修斗修斗
MMA
インタビュー

【RIZIN】シェイドゥラエフとのW王座戦に臨むAJ・マッキー「世界を乗っ取れるんじゃないかっていうぐらい調子はいい」「彼が経験したことのないところに引きずり込んでいく」

2026/09/08 14:09
 2026年9月10日(木)大阪・京セラドーム大阪『超RIZIN.5 浪速の超復活祭り』に出場する選手の個別インタビューが、8日(火)大阪市内にて行われた。  メインイベントのRIZINフェザー級タイトルマッチ&PFLフェザー級王座決定戦で、RIZIN王者ラジャブアリ・シェイドゥラエフ(キルギス)と対戦するPFLのAJ・マッキー(米国)が試合前の心境を語った。 早くRIZINルールで試合がしたい、待ちきれなかった ――現在の心境は? 「世界を乗っ取れるんじゃないかっていうぐらい調子はいい。2つのタイトルが懸かっているので、モチベーションはとても高いよ。自分としては日本に戻ってくる、そして世界チャンピオンになるための機会をずっと求めていたので、このようなタイトルマッチの機会、それも一つではなく、2つのタイトルがもらえる試合を日本でやるっていうことに関して全てが一致している。自分自身も日本に戻ってきたかったし、ファンの人たちも日本で自分の試合を見たかったと思うので、だいぶ時間がかかってしまったけれども、ようやくここでこのような機会が与えられて、すごくモチベーションは高い」 ――7月の記者会見では対面もしましたが、シェイドゥラエフ選手のファイターとしての印象を教えてください。 「彼はチャンピオンにふさわしい選手だと思う。たくさん練習するだろうし、覚悟が決まった選手じゃないかなと思っているよ。19勝0敗っていう素晴らしい記録も持っているので、何も悪く言うことは出来ない。本当にいい選手だとう」 ――そんなシェイドゥラエフ選手とはどんな試合の展開になるとイメージしているか教えてください。 「試合内容というよりも、最終的に自分の手が挙がればどうなっても構わない。2つのベルトが同時に自分の手元に来るっていうところがゴールなので、そこを目指してやってきた。僕たちがここへ来たのは相手を制圧して、名を轟かせるためだ。そういう意味では彼はただ僕の前に立っている一人の男に過ぎない。全ては明後日のため、 2つのベルトを持って帰国するため、そのために全部やってきた」 ――あなたがまた日本で試合をしてくれるのをたくさんのファンが待っていました。SNSでも日本のファンからのメッセージがたくさん来ていましたか? 「ちらほら来てるとは思うけれども、自分としては積極的にSNSはやってないんだ。また自分が世界チャンピオンになるため、そのために全力で集中してきた。自分が格闘家として、自分の生き様や、この作品を見せるために全身全霊を捧げてきたので、リングの中と外で常に自分を高める努力をしてきている。なかなか日本に来る機会もそんなにあるわけではないので、試合が終わった後は東京に戻って、どこかでファンたちと交流できるような機会が作れればいいなとは思っているよ。熱烈なファンの人たちに何か返せればなと思っている」 ――4年前のサトシ戦は、RIZINの11年の歴史でもナンバーワンのベストバウトだというファンの声も多いです。あの試合はあなたにとっても印象深いものですか? 「そうだね。自分のキャリアの中でも非常に印象に残る、トップどころに印象が残る試合だった。まず日本に来て試合が出来たこと、そしてRIZINルールで試合が出来たこと。サトシの柔術は自分のキャリアの中でもぶっちぎりで素晴らしい柔術だった。そういった選手と戦えたっていう部分も全部含めて、自分のキャリアの中でもお気に入りの試合になっているよ。  そんな強敵を相手に、彼のフィールドで、彼の分野で試合を進めることが出来た、そういう攻防があった。自分からダースを仕掛けたり、彼の三角絞めを回避したりとか、そういったやり取りもよく覚えているし、自分のMMAファイターとしての技術を思う存分見せることが出来た、証明できた試合だったと思う」 ――先日公開された動画で、弟のメイソンくん早くも日本の格闘技ファンに注目されているんですけども、いつ頃RIZINで戦えそうですか? 「彼はもうすでにグラップリングの試合はやっていて、MMAの試合もちょこちょこやっている。来月のランペイジ主催のイベントでMMAの試合をする予定になっているので、それをぜひ見てもらいたい。彼は本当に大したキャラクターだと思っているよ。本当に次の世代というイメージだ。もしかしたら18歳になる前に世界チャンピオンになるかもしれない。それくらいのポテンシャルを持っているので、育て方としては急いで育てるよりも、ゆっくりじっくりと育てるっていう選択肢もあると思う。最終的には自分の父親が行けると思ったら、本格的にやらせたいと思っている」 ――今の体重はどのくらいですか? そして、当日の体重はどのくらいなんでしょう。 「今現在は153ポンド(約69.4kg)ぐらい。試合当日は分からないけれど、だいぶ大きいビッグボーイになってるんじゃないかなと思うね。74kgか75kgぐらいにはなるかな」 ――前回のサトシ戦の時は仮想サトシの練習パートナーを用意しました。今回のシェイドゥラエフ戦に向けては、筋肉の塊のような相手を想定して何か準備したんでしょうか。 「今回は連れてきてはいない。強いて言うなら、昔からザ・ボディショップに所属してるカラリパヤット。彼は打撃が強くてムエタイ系の打撃の選手だ。基本的には自分を高めるため、自分のスタイルをより磨くための練習に集中してきたっていう感じだね。というのも、前回の対戦相手が今回の対戦相手と特徴もスタイルも似たような感じだったので、前回のファイトキャンプでやったことが今回活きるんじゃないかと思う」 ――今回、RIZINルールに決定しました。