2026年10月16日(日本時間17日)、米国イリノイ州シカゴ・ウィントラストアリーナにて『PFL Chicago: Carmouche vs. Bishop 2』(U-NEXT配信)が開催された。
メインは「PFL女子フライ級王座決定戦」(5分5R)でリズ・カモーシェ(米国)とジェナ・ビショップ(米国)が再戦で王座を争った。
コメインは、PFL&RIZIN王者のラジャブアリ・シェイドゥラエフがベルトを持つフェザー級で、2024年トーナメント王者の18戦無敗のティムール・ヒズリエフが2年ぶりに復帰。ガブリエル・ブラガと2年2カ月ぶりの再戦に臨んだ。
▼PFL女子フライ級王座決定戦 5分5R〇ジェナ・ビショップ(米国)12勝3敗 124.6lbs[判定3-0] ※48-47×3×リズ・カモーシェ(米国)26勝9敗 125lbs
「PFL女子フライ級王座決定戦」。
同級1位のダコタ・ディチェバは、26年7月の前戦でデニス・キーホルツに判定勝ちも、拳を骨折し長期欠場中。3位のタイラ・サントスが8月にサブリナ・デ・ソウザに判定負けするなか、2位のカモーシェと4位のビショップによる王座決定戦となった。
2位のカモーシェは、アメリカ海兵隊員だった父親の仕事の都合で幼少期に日本の沖縄県へ移り、沖縄クリスチャンスクールインターナショナルを卒業している。2025年のトーナメント王者で、25年4月にイララ・ジョアニを1R TKOに下すと、準決勝でエローラ・ダナに判定勝ち後。
決勝で今回再戦のビショップと戦い、3R 左フックからのパウンドでTKO勝ち。26年6月の前戦では元UFC&PANCRASEのヴィヴィアニ・アラウージョを2R ギロチンチョークに極めている。
ビショップは、25年8月にビショップにTKO負け後、26年4月にボレナ・ツェルトヴァーゼにリアネイキドチョークで一本勝ち。6月の前戦で元UFCのアリアネ・リプスキを1R 腕十字で極めている。
カモーシェは前日計量で髪をばっさり切り落として125ポンドジャストでクリア。ビショップは124.6ポンドのアンダーで計量をパスしている。カモーシェは頭を坊主にしてケージイン。減量に苦しんだダメージはいかに。
1R、サウスポー構えの両者。先に詰めるカモーシェにビショップもインロー。右ハイのカモーシェの打ち終わりに組んだビショップ。
ダブルアンダーで両脇を差して頭をアゴ下につけてヒザ。さらにボデイロックで崩すが、残すカモーシェ。なおも押し込むビショップ。シングルレッグに移行を狙うが、そこにヒザを突いて体を入れ替えたカモーシェは離れ際に右を突く。
右前蹴りのカモーシェ。ガード固め左から右で詰めるビショップをさばき、右から左。さらに右から左にビショップは下に。立ち際にさらに右を当てるカモーシェ。ビショップが足を手繰りにいくとパウンド!
さらに鉄槌に一瞬動きが止まり頭をガードするビショップだが、脇を差して立ち上がりに。ゴング。カモーシェがニアフィニッシュの初回。
2R、右フック、右ハイのカモーシェの前進にビショップはダブルレッグテイクダウン! 左枕で寝かせてハーフからパス狙い。二重がらみのカモーシェにパウンドのビショップ。左ヒジを後頭部に突いてしまう。中断、口頭注意で再開。
ボディ打ちから顔面に散らすカモーシェ。オーソに構えるとビショップは左を伸ばして前に。カモーシェのワンツーに頭を下げて左を振ってケーじに詰めてボデイロックテイクダウン! サイドに回ると腕十字狙い。
ずらしたカモーシェはハーフで腹に頭をつけてパウンドを防ぐが、ヒジ落とすビショップ。カモーシェがガードから腕十字狙いゴング。ビショップのラウンド。
