフランス・リヨンで開催の『PFL Lyon: Lapilus vs. McKee』にて、4月にペティスを破った11戦無敗のプロスペクト、ミッチ・マッキー(米国)と、UFCで6勝2敗・PFL4連勝中のテイラー・ラピルス(フランス)が空位のバンタム級王座をかけて対戦が決定したことについて、「この試合が5ラウンド制であることを考えると興味深い。ラピルスがチャンピオンシップラウンドでも強いことは周知の事実だから」と、サウスポーのベテランストライカーが優位としながらも、強力なレスラーであるマッキーを「彼がベルトを勝ち取ることを願ってる。マッキーとの再戦を絶対にやりたいんだ」とリベンジ戦を希望した。
まさしく群雄割拠となったPFLバンタム級のなかで、勝ち上がるのは誰か。
後藤との試合は僕にとってこれまでとは違った展開になるはず
──後藤丈治選手とは、あなたにとって約1年ぶりにドバイで戦うことになりますね。
「ドバイに戻るよ。前回のドバイでは、スピニングバックエルボーで運よく勝てた(※マゴメド・マゴメドフを2R KO)。またそれを再現しようとしているんだ。上手くいけば、また何か光る試合をと思っている。
前回のドバイは長旅で慣れない環境だったけど、本当に最高だった。外が100度くらいあったおかげで(笑)、減量がかなり楽になった。でもね、現地に行って環境に順応することに関してはもうかなり慣れている。これまで日本でもメキシコでもインドでも戦ってきた。今やベテランだからね。準備万端だ」
──RIZINでタイトルマッチも戦った後藤丈治選手をどうとらえていますか。
「ジョージ・ゴトウがバケモノだってことは知ってるよ。彼の試合映像を見てきたから。左のパンチが凄まじい。MMA全般としても素晴らしい選手だ。グラップリングも上手いし、タフさも抜群だ。厳しい試合になるだろう。相手はサウスポーだから、僕にとってはこれまでとは違った展開になるはずだ。楽しい試合になるだろうね」
──今日も小さな子と一緒に観戦ですね。あなたにとって父親となった影響は?
「実はね、良い方向に変わったんだ。いまは家にいない理由なんてないからね。地元のジムで変わらずトレーニングして、家に戻る。父親になるっていうのは、本当に人生を良い方向に変えてくれるよ。自分自身をもっと真剣に考えるようになったし、目指すべき目標ができた。世話をするべき小さな命がいるからね。本当に素晴らしい経験だよ」
──試合を3週間後に控えて、どんな状況ですか。
「今はただ、怪我をしないように気をつけて過ごすだけさ。いつものようにファイトキャンプに入っていて、もう33歳だから、体重調整と試合の戦略を練ることに集中するつもりだ」
──12月19日の『PFL Lyon』では、あなたに勝利したミッチ・マッキーと、元UFCのテイラー・ラピルスが、空位のPFLバンタム級王座をかけて対戦が決定しています。次のあなたの試合もそこに戻るような試合にする?
「100%。マッキーとの再戦を絶対に実現させたいんだ。あの試合は今でも頭から離れない。あいつ俺を『怠け者』呼ばわりしたんだ。だから、彼がベルトを勝ち取ることを願ってる。マッキーとの再戦を絶対にやりたい。本当にやりたいんだ」
──いまやPFLバンタム級は一気に層の厚さを増しています。
「そうだね。正直言って、このバンタム級の選手たちは、ランキングを見てもミッチ・マッキー(1位・11勝無敗)から、僕(4位)やリナット・ハヴァロフ(2位・12勝無敗)をはじめとし、ラピルス(3位・25勝4敗)、ラザロ・デイロン(5位・11勝無敗1分)、サルヴァルジョン・ハミドフ(6位・18勝1敗)、マゴメド・マゴメドフ(7位・22勝6敗)、マルシルリー・アウベス(8位・15勝6敗)、ダニエル・マルコス(9位・19勝1敗)、それに井上直樹(10位・21勝5敗 ※11月8日にイリスベク・ティレノフ戦)と、みんな素晴らしいスタイルを持っているし、それぞれが全く異なるスタイルなんだ。レスラーもいれば、ストライカーもいる。PFLにはこれから面白い展開が待っている。このディビジョンがどう展開していくのか、その行方が楽しみで仕方ないよ」
──28歳のミッチ・マッキーと34歳のテイラー・ラピルスの試合をどう予想しますか。
マッキーとラピルスの試合が5ラウンド制であることを考えると、その展開がどうなるか興味深いね。ラピルスがチャンピオンシップラウンドでも強いことは周知の事実だからね。マッキーは25分間どう戦い抜くか。彼は非常に強いが、得意なポジションではラピルスには及ばない気がする。だから、面白い試合になるかもしれない。ラピルスはベテランでタフな試合を数多く経験してきた。彼には長いリーチとサウスポーの良いスタイルがあるし、自信も溢れている。だから──そうだな、ベテランに賭けるかもしれない。でも、マッキーに負けて以来、彼には大きな敬意も抱いているんだ。僕のリベンジ戦を見たいだろう?
再戦って試合の構図を変えるよね。そういう状況だと少し雰囲気が変わるんだ。相手に対する感覚や、敬意が少しだけ増すような感じさ。それに、相手がどんな戦い方をするかも分かってるし。僕と堀口との試合もそうだった。だから、面白い試合になるだろうね。基本的には、僕は再戦にはあまり熱心じゃないんだけど、ミッチーとの対戦では、その経験が頼りになる。負けを経験した後だと、そのゲームプランを通じて、自分にはまだ改善すべき点があるって気づかされるから。
とにかくリヨンの勝者と戦うためにも、危険なジョージ・ゴトウを退ける必要がある。きっと面白い試合になるよ」
セルジオ・ペティスvs後藤丈治
後藤は、25年にホセ・トーレスにスプリット判定勝ちするなど、MMA4連勝。26年4月にRIZINバンタム級王者ダニー・サバテロに判定負けで戴冠ならずも、8月の前戦でアジズベク・テモロフを1R リアネイキドチョークに極めて一本勝ち。30歳。
9月の『超RIZIN.5』リング上でのペティス戦発表に「8月、テミロフ倒してやっと乗り越えたと思ったら、もっとごっつい相手を用意していただきました。今までTRIBEでやって来たこと、RIZINでやってきたことを全部ぶつけてドバイで人生変えてきます。日本から応援お願いします」と語っていた。
ペティスは、2021年5月の「Bellator世界バンタム級タイトルマッチ」で王者フアン・アーチュレッタに挑戦し、カウンターの打撃を当て続けて5R 判定勝ちで王座獲得。21年12月には、堀口恭司の挑戦を受け、4Rに右ハイキックから左バックハンドブローでKO勝ちで初防衛に成功している。
2023年6月には1階級上のフェザー級王者パトリシオ・ピットブルの挑戦を受け、右スピニングバックキックを効かせるなど攻勢に立ち、5R判定勝ち。2度目の王座防衛に成功。しかし、23年11月に王座統一戦で暫定王者パッチー・ミックスにリアネイキドチョークで2R一本負けで王座陥落した。
2024年6月、堀口恭司と再戦し、判定負けでリベンジを許すも、25年6月にラウフェオン・ストッツに判定勝ち、10月にマゴメド・マゴメドフを2R 左スピニングバックエルボーでKOして2連勝。26年4月の前戦で10戦無敗のプロスペクト、ミッチ・マッキー(※現同級1位)に判定0-3で敗れており、今回が再起戦となる。33歳。













