2026年10月9日(金)タイ・ルンピニースタジアム『ONE Friday Fights 174&The Inner Circle 34』(U-NEXT配信)に、今週は日本人選手2名が出場する。
『The Inner Circle 34』の第1試合で、芝宏二郎(Striker GYM)がアッタチャイ・ルークスアン(タイ)とONEストロー級(-56.7kg)キックボクシング3分3Rで対戦。
KOUJIROこと芝は空手出身で那須川天心に憧れてキックボクシングを始め、ジュニア・アマチュアで実績を重ねて現在は『HOOST CUP』を主戦場にするサウスポー。2022年2月に3戦目でRKSキック フライ級王者となり、5月に5戦目でジャパンカップキックボクシング同級王者となった。RISE』では2022年3月に松本天志、12月には那須川龍心に敗れている。
2024年11月『ONE Friday Fights』に初参戦するとジャマーク・クーパーを鮮やかな左ハイキックでKO。2025年3月のHOOST CUPでKING剛を大差の判定で破り、第3代HOOST CUP日本スーパーフライ級王者に。8月にONE FF再出撃でモン・ヨッタサイにTKO勝ちして2連勝。9月のHOOST CUPではジョン・ヒョヌからパンチの連打でTKO勝ち、11月のONE FFではシラチャイを1RでボディブローでKOして3連続KO勝ちをマーク、ボーナスも獲得した。さらに2026年4月のK-1で第9代Krushバンタム級王者・黒川瑛斗を左ストレートでKO、7月のRIZIN広島大会で遥心に判定勝ちと連勝街道を驀進中。
アッタチャイはこれまで2度ONE FFに出場し、2026年3月にブルースリーに判定負け、スーパーチャンプにTKO負けと同じタイ人選手に連敗している。芝がONEで無傷の4連続KO勝ちをマーク出来るか、注目される。
『ONE Friday Fights 174』の第1試合には、森田奈男樹(エイワスポーツジム)が初参戦。ONEフェザー級(-70.3kg)キックボクシング3分3Rでオマール・エル・モラベト(モロッコ)と対戦する。
森田はフルコンタクト空手出身で第4回JFKO全日本選手権軽重量級優勝など数々の実績を持つ。2021年6月のKrushでプロデビューすると5連勝4連続KO勝ちをマークしたが、2022年4月にK-1初出場でジョムトーンにKO負けで初黒星。2023年3月、ベテランの山崎陽一に判定勝ちして再起したのもつかの間、7月に璃久にKO負けを喫した。12月にアリヤン・モハマディを左フックでKOして再起を飾るも、2024年5月のKrushで小田尋久にKO負け。
小田戦後、自身のSNSにて引退することを発表したが、12月に空手のワンマッチに出場。第2代BreakingDownバンタム級王者・大野篤貴に勝利した。その後、ONEで活躍するエイワスポーツ勢に刺激を受けたか、今回が復帰戦となる。戦績は6勝(4KO)3敗。
モラベトも今回がONE初出場。スペインとタイを活動拠点とし、ニックネームは“タフな男”。WSFCムエタイ世界王者で、欧州ムエタイ中量級の注目選手だという。ハイガードで前へ出てのワンツー、左右フックを得意とする。
空手の蹴り技で連勝するも、顔面パンチへの対応がまだ足りなかった森田だが、約2年ぶりの復帰戦で進化を見せることが出来るか。
また、『The Inner Circle 34』のメインイベントでは、スリヤンレック・ポー・イェンイン(タイ/Tor Sangtiennoi)が8月の交通事故から復帰。ONEフライ級(-61.2kg)ムエタイ3分3Rでルスタム・ユヌソフ(ロシア/Sinbi Muaythai/Tomahawk Kamilov Team)と対戦する。
スリヤンレックはラジャダムナンとルンピニーの2大殿堂でランキングに名を連ねたほか、タイのテレビマッチである『ワンソンチャイ』フェザー級王者の肩書を持つ。パンチを得意とするハードパンチャーで、激闘派ファイターとして名を馳せ、2019年12月のK-1名古屋大会に初来日。当時K-1スーパー・バンタム級王者の武居由樹と対戦。合計3度のダウンを奪われて判定で敗れるも、そのたびに立ち上がって武居に反撃。3R終盤には猛反撃に出て武居をヒヤリとさせた。
2020年2月にも再来日したが、軍司泰斗に判定負け。ONEには2023年7月の『ONE Friday Fights 25』から参戦し、ONE戦績は11勝(7KO)7敗。2025年3月の日本大会で龍聖に敗れた後は、2連勝して2連敗、また2連勝したが2026年5月にラマダン・オンダッシュに敗れた。11回のパフォーマンスボーナス最多獲得記録を持つ。戦績は86勝32敗。
ユヌソフは2024年3月からONE FFに参戦。初戦で日本の羅向に勝利すると、2026年5月までに無傷の8連勝(2KO)を飾った。通算戦績も17戦無敗。スリヤンレックにとっては厳しい相手が用意された。