3R、ワンツーのビショップ。カモーシェは下がりながらも右アッパー、サウスポー構えで右ジャブ。サークリングすると追うビショップはシングルレッグ。差し上げたビショップだが、ビショップは小外がけでテイクダウン。
左枕で寝かせてハーフのカモーシェに右で差し。左で細かいパウンドでパス。その瞬間に亀になるカモーシェだが、すぐに足を巻いたビショップ、ボディトライアングルに! アゴ上から絞めるビショップに、ヒジを押し上げるカモーシェ。パームトゥパームでも絞めるがビショップだが、カモーシェは凌ぎ、腕を解いて座ってゴング。ビショップのラウンド。
4R、チャンピオンシップラウンド。サウスポー構えの両者。右ジャブから左のカモーシェ、ビショップも右から左で詰めるとダブルレッグ。頭を押して潰したカモーシェ! 足を手繰るビショップに鉄槌。下のビショップの足関節狙いを潰して離れる。
ガードを固めて詰めるビショップ。そこに右前手を狙うカモーシェ。右ジャブを突くカモーシェは、ビショップの突進に右アッパー。右から左、左右フック。その打ち終わりにシングルレッグでドライブ。
小手巻くカモーシェに右差しに変えてダブルアンダーに。両脇差されたカモーシェ、細かいヒザを突くビショップにカモーシェが体を入れ替えヒザでゴング。カモーシェのラウンド。
5R、ビショップの入りにジャブ、右フックのカモーシェ。ビショップの組みを差し上げ、ジャブ、ビショップも右フックを返すとシングルレッグテイクダウン! カモーシェがマットに手を着いたところに両足をフック。引き込みボディトライアングルに。
右腕でリアネイキドチョークを狙うが、左腕をつかんでいるカモーシェ。今度は左腕を喉下に巻くが、カモーシェは後ろ手を剥がす。あごを引いてボディトライアングルの足を手で剥がしたカモーシェは立ち上がりに。そこで再度、首に腕を巻き引き込むビショップ!
残り40秒。アゴ上から絞めるビショップ! 両手でヒジを押し上げ、後ろ手を剥がしたカモーシェは背後にパンチでゴング。ビショップは両手を上げる。
判定3-0(48-47×3)でビショップが勝利! 女子フライ級新王者となった。
座り込んで涙し、ベルトを巻いて正座したビショップ。同じく正座してインタビューする司会のダン・ハーディから、「どのラウンドでも最後まで粘り強く戦い抜いた、本当に素晴らしいパフォーマンスでしたね。グラウンドでの攻防も素晴らしかったし、トップポジションをキープし、サブミッションで相手を脅かしていました。ここまで粘らなければならないと分かっていましたか?」と問われたビショップ。
「ええ、そう思っていました。そうなるだろうと。本当にタフな相手とのタフな展開か、あるいはかなり一方的な展開になるかのどちらかだと思っていました。だから、こうなることは分かっていました。それが来ることも分かっていました。ベルトを手にして、ただただ幸せです。この挑戦が、十分な成果を収めたこと。あるいは、たとえチャンスを逃したとしても、私にスキルを身につけさせてくれたこと。そして、ただここにいられること。それはすべて彼のおかげです。そして、心から感謝しています。家族に。友達に。本当に、世界一のサポートに恵まれています。これは本当に素晴らしいことです。
私の後ろにいるこの人たちを、誰一人として失いたくない。例えば、私の夫は最高よ。彼はどんな時も私を支えてくれた。そして、アンジーにはいくら感謝しても足りない。彼女は本当に、とんでもない強者よ。彼女は毎日、毎日、毎日、私のそばにいてくれる。そして、たとえ気が進まない時でも、ちゃんと来てくれる。そのことに、本当に感謝している。
(あの最後のラウンドで、何が頭をよぎった? スコアが引き分けになる可能性があって疲れ切っていて、残りの最後の力を振り絞らなきゃいけない時、どうやってやり遂げたんですか?)
