10月の大阪大会で激闘を演じた白鳥(左)と大雅のダイレクトリマッチが決定
2019年12月29日(日)、31日(火)にさいたまスーパーアリーナにて開催される「BELLATOR JAPAN」(29日)および「RIZIN.20」(31日)の追加対戦カード発表記者会見が、昨日に続き12月5日(木)都内にて行われた。10月12日の大阪大会で倒し倒されの激闘を演じ、ファンと関係者から絶賛された白鳥大珠(TEAM TEPPEN)vs大雅(TRY HARD GYM)の再戦が決定。62.0kg契約の3分3Rキックボクシングルールで、31日に行われる。
白鳥は那須川天心の盟友で、2019年2月に第5代RISEライト級王者に輝くと、3月に開幕した「RISE WORLD SERIES 2019 -61kg Tournament」でヘクター・サンチアゴ、セクサン・オー・クワンムアン、梅野源治を下し優勝。世界王者のベルトを巻いた。特に9月の決勝戦では“日本ムエタイ界の至宝” と呼ばれる梅野源治を衝撃の1RKOに下しており、いま最も勢いのある61kgのファイターだ。
対する大雅は第3代K-1 WORLD GPスーパー・フェザー級王者。2018年9月からRIZINに参戦も、原口健飛とドロー後、2019年3月にセクサンにスプリット判定負け、4月にタリソン・ゴメス・フェレイラにTKO負けと連敗が続き、スタイルに迷いが見られたが、7月の「RIZIN.17」では町田光に判定3-0で勝利。白鳥戦も1Rと2Rにダウンを奪われるも攻めの姿勢を崩さず3Rにダウンを奪い返し、激しい打ち合いを展開。判定で敗れたが、榊原CEOは高く評価し、「またチャンスを与えたい」としていた。
会見に出席した大雅は「今回こうして再戦ということでどうしても組んでくれと自分からお願いしたんですが、受けてくれて感謝しています。自分の中では前回の試合はまだ終わっていないと思っているので、その続きを大晦日に見せようと思います」と、自分から再戦を臨んだと明かす。
それに対して白鳥は「今回この対戦カードが決まって、僕的にはもうやる必要ないかなと思っていたんですが、向こうがやりたいということで。次やれば勝てると思っていると思うので、前回俺もダウンを取られたので、今回はもう2度とやりたいと思わせないような試合をしてきっちりと倒すので覚悟をしておけって感じです」と、再戦には不服だが決着をつけると言い放つ。
「僕は再戦をやろうと考えたことはなかったので、この前のマイクでも言いましたがもっと話題性のあるカードができたらなと思っていました。結局は、僕が大雅選手に次やれば勝てると思わせてしまったのがいけないと思うので、2度とそう思わせないという気持ちです。今年連勝できてこの1年でガラッと変わりましたし、まだまだ変われると思っているので、大晦日をきっちりと締めて来年の世界トーナメントに向けてトーナメントでも優勝すると思われる試合で締めたいと思います」と、来年に出場が決まっているRISE世界トーナメントにつなげたいとした。
それに対して大雅は「次やればKOで勝てると思っています。最初から勝ちに行こうと思います」と闘志あふれるコメント。
前回の試合が倒し倒されとなったことで、両者慎重になるのではとの質問には、大雅は「相手のことは分かっているので、この前の続きじゃないですけれど、4R目のつもりで最初から行こうと思っています」と、最初から行くと宣言。
白鳥は「前回は凄いそういう試合で盛り上がった試合になりましたが、今回はそういうのはいらない。ただ自分の実力、強さを見せて返り討ちにします」と、今回は一方的に自分が勝つとした。
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前回の試合は倒し倒されの大激闘に(ページ中段)