2026年11月15日(日)東京・後楽園ホール『MAROOMS present KNOCK OUT.70』(U-NEXT配信)の対戦カード発表記者会見が9月29日(火)都内にて行われた。
KNOCK OUT-REDライト級3分3Rで、ゴンナパー・ウィラサクレック(タイ/ウィラサクレック・フェアテックスジム)と吉田凜汰朗(VERTEX)の対戦が決定。
ゴンナパーはタイで100戦以上のキャリアを積み、2010年から日本を主戦場に。日本人キラーとして名を馳せ、2016年9月からK-1グループに参戦。2018年4月に第5代Krushライト級王者、2020年12月に第4代K-1 WORLD GPライト級王者となった。2025年2月にKNOCK OUT初参戦。6月に重森陽太をKOしてKNOCK OUT-REDライト級王者となり、8月には下地奏人をKOした。しかし、12月の初防衛戦で久井大夢に延長戦で惜敗し、王座を奪われた。2025年2月のダイレクトリマッチはドロー。9月にチャド・コリンズからダウンを奪って勝利。戦績は121勝(28KO)32敗4分。
吉田は2023年9月、5年に渡り王座を保持していた畠山隼人をKOで破り、NJKFスーパーライト級王者に。この試合はNJKFの年間最高試合に選ばれた。2025年11月、切詰大貴との王者対決を制して『Road to Muay Thai』スーパーライト級トーナメント優勝者となり、2026年2月には元IBFムエタイ世界ライト級王者パイデンに判定2-1で勝利。8月、KNOCK OUTに初参戦を果たすもバズーカ巧樹に判定2-0で惜敗。戦績は17勝(3KO)11敗6分。入場曲は渡辺真知子の昭和の大ヒット曲「かもめが翔んだ日」。
会見で吉田は「このようなチャンスをいただけるっていうのは、本当に当たり前じゃないっていうのをしっかり自分に言い聞かせて、経験の差だったり、実力差あるっていうのは全て理解してるんですけれど、全てひっくり返します。自分が必ず勝利をもぎ取るので、がっつり注目よろしくお願いいたします」と、チャンスをつかみ取るとの意気込み。
迎え撃つゴンナパーは「今まで同様、全力で戦いたいと思います。今回のように新しく出てきた後輩たちと試合ができるのも、自分にとっては貴重な経験だと思っています。もちろん油断できない相手だと思っています。今まで同様、きっちり練習して仕上げて試合に臨みたい」と、全く油断はない。
今年はコンスタントに試合をしているが、一番のモチベーションは何かと聞かれると「自分がこうしてモチベーションを保つにはいろいろな要因があるんですけれども、自分にとっては身体を作り上げて、きちんと試合に臨むことが、一番大切なことだと思っています。その中で一番のモチベーションになっているのは、やはり家族だと思います」とした。
吉田はゴンナパーについて「ムエタイのファイターなんですけれど、攻撃型ムエタイというか、自分から作っていって、サウスポーなので左の攻撃だったり、距離も自分から入っていく距離で、距離感も素晴らしい」と評し、「そのムエタイだったり、ゴンナパー選手が今まで受けてきていない攻撃、セオリー通りの攻撃じゃない攻撃を今ジムで会長とともに作っているので、そこで勝負したいかなというふうに思っています」と、何やら秘策がある様子。
「自分のスイッチするスタイルを、さらに、もっと細かく深くというか。攻撃パターンだったり、本当にセオリーにない攻撃を、対応しながらしっかり戦っていきたいなって思っています」とヒントをあげた。
もしゴンナパーを敗れば現在空位となっているRED王座への道も開けるが、吉田は「タイトルがどうこうって言える立場ではないので、とにかくまずしっかりゴンナパー選手にめちゃくちゃ向き合って、準備をして、次につながるようなKNOCK OUTっていう舞台を理解した戦いをしたいなと思っています」と、そのことは考えず打倒ゴンナパーに集中したいとする。
前回の敗戦から気付いたことは、との質問には「お客様が一番見たいのがKOという部分で、自分の距離感から、またさらに近い距離での自分の作り方だったりとか、倒しに行く姿勢が、割と勝ちに行く姿勢の方が多かった部分があるので、倒しに行く姿勢で倒しきって、存在を証明したい」と、前回とは違う姿勢で行くとした。
OFGはそろそろしっくりくるようになってきたか、との問いには「グローブと距離感が全く違いますし、作り方も全然変わって来るんですけれど、OFG自体は自分的にすごい楽しいので、やらせていただきたいと思います」と、楽しさを感じているという。
全てをひっくり返すという力強い言葉の根拠は何か、と聞かれると「ゴンナパー選手と言ったら、格闘技界で知らない人はいないと思う。下馬評だったり、そういう部分も絶対にゴンナパー選手が圧倒的に、10-0ぐらいの予想になるのは自分でも理解してるんですけれど、本当に全てひっくり返して、自分の格闘技人生を変える一戦になると思っているので、しっかり準備して戦います」と、この試合に懸ける気持ちだと答えた。
では、自身が勝っていると思うところはどこか。吉田は「自分がゴンナパー選手に勝っている部分で言うと、まず手の長さだったり、距離的な部分で言うと圧倒的有利な部分であるので、そこをしっかり活かしながら戦っていきたいと思っています」と、リーチの長さや距離の長さを挙げた。
一方、ゴンナパーは身長差(ゴンナパーが167cm、吉田が178cm)については、「これまでも背の高い選手と何回も戦ってきてるので、全く問題ありません」と気にならないとする。
この試合をクリアして、年内にでもRED王座を取り戻したいか、との質問には「もし年内にでもそのようなチャンスがあれば、自分にとってとても嬉しいことです。絶対にチャンピオンに返り咲きたいと思っています」と、王座返り咲きに意欲を見せる。
吉田の、格闘技人生を変えるぐらいの気持ちで挑むという気持ちをどう受け止めるか。ゴンナパーは「自分としても自分の存在というものを、新しく出てきている後輩たちに証明したいと思います」と、自分の存在を知らしめる試合にすると答えた。
最後に吉田は「本当にしっかり全身全霊で準備をして、この試合を勝ち抜きたいと思います。ぜひ注目してほしいです」、ゴンナパーは「ファンの皆様、11月の試合、ぜひ自分たちの試合に注目していただいて、また声援をいただきたいと思っています。その声援に応えられるように、きっちり全力で自分の仕事を成し遂げたいと思います」と、それぞれファンへメッセージを送った。
また、会見で山口元気KNOCK OUT代表は「REDライト級、本当に熱いですよね。今どんどんまた新しい選手が入ってきて、また近々発表できると思います」と、REDライト級に新たな選手が参戦してくることを予告した。