正直なところ、私は4ラウンドが最後だと思っていたんです。だから彼女が攻めてきた時、“しまった、まだもう1ラウンドあるのか”と思いました。でも、ただ相手をマットに倒すしかない、と分かっていたんです。そうすれば、勝利を手にできると。そう。やってみて本当に良かった。それに、あの鐘の音は実は波の音なんだ。言ったでしょ、『自然だと感じた』って」と語った。
(「それを守り抜かなきゃ。次に誰が来るか、わかってるよね。彼女が来るよ。私のために立ち上がって」とハーディ)
1位のダコタ・ディチェバがケージインし、メインイベントについて、「当然の結果だと思う。彼女がどれだけ上達したか、言ったでしょう? そして彼女はそれを証明した。相手から1ラウンドに大きなパンチを何発か食らったけど彼女は粘り強く戦った。そして彼女は4ラウンドすべてを制した。私は彼女の勝利を認めました。おめでとう」と語った。
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▼フェザー級 5分3R〇ティムール・ヒズリエフ(ロシア)19勝0敗 145.4lbs[判定2-1] ※29-28×2, 28-29×ガブリエル・ブラガ(ブラジル)17勝4敗 145.8lbs
ヒズリエフは、フリースタイルレスリングのダゲスタン選手権71kg優勝、散打ロシア選手権優勝、2024年のPFLフェザー級では、リーグ戦でブレット・ジョンズ、エンリケ・バルゾラに判定勝ち。準決勝でガブリエル・ブラガ、決勝でブレンダン・ラフネインを下し、プロMMA18勝無敗で優勝を果たしている。
しかし、2025年7月15日の夜、ロシア・ダゲスタン共和国マハチカラの自宅近くで覆面をした2人組の男から肩、手首、胸などに計5発の銃弾を被弾し、手の開放性複雑骨折などの緊急手術を受けた。
その間、26年6月の『PFL San Siego: McKee vs. Isbulaev』で、AJ・マッキーが、10戦無敗・全試合フィニッシュ勝利中だったサラマット・イスブラエフ(カザフスタン)にニアフィニッシュに追い込むなど判定3-0(30-27×3)のフルマークで完勝。
試合後の会見で、「俺はベルト統一が大好きなんだ。最高の選手同士の実力を試すのが最高だ。子供の頃のPRIDE時代から、日本は俺のお気に入りの試合会場の一つだ」と、RIZIN王者とのダブル王座戦を希望し、ラジャブアリ・シェイドゥラエフと5分3RのRIZINルールで試合は実現、シェイドゥラエフが判定勝ちでPFLフェザー級のベルトも獲得している。
そして、10月16日のシカゴ大会でヒズリエフの復帰戦が決定。対戦相手は17勝3敗のガブリエル・ブラガ(ブラジル・28歳)と発表された。
両者は、2024年8月の『PFL 9: 2024 Playoffs』で対戦。右カーフキックを軸に攻めるブラガに、ヒズリエフはボディ攻撃でブラガの打撃を単発にさせると、最終回には組みも混ぜて終始自身のペースで運び、判定2-1(30-27×2, 28-29)のスプリットでブラガを下し、無敗を守っている。
ブラガはその後、ジェレミー・ケネディに判定勝ちで再起し、フレデリック・ダプラスにリアネイキドチョークで一本勝ち。25年6月にヘスス・ピネド(3位)との再戦で2R KO負けも、26年4月の前戦でチェイデン・レイアロハに判定勝ちしている。
ヒズリエフvs.ブラガの勝者は、王者シェイドゥラエフに挑戦となるか。
1R、ともにオーソドックス構え。右ローから入るヒズリエフ。サウスポー構えのブラガ。ヒズリエフは右インロー。左ミドルを蹴るブラガ。スイッチしてオーソ、さらにサウスポー構えに。ヒズリエフは左から右の飛び込み。さばくブラガはサウスポー構えになるとヒズリエフは右前足に関節蹴り。
右アッパーを突いたブラガ。ヒズリエフのシングルレッグをスプロール。ヒズリエフは前蹴りを届かせる。さらに右前蹴りを腹に。ボディジャブのブラガ。右前蹴りのヒズリエフは右ローも。ブラガの左に鼻頭を赤くする。
左フックを当てたブラガ! 一瞬腰を落としたヒズリエフは戻して右インロー。ともにワンツーが交錯。ヒズリエフは右カーフをヒット。さらに前蹴り。ブラガの左右をステップでかわす。最後のニアダウンをどう取るか。ブラガのラウンドか。
2R、左ジャブのダブルで前に出るヒズリエフ。ブラガはオーソからジャブ、右アッパー。さばくヒズリエフに左から右フック! 両手を着いたヒズリエフは立って組みに行くが、さらに右をヒットさせたブラガ! すぐに立つヒズリエフはダブルレッグに三度入るが、スプロールして切るブラガ。
ヒズリエフのマウスガードが落ちて中断、再開。左ジャブのブラガ。ヒズリエフも左から右、サウスポー構えのブラガは左ヒザ。さばくヒズリエフはダメージを戻したか。右を突いて右ロー。
左で詰めるブラガの打ち終わりにヒズリエフは右を当てる。右インローのヒズリエフ。ブラガもヒズリエフの右に鼻血。右アッパーも突いたヒズリエフはダブルレッグも切るブラガはオーソに構える。ワンツー、右オーバーハンドは空振りのヒズリエフ。
サウスポー構えから前蹴りのブラガをかわしたヒズリエフ。ブラガのバックエルボーをかわして組んでゴング。ブラガのラウンド。