ユニファイドルールに慣れてる中で、4点ヒザやサッカーキックを実際に試合で使うことはなかなか難しいと思います。練習の中でどれだけRIZINルールを落とし込んでいたんでしょう。 「間違いなくそういった練習もやってきた。自分みたいにいかなる局面でも戦えるような選手になってくると、一つの技術とか一つの変化っていう部分をそつなく組み込むことが出来ると自分では感じている。距離も感覚もいろいろと変わってくるので、それを自分のスタイルに落とし込むことは難しいことではなかった。ナイフの決闘に拳銃を持ってくるような感覚かな。自分としては全く問題なく、練習中も常に笑顔で、早くこのルールで試合がしたい、待ちきれないっていう感じだったよ」 [nextpage] 自分のスタイルはどんな相手にとっても相性の悪いスタイル ――前回の日本での試合の際には、鎧を着用されて入場されたと思うんですけども、今回も何か考えていることがあれば、もしお教えいただけるのなら教えてください。 「前回みたいに15万ドルもかかるような衣装ではないけれども、ストリートウェアと格闘技の文化の両方に取り入れたような、カスタムな衣装を用意してきたよ。その中にキャラが楽しかったり、マスクをしたりとか、そういったものが組み込まれているものになる」 ――日本の格闘技ファンが勝敗予想したところ、約7割がシェイドゥラエフ選手の勝利を予想しました。この結果を聞いて率直にどう感じますか? 「それは試合結果を見て判断するしかないね。日本のファンはラジャブアリの試合をたくさん見る機会が多いので、そういうふうになるのは理解できる。でも、なぜラジャブアリにばかり注目してはいけないのか、改めて彼らに思い出させてあげようと思う」 ――RIZINの密着動画の中で、かなり自信満々な言葉が並んでたと思うんですけども、改めてシェイドライフ選手との相性について教えていただけますか? 「自分のスタイルはどんな相手にとっても、どんなスタイルにとっても相性の悪いスタイルだと思う。自分は相手がどんなスタイルだろうが、弱い部分を必ず発見して、そこを突いていくスタイルなので、どんな相手にとっても相性は良くないだろうね。  このマッチアップに関しては興味深く、お互いレスリングが凄く強い。シェイドゥラエフのグラップリングはまだ未知数。あと、分かる範囲ではパウンドがすごく強いと思う。スタイルの面では、私たちが組み合い始め、グラウンドで攻防を繰り広げ始めた時に、彼は驚かされることになるだろう。状況は少し厄介なものになるはずだよ。しかし、彼にはテイクダウンを決めて私をグラウンドに持ち込む能力も必要になる。それ自体が、すでに一苦労になるだろうね」 ――ちょっとフランクな質問をさせてください。前回日本に来た際に、日本のお菓子を好んでいたように見えて。計量後や試合後に食べてみたい日本のお菓子とかあれば教えてください。 「100%間違いなく、お菓子は持って帰る(笑)。お菓子を持って帰るための空のスーツケースを本当に持ってきているので、試合が終わったらスーツケースがパンパンになるまで日本のお菓子を入れて帰りたい。今もすでに買い集めているので、試合後は100%やりたい思う。日本のキットカットもたくさん買って帰ろうかなと。全部食べた後はきっとライト級の試合になるよ(笑)」 ――日本とアメリカで戦うことに対する環境の違い、歓声の違いはどうでしょうか? 「比べようがない。会場全体の空気だったり、お客さんの歓声、声援を送るタイミングとか盛り上がるタイミングとかは、日本のファンは格闘家をリスペクトしてるんだなと心から感じる。これはアメリカでは全く経験できないようなことだ。アメリカだとどっちが上になって、どっちがKOしてといった単純な部分でしか気にしてないと感じるけれども、日本のファンはテイクダウンひとつで沸くし、テイクダウンディフェンスひとつでも沸くし、ブーイングもない。そういった意味で日本のファンは格闘家をリスペクトしていることが分かる。あれだけの大人数の前で試合をする、そしてパフォーマンスもちゃんとやらなければいけないっていうのは、簡単ではないと理解してくれているのだと思う。  中にはすごく簡単そうに見せるファイターもいるけれども、実際はそんなことはない。自分の家でテレビで自分の試合を見てくれてる人たちもいるし、自分を応援してくれる街の人たちもいる。すべての人たちの期待がこの瞬間に全部集約されているのでプレッシャーはあるけれども、その中で試合をしなければいけないっていう大変な部分をとても理解してもらえているんじゃないかなと思う」 ――対戦相手は100%のフィニッシュ率でいまだに3Rを知りません。そういった部分は逆に自分自身のアドバンテージになると思いますか?逆に弱点をさらけ出すことができると思いますか? 「間違いなくそうです。自分の前回の対戦相手と似ていて、前回の対戦相手も2R以降は経験したことがなかった。そういった対戦相手を深海まで引きずり込んでいく、経験したことのないところに引きずり込んでいって、そこから彼がどれだけ勝利を欲しがっているのか、どういった真価を見せるのか。未経験の部分を経験させてやることによって、その選手の真価が見られると思うので、そこに連れていくことは一つのアドバンテージになると思うよ」
全文を読む

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.345
2026年7月23日発売
9.10『超RIZIN.5』でRIZIN&PFLダブル王座戦のシェイドゥラエフ&AJ・マッキー独占インタビュー。榊原CEO、野村駿太、クレベルも。K-1 朝久泰央×大久保琉唯×木村萌那
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント