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【Ki MMA】スコット・コーカー「キーMMA」代表が4大陸・32選手によるフェザー級ワールドGPのリング開催を発表、日本選手スカウト&日本大会も「私たちには“手の届かないフリーエージェント”など存在しないほどの予算がある」世界中から選手発掘 「10戦未満、18歳から25歳のプロスペクトも」

2026/09/15 20:09
【Ki MMA】スコット・コーカー「キーMMA」代表が4大陸・32選手によるフェザー級ワールドGPのリング開催を発表、日本選手スカウト&日本大会も「私たちには“手の届かないフリーエージェント”など存在しないほどの予算がある」世界中から選手発掘 「10戦未満、18歳から25歳のプロスペクトも」

photos by Esther Lin / Lucas Noonan - Ki MMA

 2026年9月14日(日本時間15日)、元Bellator、Strikeforce代表でK-1 USAでも活躍したスコット・コーカー(米国)とピーター・Y・レヴィン(米国)が、2027年第1四半期に始動する新しいグローバルMMA団体の名称がを『Ki MMA』(キーMMA)になることを発表した。


photos by Esther Lin / Lucas Noonan - Ki MMA

 ロウアー・マンハッタンで行われたローンチイベントでコーカーは、すべてのKi MMAの試合がリングで行われること。北米、ヨーロッパ、アジア、南米にわたる32選手によるワールド・グランプリ・トーナメントの開催、今後の選手獲得方針などを発表した。

 2027年の「Ki MMAワールド・グランプリ」はフェザー級で争われ、4地域から各8選手による大陸別トーナメントが開催される。

 各地域の予選は3大会にわたりワンマッチ・トーナメント(1回敗退したら終わりのトーナメント)形式で行われ、勝ち上がった各大陸の王者計4人が決勝大会に進出。準決勝とチャンピオンシップ戦(決勝戦)の1日に2試合が行われ「初代Ki MMAフェザー級グランプリ王者」が決定する。初代王座を獲得するためには、最終日の2試合を含め、全5試合に勝利する必要がある。

 また、Ki MMAの大会では、ワールド・グランプリと並行して、複数の階級にわたる世界トップクラスの現役アスリートによるスーパーファイトも行われる。

 そのフォーマットは、コーカー代表がK-1時代に携わった「K-1 WORLD GP」と似通っており、Ki MMAのロゴもK-1へのオマージュを感じさせるもの。

 同団体は、「『Ki(気)』という名称は、すべての人の中にあるエネルギー、精神、そして生命力を表しています。武道の伝統に根ざしており、MMAに武道の魂と精神を取り戻すという団体のコミットメントを反映しています」と説明している。

 Ki MMAの共同創業者兼CEOであるスコット・コーカー氏は会見で、「私のキャリアの中で最もやりがいがあった瞬間のいくつかは、ファイターたちが世界の舞台でプロスペクト(有望株)からスターへと成長していく姿を見ることでした。それこそが私たちがKi MMAで実現しようとしていることです。私たちは4つの大陸のファイターたちに、初代ワールド・グランプリ王者への明確な道を提供します。私たちがそもそも武道に惹きつけられた理由である規律、品格、そしてリスペクトに忠実でありながら、スターを育てていきたいのです」と語った。

 フェザー級が初代ワールド・グランプリ(WGP)の階級に選ばれたのは、同階級の層が厚く世界的に多様なタレントがいること。スピード、パワー、そして技術的スキルが魅力的な組み合わせがあるため、とした。このフォーマットにより、既成のMMA市場および新興のMMA市場の双方のアスリートに対し、地元地域から世界の舞台へと至る明確な競技の道が提供される。

 フェザー級WGPについて、コーカー代表は、その選出から招聘、試合までの物語を追って視聴者に伝えていくという。

「これは招待制のトーナメントです。つまり、私たちがトーナメントへの参加に招待したいファイターたちを選び、その過程のすべてを撮影します。私たちがどのように彼らを招待し、誰と同行し、どのファイターやセレブリティ、セレブファイターたちと一緒に赴くのかを撮影し、その道のりを追いかけていきます。ですから、最初の試合が行われる前から、おそらく4、5カ月にわたる素晴らしいデジタルコンテンツが世に出ることになります。ストーリーテリングについては本当にワクワクしており、ファンはこれらのファイターたちを何度も何度も目にすることになります。1年のうちに3、4回目にするかもしれませんし、彼らの旅路を巡るすべてのコンテンツが作られていきます」とした。

 また、フェザー級トーナメント以外にも各階級でスカウティングは始まっており、すでに来日して各ジムを視察しているコーカー代表は、「特定の年齢層の若いアスリートを世界規模のトーナメントに投入し、同時に、会社の業績を押し上げるフリーエージェントがいれば獲得していく。もしあなたがフリーエージェントなら、私たちに連絡してください。今後2カ月間で多くの選手と契約したいと考えています。そして私たちには、手の届かないフリーエージェントなど存在しないほどの予算があります。最高レベルのフリーエージェントであれば、私たちにはあなたと契約し、戦ってもらう能力があります」と、新鋭と、団体との契約下にない強豪選手をスカウトしていくという。