3R、ともにオーソから。右前蹴りでサウスポー構えになるブラガ。腰を突いて蹴りのフェイント。左インロー、前蹴り。ヒズリエフは右ロー。左ジャブのダブル。右を当てるブラガ! 右関節蹴りのヒズリエフに、右ローのブラガ。
サウスポー構えになり左の蹴りからオーソに。そこに右カーフのヒズリエフは左から右アッパーもかわすブラガは左前蹴り。右ボディを突くヒズリエフは右オーバーハンドもかわすブラガ。ワンツーはブロッキング。
右アッパー、左フックのブラガ。ブロッキングのヒズリエフは左から右もダックでかわすブラガ。右ローの両者。サウスポー構えから左の蹴りのブラガは歩いて右。
ヒズリエフはダブルレッグのフェイントからスタンド。左ジャブのヒズリエフ。右関節蹴り。左ジャブを突くヒズリエフ。ブラガのダブルレッグからのヒザをかわしてゴング。両者額を突き合わせて、ハグをかわした。
判定2-1(29-28×2, 28-29)のスプリットでヒズリエフが接戦を勝利。打撃のスタッツではヒズリエフが131/224、ブラガが75/164、トータルのヒット数でヒズリエフが上回っていたが、1Rにブラガが打撃でヒズリエフに腰を落とさせ、2Rにはダウンを奪取。3Rはヒズリエフが取り返したラウンドマストは、ヒズリエフが2-1で勝利。1Rを2者がヒズリエフにつけたか。厳しい戦いを制したヒズリエフは19勝0敗に。「無敗」を守った(※試合後のヒズリエフ インタビュー)。
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▼バンタム級 5分3R〇サルバジョン・ハミドフ(タジキスタン)18勝1敗 135.8lbs[1R 1分49秒 TKO] ※左フック→鉄槌×ハファエル・ド・ナシメント“ムリーシャ”(ブラジル)13勝3敗 135.4lbs
LFAで上久保と対戦したブラジルのナシメント。7月のPFLでルイス・マクグリレンに2R リアネイキドチョークを極めて1勝を挙げている。タジキスタンのハミドフはMMA17勝1敗。PFLで25年6月にマゴメド・マゴメドフに判定負けも、26年6月に25年トーナメント準優勝のジャスティン・ウェッツェルにリアネイキドチョークで一本勝ち。
1R、ともにオーソドックス構え。先に圧力のハミドフは左フック。ケージ背にサークリングのナシメントに右を突いて組んだハミドフ。左で差して右。
突き放したナシメントは右ロー。ハミドフの前進に左ヒザを当てて前進、さらに首相撲ヒザ。左ジャブをダブルで突く。ハミドフは下がりながらも左フックをヒット! ダウンしたナシメントに鉄槌連打でレフェリーが間に入った。
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▼ウェルター級→キャッチウェイト 5分3R〇オワリー・タンジア(フランス)5勝0敗 170lbs[判定3-0] ※30-27, 29-28×2×JP・セントルイス(米国)12勝5敗 172.8lbs ※体重超過
1R、ともにオーソドックス構え。中央取るタンジア。ワンツーのセントルイスに組むタンジアは四つに。左で差して押し込み右パンチ。離れたセントルイスにバックエルボーを狙う。
ワンツーの右を伸ばすセントルイス。タンジアも右クロスの打ち合い。左ジャブを当てるセントルイス。左ミドルも。さらにシングルレッグでドライブ。差し上げるタンジア。
左で差すセントルイスはバック狙いも正対するタンジア。ケージに押しこむセントルイス。離れるタンジアは左右二段蹴り。ゴング。
2R、長い手足で関節蹴りも突くタンジアが前に。押し込むも離れる。右カーフを蹴るセントルイス。は左ジャブも。しかし右ミドルを掴んでテイクダウンのタンジアがテイクダウン。スクランブルで立ち上がるセントルイスが今度はボデイロックテイクダウン、ハーフに。
肩パンチのセントルイス。ヒジ。下から抱き寄せるタンジア。ケージ際まで動き上半身を立てようとするがセントルイスが横に寝かせてゴング。
3R、跳びヒザで前に出るタンジア。押し戻すセントルイスに右アッパー。さらに右ヒジで飛び込むが、かわすセントルイスが右カーフ。ジャブから右オーバーハンドのセントルイスに、左で差して組むタンジア。離れて右を打ち込むが、そこにセントルイスは左ジャブを当てる。
組みヒザを突くタンジア。両脇差してケージに押しこみヒザも単発。離れたセントルイスのシングルレッグを差し上げてクリンチ。右から左で詰めるが、セントルイスを押し倒すと、そこに反則のグラウンドキック。立つセントルイス。右から左で前い。
両脇差したタンジアが小外でテイクダウンしてゴング。判定は30-27、29-28、29-28の3-0でタンジアが勝利。
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▼ウェルター級 5分3R〇エリエゼル・クバンザ(コンゴ)10勝1敗 170.2lbs[1R 1分36秒 TKO]×トレイ・ウォーターズ(米国)10勝3敗 170.4lbs
IMMAFアフリカ選手権で2つの金メダルを獲得しているクバンザ。
1R、サウスポー構えから左前蹴りを突いてダブルレッグテイクダウンのクバンザ。立つウォーターズは左ジャブもクバンザはスイッチして左アッパー、左フックにダウン!
すぐに立つウォーターズにさらに左を当ててダウンを奪うと、中腰から強い左右のパウンドにレフェリーが間に入った。
クバンザは勝利のバック宙。「画面に映る俺の姿、見えたか? テレビの向こうに隠れていないで出てこいよ。俺こそが次なる王者だ。さあ、そのベルトを俺に渡せ。やろうぜ! ウェルター級チャンピオン(サッド・ジーン)、準備はいいか? 今すぐやるか? 俺はいつでも準備万端だ。見ているんだろ? お前が望む最高のショーを見せてやる。世界中のファンのために、俺とお前で戦おうじゃないか。実現させようぜ! さあ、行くぞ!」と王者に宣戦布告した。
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▼ライトヘビー級 5分3R〇エミリアノ・ソルディ(アルゼンチン)27勝14敗1分 205.2lbs[2R TKO]×エイブラハム・バブリー(英国)8勝4敗 205.8lbs
1R、オーソのソルディは右ミドル。左ジャブのダブル。サウスポー構えのバブリーはオーソにスイッチも再びサウスポー構えに。
ソルディは右ハイを当てるが、スリップで下に。その足にバブリーはキック。立ち上がるソルディは右ミドル。ワンツーはバックステップでかわしたバブリーは右前手を伸ばすが慎重。
左ストレートを突くバブリーの左腕に右ハイを突くソルディ。さらに右ミドル。続く蹴りで片足になったところにバブリーが右を合わせてダウンを奪った。立つバブリーがボデイロックテイクダウンもゴング後。
2R、バブリーがオーソになると左ジャブの刺し合い。右ストレートで飛び込むソルディに、バブリーがワンツーの左も、ソルディはスリッピングアウエイ。
ワンツーから左フックを当ててダウンを奪ったソルディは、立つソルディに跳びヒザから左右で詰めて左ヒザで崩すと左右フックの猛攻。最後はソルディの右にバブリーがダウン。パウンドアウト.
「調子はすごくいいよ。だから、やる気を起こすのはすごく難しいんだ。僕にとってはね。ここ2カ月、僕の集中力はすべて、この瞬間のためだけだった。だから、君にも何ができるか分かるはずだ。僕たちならできるって分かってる。だから、これからも続けていくよ。もちろん。あいつはタフな奴だ。本当に。
(この試合では、君がもっとグラップリングを試みると思ってたんだ。これがゲームプランだったのか?)
試合自体は悪くないよ。つまり、本当の戦いさ。俺は、その横で燃え上がってるんだ。だから、たくさんの観客に顔を見てもらいたいんだ。どこにでもね。彼らはトラブルに巻き込まれない。100%保証する。
顔面にパンチを食らわせられる。それが俺。この階級であと1戦やりたいな。トレーニングは続けるよ。もしヘビー級が必要なら、試合の1日前でも来い。ヘビー級なら3~4週間で。それが主な方法だ。完璧だ」と語った。
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▼ライト級 5分3R〇ケヴィン・ピース(米国)9勝0敗 155.6lbs[1R 3分28秒 リアネイキドチョーク]×カッシオ・バラォン(ブラジル)10勝2敗1分 154.2lbs
1R、オーソのバラォンは、サウスポー構えのピースにローでこかしてトップに。左で差すピースを右小手で潰してパウンド。しかしピースは背中で対角の腕を掴んでスイープ! トップに。
クローズドガードのバラォン。ピースはインサイドガードから左ヒジ! 頭を抱き寄せるバラォン。立ち上がりのバラォンのリストコントロールからバックに。リアネイキドチョークでタップを奪った。
ピースはこれでMMA9勝無敗に。バラォンは右の額が内出血で大きくこぶが出来る。
「このライト級で序盤にミスをしても、俺はマジで厄介な相手なんだよ。ライト級では、まるでゴリラみたいな存在だ。一度俺に捕まれば終わりだ。
母のカレン・ピースに感謝を伝えたい。彼女は僕と、世界チャンピオンになるという僕たちのビジョン、そしてこのスポーツでの成功のために、本当に多くのものを注ぎ込んでくれた。そして僕たちは、周囲で最高の人材を見つけ出している。他の人たちが何を言おうと気にしない。他の人たちが以前どう応援していたかなんて気にしない。僕たちはこの競技を隅々まで知っている。母もそこにいる。僕たちはこのために血を流している。妻も、子供たちも、みんなが僕たちの犠牲を知っている。
子供たちに会えてから10週間も経つ。この試合の2週間前に、いとこが亡くなった。いとこたちは言葉では言い表せない、と言ってくれた。彼はまるで兄弟のような存在だったが、僕は集中し続けなければならないと分かっていた。今は怪我をいくつか抱えているので、治す必要があります。でも来年の初めには戦いたい」と語った。
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▼女子フライ級 5分3R〇シャノン・クラーク(カナダ)9勝1敗 125.8lbs[2R TKO] ※TD→右ヒジ×ルセロ・アコスタ(メキシコ)6勝3敗 125lbs
1R、ともにオーソドックス構え。アコスタは左ジャブ、左ミドルハイ。右回りのクラークは右ロー。ジャブの刺し合い、右カーフで前に出るアコスタはワンツーの右を届かせる。クラークも左ジャブを返すと、アコスタはジャブ&ロー。左ミドルハイ。組みヒザも。
右目尻から出血のクラーク。詰めるアコスタは左ボディ、右を上下に突く。しかし左右から組んで右ショートアッパーでダウンを奪うクラーク! すぐに立つアコスタ。ゴング。
2R、ジャブ、右と回転速いアコスタ。バックステップのクラークも左ハイをガード上に突く。アコスタのワンツーの右にいったん下がったクラークだが、右の連打で押し戻し、ケージに押しこみクリンチボクシング。さらに左ミドル。
アコスタもシャープなワンツーの右をヒット! クラークも右を返す。アコスタはワンツーの右。クラークも右クロスを狙う。前に出るクラーク。アコスタは打ち返しも下がりながらに。
左の蹴りから左右で詰めて左差しで崩しに行くクラーク。残すアコスタも体を入れ替えヒジ。動きを止めない激闘。
3R、ワンツースリーフォーの連打のアコスタ! クラークも左右から組んでボデイロックテイクダウン! アコスタのスイープ狙いを潰してトップ、ハーフからヒジ。アコスタは右目尻から出血! さらに右ヒジを連打するクラーク! レフェリーが間に入った。
粘り強いクラークは逆転勝ち。
試合後、10位のクラークは「シカゴでは本当に楽しい時間を過ごしました。ここに来るのは初めてで、何か食べることが楽しみで仕方ありません。
(ここの料理は本当に美味しいですよ。今夜は素晴らしい夜になりそうです。この試合について話してください。1ラウンドの素早いパンチで目が腫れてしまい、医師が駆けつけた。その腫れがあったせいで、この試合では早く決着をつけなければならないという切迫感はありましたか?)
そうですね。正直なところ、目に関しては、トレーニング中にもっと強いパンチを食らったことがあります。だから、目の怪我自体については、実際に痛いというわけではないんですが、見た目はあまり良くありません。でも、いや、彼女は本当に素晴らしい試合をしてくれました。つまり、コーチが決着をつけろ、と言ったので、そうしました。
(あのラウンド間の対応は本当に素晴らしかった。このフィニッシュについて話してほしい。明らかに、パックが床に落ちた瞬間から、そのポジションで完全に支配できていたように見えたから)
ええ。コーチが相手の上に乗り込んだら、レフェリーが試合終了を宣告するまで止めないでって言ってたんです。だから、その通りにしただけ。コーチの言うことを聞かないなんて私にはできませんから。だから、コーチに何か言われたら、ちゃんとやるしかないですよね。
(今夜はコメインのフライ級ベルトをかけて戦いますね。この階級での自分の位置づけや、今後の目標について教えてください)
わからないわ。まあ、また試合ができるといいな。それしか望めないわ。今夜の試合で、他の選手たちも活躍してくれたらいいんだけど。でも、近いうちにきっと」と語った。
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▼ライト級 5分3R〇ガミッド・ヒズリエフ(ロシア)9勝1敗 155.6lbs[1R 3分04秒 TKO] ※パウンド×マイケル・ボイラン(米国)6勝2敗 155lbs
1R、ガミッドはコメインに出場のティムールの実弟。サウスポー構えのボイラン。オーソのガミッド・ヒズリエフの右ミドルを詰めると、クリンチから首相撲のガミッドは右小外刈テイクダウン!