 その「特定の年齢層の若いアスリート」について、リッチ・チョウ選手スカウト担当は「いくつかの例外はあるものの、10戦未満の経験を持ち、年齢は18歳から25歳の間であると言える」と語っている。

 旗揚げ大会は、2027年の第1四半期に開催予定。「いくつかの地域を特定しています。北米で試合を行うのは明らかであり、私がそこに住んでいてプロモートするのが大好きで素晴らしいファンベースがあるため、サンノゼはその最初の試合の一つになるでしょう」と、Strikeforceのお膝元だったサンノゼでの大会開催を示唆した。

 さらに、その大会には日本も含まれるという。

「ブラジルでいくつかの大きなイベントを開催します。アジア・日本、韓国、そしてヨーロッパへと向かいます。ヨーロッパについてはまだ検討中ですが、ダブリンに戻ることになるでしょうし、ブダペスト、そしておそらくイタリアかフランスのどこかで行うことになるでしょう。パスポートの準備が必要です。2027年の最初の6カ月から8カ月は非常に忙しくなるでしょう。ここからKi MMAが本当に進出を果たしていくのを見ることになります」と、ワールドツアーを開催するとした。

 投資で得た潤沢な資金とともに、「団体運営をコントロールできるよう」にその配分を抑えたというコーカー代表。

 共同創業者兼会長であるピーター・Y・レヴィンは、「私たちは、責任を持って成長するためのリソース、チーム、そして規律を備え、長期的な視点に立ってKi MMAを構築しています。ファイターをスターへと育成してきたスコットの実績と、私たちの投資家およびアドバイザリーグループの経験が組み合わさることで、強固な基盤が築かれています。私たちの焦点は、ファンが繋がり、アスリートがキャリアを築き、パートナーが共に成長できるスポーツプロパティを創造することにあります」と語る。

 現地月曜日のブランドローンチイベントには、主要な関係者、投資家、アドバイザリーボードのメンバーのほか、スコット・コーカーのキャリアと密接に関連する多くのMMAのレジェンドやパイオニアたちが集結した。

 出席者の中には、プレゼンテーションに参加したランディ・クートゥアーをはじめ、ヘンゾ・グレイシー、ホイス・グレイシー、エメリヤーエンコ・ヒョードル、クリス・サイボーグ、ネイト・ディアス、タイロン・ウッドリー、ギルバート・メレンデス、フランク・シャムロック、ジョシュ・トムソン、マーク・コールマン、エディ・アルバレスらが出席。カリフォルニア州出身のプロスケートボーダーのトニー・ホークの姿も見られた。

 今回は、5月に発表されたコーカーの格闘技界への復帰と、クリエイター・スポーツ・キャピタルやグリフィン・ゲーミング・パートナーズなど有力投資家連合から6,000万ドル(約93億円)の資金調達による新事業の設立に続く、Ki MMAの正式なお披露目となった。

 イベントの日程、開催都市、および放送に関する情報は、2027年のKi MMAのデビューに先立って発表される。

 会見では、スコット・コーカー氏をはじめ、壇上のパネルメンバーとして、2011年以前からStrikeforceのアドバイザーおよび投資家を務めコーカー氏の長年の側近であったピーター・レヴィン(グリフィン・ゲーミング・パートナーズ)、タレント(選手)リレーションズ担当EVPのリッチ・チョウ、ビジョナル創業者の南壮一郎氏らが登壇した。

 ランディ・クートゥアーから「スコット・コーカーは、生涯の武道家であるという点で、プロモーター仲間の中でもユニークな存在です。それにより、彼は“気”とは一体何なのかを鋭く理解しています。大衆文化は“気”を神秘的なエネルギー波のように誇張しがちですが、伝統的な武道家は“気”を、私たちが競技の中で追い求めるフロー状態(ゾーン)であると捉えています。それは、人間の生理機能と精神的集中の間のギャップを埋めるためのツールなのです。身体的なパワーとパフォーマンスを最大化します。このユニークな洞察力により、スコットは常に、ファイターたちの才能を見出し、根性、精神、そしてあのリングに上がるために必要な多大な犠牲を認識する能力を持っていました。それはしばしば、他の誰かが気づくよりも前に、そして多くの場合、ファイター自身が気づくよりも前に見抜かれていました。真の武道家とは、名誉と誠実さを持って生きなければならない者です。なぜなら、名誉と誠実さがなければ、あなたには何が残るでしょうか? スコット・コーカーはまさにその人物であり、それ以上の存在です。彼は、ビジネスマンになるよりずっと前から武道家であり、“気”の達人でした。そして、私はスコットを友人と呼べることを誇りに思います」と紹介されたコーカーCEOは、次のように会見で語った。

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