すぐにマウントへ。足を戻したボイランにヒジ。蹴り上げのボイランはシングルレッグで立とうとするが、がぶりのガミッドがバックに。立つボイランに左で差してテイクダウン。
亀から立とうとするボイランにバックマウントからパウンド! さらにヒジ! 頭を押さえて動けないボイランにレフェリーが間に入った。完勝!
7月のPFLデビュー戦ではモハメド・アリの孫・ビアッジョ・アリ・ウォルシュに1Rツイスターで一本勝ちしているガミッド。2試合連続の初回フィニッシュ。
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▼バンタム級 5分3R〇コビー・フェア(米国)5勝0敗 136lbs[1R 0分58秒 リアネイキドチョーク]×ロサリオ・ロメロ(米国)4勝1敗 135.8lbs
1R、フェアがいきなりダブルレッグでケージまでドライブしテイクダウン、バック狙い。
横回転でスクランブルするロメロにパウンドから両足をかけると身体を伸ばしてリアネイキドチョーク! 1回は後ろ手を剥がしたロメロがタップした直後、すぐには放さなかったフェア、ロメロは失神した。
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▼ライト級 5分3R〇レヴァン・カバラエフ(米国)6勝0敗 155lbs[1R 1分01秒 TKO] ※首相撲ヒザ×ブロック・ハマー(米国)5勝2敗 156lbs
1R、オーソのカバラエフに、サウスポー構えのハマーは右から左の跳び蹴りからローシングルも切るカバラエフが右をヒット。
パウンドに立つハマーはさらにダブルレッグテイクダウンもすぐに立つカバラエフ。
左を振って組んでくるハマーにさらに右を当てると、ハマーがダウン。立つハマーに首相撲ヒザでダウンを奪い、しがみつくハマーにパウンドでレフェリーが間に入った。
ロンゴスMMA、ジョージア出身のカバラエフ。試合後インタビューではほぼレイ・ロンゴが回答。「彼は試合を重ねるごとに上達している。そして、私の言葉を信じてほしい。君たちはまだ彼の真の実力など見ていないんだ。それが朗報だ。(ここに来る際のゲームプランは?何を準備していた?明らかに彼は猛然と襲いかかってきたから。それを予想していたか?)私たちが何を目指しているか分かっていた。つまり、彼は本当に、本当に低い位置から飛び込んでくるんだ。だから、右手でそれをキャッチできるのが分かるだろう。相手がシュートをかけてくる時は、そう簡単にはできないことなんだ。
それがすべての始まりだった。でも、彼は間違いなくしっかり準備していた。準備期間は数日しかなかったし、特定の分野ではまだ成長の余地があるが、彼はまさに「8プラス・プラス・プラス・プラス」の評価を得た」とロングが回答。「コーチも感心している。レヴァン、気分はどうだ?」とマイクを振られると、カバラエフは笑顔で「GOOD」とだけ答えた。
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▼女子フライ級 5分3R〇パウリナ・ヴィシニェフスカ(ポーランド)8勝1敗 125.6lbs[判定3-0] ※29-28×3×チェルシー・ハケット(豪州)5勝4敗1分 125.6lbs
1R、ともにオーソドックス構え。ハケットの左右に組んだヴィシニェフスカ。体を入れ替えたハケットは離れる。ヴィシニェフスカは右を振って右ハイ。ハケットはスイッチしてサークリング。右の打ち合いから組んだヴィシニェフスカはバッククリンチ。
金網に押し込み右で送り手をコントロールして左パンチ。手首を放して離れるハケット。しかし間合いを詰めるヴィシニェフスカに、ハケットがこかし。グラウンドにはいかず。ヴィシニェフスカはなおも詰めて右で差してクリンチ。両脇を差したハケット。ヴィシニェフスカは四つに戻してゴング。
2R、左で差して右小外がけテイクダウンのヴィシニェフスカ。ハーフから背中を見せたハケットにシングルバック、両足フックに。腰をずらして正対して立つハケット。すぐに詰めるヴィシニェフスカは右ヒジ、右ストレート、右ミドルで前に。
ハケットもジャブ&ロー。前蹴りから腹攻めで左ボディ! 下がったヴィシニェフスカを崩してパウンド。ヴィシニェフスカの足関節の動きに離れる。
ヴィシニェフスカのシングルレッグを受け止めたハケット。しかし右で差してケージに押し込むヴィシニェフスカ。ハケットは右ヒジもヴィシニェフスカがヒザを突いてゴング。
3R、サウスポー構えで入るハケット。右ロー、左ロー。オーソに戻してワンツー。ヴィシニェフスカは遠間から右を振ってシングルレッグも切るハケット。右を突くが、ヴィシニェフスカは右アッパー左の連打で詰めてクリンチ。突き放すハケットを詰めて首を掴んでクリンチボクシングでケージを背にさせてバック、引き込み。仰向けになるハケットをハーフからパウンド。
足をさばくヴィシニェフスカはバックに。ボディトライアングルでバックからパウンドでゴング。判定3-0(29-28×3)でヴィシニェフスカが勝利。
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▼フェザー級 5分3R〇ノア・エルモシージョ(米国)2勝0敗 146lbs[3R 1分43秒 TKO] ※左三日月蹴り×ケイデン・コックス(米国)2勝1敗 145.6lbs
1R、サウスポー構えのコックスにオーソのエルモシージョは左外足を取り右ミドル。エルモシージョは走り込んでシングルレッグからダブルレッグでテイクダウン。すぐに立つコックスをボデイロックテイクダウン。またも立つコックスをダブルレッグで持ち上げテイクダウンと力を使うが、ここも立つコックス。
バッククリンチにつき続けるエルモシージョはなおも2度リフトしてテイクダウンも、ダメージなく立ち上がったコックスは左右フックで前に出るエルモシージョに右フックでダウンを奪うと前に。しかし、ATTのエルモシージョはすぐに立って組んでゴング。
2R、ジャブのダブル、右ストレートで詰めるコックス。左ミドルを返すエルモシージョにコックスも右ミドルを蹴り返し。エルモシージョの右オーバーハンドをかわす。ヒザを上げて近付き首を取ろうとしたエルモシージョ。コックスの右ミドルを掴んでテイクダウン、バックからリアネイキドチョーク狙いも足を巻かせずに立つコックス。
圧力をかけるコックス。右前蹴り。エルモシージョの左ハイをかわして右のスーパーマンパンチで飛び込み。左ミドルを当てるエルモシージョに、左外を取るコックスに左回りになるエルモシージョが組むが、ヒザを突くコックス。
3R、ジャブで圧力のコックスに左ミドルからシングルレッグを見せるエルモシージョ。切るコックスは右ストレート。右前蹴り。
エルモシージョは左ボディストレートを届かせる。さらに左三日月蹴り! コックスは後方にダスン! 半身になったコックスにエルモシージョがパウンドをまとめてレフェリーが間に入った。
ATTのチアゴ・アウベスコーチらとハグをかわしたエルモシージョ。インタビューで「1Rで右の拳をやっちまった。足を使って戦った」と語り始めた。
「チアゴ・アウベスが俺のセコンドにいるんだ。俺はU彼のUFCの試合を見て育ったんだ。彼らが俺のセコンドにいるなんて、超現実離れしてるよ。ムエタイの世界チャンピオンもいる。そして父さんが、この夢をくれたんだ。いやあ、本当に恵まれているよ。俺みたいにこうしてATTでしっかりしたサポート体制を持っている人はそういない。PFLでデビューできたなんて信じられない。毎日死ぬほど頑張ってるから、驚きはないけどね。今週の月曜で結婚して2年になる。みんな、拍手して。ベイビー。愛してるよ。これは君へのプレゼントだ。おめでとう。あと一つ。天国には、僕を見守ってくれている天使たちが何人かいるんだ。ドレ・ロザノ。愛してるよ。ジャクソン・デイヴィス。愛してるよ。ありがとう。僕と一緒にいてくれて。ありがとう。
僕の対戦相手、ケイデン・コックスにも、感謝を伝えたいね。彼は本当に謙虚な男だ。あの男はいい奴だ。彼に拍手を送ってくれ。彼には明るい未来が待っている。彼のおかげで、僕は自分の戦い方を理解できたんだ。だから3ラウンドもかかってしまったけど、でもね?彼が倒れ、肝臓が機能停止したのを見た瞬間、もう勝負は決まったと分かったよ」。